3か月間学校が休校だった中で、6月22日から一斉登校となりました。
手間と時間をかけた子どもたちの心のケアが求められるのに、区はつめ込み教育、3密を作る学校統廃合、区独自の学力テストを行うという実態が明らかになりました。
「3密を防ぎ、子どもの不安な状態を把握して柔軟な教育を行う」とは全く違う対応となりました。
「3密対策に逆行」少人数学級を拒否
国は20人学級が望ましいとし、全国の知事会も20人学級にしないと密を避けられないと提言しているのに、足立区は6×6=36人で密は防げると言い放っています。
さらに区は今議会で北鹿浜小と鹿浜西小の統廃合を進めるため、統合新校の場所となる旧鹿浜中の解体工事決定を強行しました。
3密を防ぎ子どもたちを守るためにも今こそ少人数学級が必要です。
そのために区はありとあらゆる努力をすべきなのに、少人数学級を拒否し抜本的対策は行おうとしない姿勢は問題です。
学力テストは中止を!
コロナ禍のもと国や都は、今年度の学力テストを中止しました。
足立区は当初、「今年度の学力調査の一斉実施は行わず、学校ごとの資料として活用」としていましたが、実際は、一斉登校が始まる前に学力テストの提出期限を決めてしまいました。
現場からは怒りの声があがっています。
日本共産党は、3か月の一斉休校で心のケアが必要な子どもたちに、過度な負担となる学力テストは中止すべきと強く求めました。