Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

(Voicy連携)TOEIC (L&R)の得点を上げる方法! (Part 1 and Part2)

2023-02-24 | TOEIC
 ■聴き方と問題を解くリズムが重要!(Part2)

他人の言葉を理解しようとする時に必要なことって何でしょう?それは、その話への興味です。人は興味がないものについては聞く耳を持たない、ですよね?興味の無いものは、聞こえてはいても、頭には入ってこないってことです。誰かと二人っきりで話していても、他のことをふと考えると、相手が言っていることがわからなくなって、「ねぇ聞いてる?!」って怒られることってありますよね。そこなんです!英語の試験問題も同じです。問題を聞く時に、興味を持って聞く事ができるかどうかが理解の鍵になります。もちろん、試験なんですから、そこで出る会話なんかに本当は興味なんかあるわけないですよね。でも、「理解する」、一時的にでも「頭に記憶する」という目的を達成するためには、それなりの興味を持つこと、つまり、聞くモチベーション(動機)が必要になるわけです。そして、その動機をいかにして意識して作るか。それが理解の鍵になります。「でも、どうやってそんなこと出来るのか?」ですよね。その答えは、想像力の発揮です。

つまり、質問文が会話だったら、その会話の中に自分がいることを想像する。二人の会話だったら、自分はその二人の間にいる。つまり、自分の右と左にその二人がいて、自分はその真ん中にいて、あ、そう、なるほどね〜、って話を聞いている状況をイメージします。自分が実際にそういう状況に置かれたら、二人の話、しっかり聞かざるを得ませんよね。急に、「ねえ、聞いてた!」みたいに言われたら困ちゃいますからね(笑)。これが仕事の話だったら、聞いてなかった、じゃすみませんよね。もし、質問文にあたるところが何らかの会議の案内だったら、皆さんはそのアナウンスしている人の前にいて、話を聞いている状況をイメージする。つまり、その人が自分に何らかの情報を与えてくれている、と想像して聞くことです。また、留守電に残ったメッセージが問題文なら、そのメッセージを自分が受けていると想像することです。

簡単に言うと、すべてにおいて、臨場感を持つ、ってことです。よくリスニング試験で、問題文を訳そうとする人がいますが、それはだめです!リスニング試験、訳す時間なんかありません。わかるものはわかる!わからないものはわからない!と割り切ることが大事です。そして、わかるものがわかるようになるためには、「話(問題文)を理解するためにベストな心理的状態を作る!」ということが最も重要です。問題の英語を「問題」として聞くのではなく、自分に関わる、自分にとって大事な話をその場で聴いているという姿勢、マインドセットを持つことです。そうすれば、わかるものはわかります。わからないものはわかりません。それでいいのです。そうすれば、実力に合った、いや、実力以上の点数が間違いなく取れます。

これでリスニングの点数は数十点上げることができます。では次はリーディングの点数を上げる方法ですが、これは極めてシンプル、かつ、即効性があるので、必ず実践してみてください。その方法とは…自分をせかすことです!別の言い方をすると、問題を解く速度を上げること、スピードアップすることです。動画を早く見たいときに倍速再生っていうのがありますよね。あれ、再生スピードは上がっても、理解できますよね。つまり、理解できるものは、少々早くなっても、脳は認識できるということです。なのに、リーディングの時間が十分ないと嘆いている人達に限って、一つ一つの問題を読む時間が長い!わからないものは、ゆっくり読んでも、早く読んでもわかりません。ならば、できるだけ早く目を動かして、また、理解するスピードを上げて問題をこなす。そうすれば、最後の問題まで終わらせることができるはずです。まずは、正答率にこだわることなく、リーディングの全問を終わらせることに集中することです。それは決して難しいことではありません。試験を受けている自分の行動を意識して何倍速かにすればいいだけです。やっていることは同じです。ただ、それをスピードアップすればいいだけです。頭はフル回転ですから忙しいですよ〜でも、やっていることは同じですから、正答率はさして変わりません。わかるものはわかるし、わからないものはわからない。ただ、それをすることで、全ての問題をこなすことが出来たら、それは間違いなく、得点アップに繋がります。何もしないでただBとかを塗りつぶしていたと比べれば、まず、2、3、十点は上がるはずです。リーディングセクションに入ったら、自分を「せかす」!リズムを取りながら、早く、早く問題を読む、回答を読む、答えを探す。そのリズムを崩さずに最後の問題に到達することを目標に頑張る。難しくはないです。ただ、そのリズムの取り方を工夫する必要はありますが、慣れれば自分のリズムが生まれます。最後の問題まで行ける自分なりのリズムを見つけてください。そうすれば、今の実力でも、点数は前より2、3十点は上げることができるはずです。

今回はTOEICテストの点数を、今の実力のままで数十点上げることができる方法についての話でした。是非だまされたと思って一度実践してみてください。必ず成果が現れると確信しています。頑張ってくださいね。では、今回はこの辺で。ナオキでした。



(Voicy連携)TOEIC (L&R)の得点を上げる方法! (Part 1 and Part2)

2023-02-23 | TOEIC
 ■聴き方と問題を解くリズムが重要!(Part1)

皆さんこんにちは、Naokiです。英語を勉強していたら、やっぱり英語の試験を受けて、高い点数を取りたいですよね。英語の試験と言えば、英検、TOEIC 、TOEFL、 IELTSなどいろいろありますが、その中で、日本社会でもっとも有益と思われのが、やはり、TOEIC試験です。そこで、今回は、TOEICで、今の実力のままでも点数を上げることができる方法についてお話ししたいと思います。これを実践すれば、間違いなく何十点かは上げることができるはずです。実際、これまで,このアドバイスを聴いて実践した学生は、次に受けた試験で点数がグッと上がった、と、その成果の報告をしてくれました。 うれしい限りです。次回、TOEIC試験を受けられる時には、今回の話を思い出して、是非実践してみてください。では、その方法について。まずはリスニングから。

リスニングの点数を上げるための方法には、問題文及び質問文の聞き方に関するテクニック的なものと、リスニングに臨む際の姿勢、メンタル的なものの二つの側面があります。まずはテクニックについての話です。問題文の聞き方で最も大事なこと。それは、強く発音される言葉を意識して頭に残すということです。強く発音される言葉は、名詞、動詞、形容詞、副詞という、文章の内容を伝える言葉、コンテントワード(内容語)と呼ばれるものです。それと反対に弱く発音されるのが、機能語と呼ばれる、重要な意味を持つコンテントワードを繋ぐ接続詞や関係代名詞、あるは、冠詞や助動詞といった、時には文法語、などと呼ばれる言葉です。文章の重要な意味は、コンテントワードが示すわけですから、それらがわかれば、後はそれらを繋げて全体で何を伝えようとしているかを想像することで、全体の意味をなんとか理解できます。コンテントワードのことを、強く発音される言葉という意味で、ストロングワード、その他の弱く発音される言葉のことをウィークワード、あるいは、スモールワードと呼ばれることもあります。リスニングの問題文を理解するためには、まずストロングワードに集中し、その音、意味を頭に残すように努力しましょう。文法力が上がり、耳が良くなってくれば、ウィークワードも多く聞こえるようになります。

次に、質問文の聴き方についですが、一番重要なのは、最初の言葉です。Where, what, whyといった疑問詞から始まるのか、助動詞やbe動詞から始まる、Yes, Noクエンチョンなのか、です。問題文を理解しようといろいろ考えていたら、あるいは、すぐ前の質問について考えていたら、次に来る質問の、最初の言葉を聞き逃したって経験ありませんか?私はあります。質問の最初の言葉を聞き逃したら、まず正しい答えを選ぶことはできません。質問文を聞く際は、いったん思考を止めて、その最初の単語、言葉に集中して、質問の形を理解することです。そうすれば、答えとなるであろう、文の形を想像できることから、正しい答えを選ぶ可能は高くなります。リスニングの点数を上げるための二つのテクニック。それは、問題文はコンテントワードに集中すること。そして、質問文は、その最初の言葉に集中!です。では、次はメンタルな部分です。(End of Part 1)


問答シリーズ4「TOEICのリスニング…いい点数取れる方法…?」

2020-04-25 | TOEIC
Question 4: TOEIC試験のリスニング、特に会話とか、アナウンスのところですが、いい点数が取れる方法を教えてくれませんか?(Dさん、47歳、外資系会社員、男性(…のつもり))

Naoki: なるほど。いい点数を取るための方法ですか?ところで、Dさんはどうやって理解しようとしてます?

Dさん: そうですね〜しっかり聞いて出来るだけ早く訳すようにしてる…かな?

Naoki: 訳す?それじゃあ時間がなくなるでしょ。

Dさん: その通り。訳している間にどんどん先に行っちゃうので、そりゃあもうしんどいし、聞き終わってまだ十分訳せてないのに質問の答えを探さなきゃいけないから、そうしてるとすぐに次の質問が始まって、パニック!頭が真っ白になっちゃう。そんな感じですかね〜、いつも。

Naoki: なるほど。よくわかりますよ。僕も昔はそうでしたからね。ではまず、聞く姿勢についてですが、どんな心構えで聞いてます?

Dさん: 心構え、ですか?心構えって言われても…そうですね〜、これから英語の音が流れる。それを集中して聞いて、できるだけ早く訳して、理解していこう、って感じですかね。

Naoki: う〜ん、なるほど。じゃあ、あんまり人の話を聞こう、って感じじゃないですよね。

Dさん: 人の話って、問題の文章でしょ?

Naoki: そうですね、確かに。でも、その文章は会話だったり、アナウンスだったりするわけですよね。つまり、人が、誰かがあなたに話かけている、みたいな。

Dさん: はあ?言ってる意味がよくわかんないですけど…。リスニングの試験だから集中して聞いているわけで、それを訳して理解しようとしているわけだから、別に誰かが自分に話しかけているなんて感覚は、さらさらないですよね〜。自分とは関係ないわけですから。

Naoki: 僕が言いたいのは、こういうことです。人の言葉を理解しようとする時に必要なのは何か?まずその話への興味です。人は興味がないものについては聞く耳を持たない。でしょ?明日のゴルフの準備をしている時に奥さんが今日デパートで見つけた素敵なドレスの話をし始める。それがどこのブランドで、友達の誰が持っていて、色、柄はどんな感じで、って話が進む。あなたは時折、あ、そう、ふ〜ん、とか言う。そうすると奥さんが、聞いてるの?って、ちょっと大きい声。聞い〜てるよ〜、って答えるあなた。でも本当はちっとも聞いてやしないんですよね。さて、そんな時にあなたのいい加減な返事に頭にきた奥さんは言う。「じゃあ、質問よ!」おっと、そんな質問に答えられるわけないですよね〜だって適当に聞いたふりしてるんですから。

Dさん: そう、そりゃあ、無理ですよ。あ、そういえば、昨日そんなことあったなあ。いや、その時はね。家内がぐたぐた言ってたんですよ。気に入っただとか、誰それが何か持ってるとかね。まあ、聞いてませんけどね(笑)。ただ、その中で急に値段が出てきたんですよ。10万とかなんとかね。いや、それからというものは、まあ、大変。しばし戦争状態でした。実はまだ引きずってるんですけどね〜。

Naoki: ま、それはともかく…つまり、興味の無いものは聞こえない。興味があるものは聞こえる、ってことですよね。そこなんです!試験の英語、問題を聞く時に、興味を持って聞く事ができるかどうかなんです。もちろん、試験なんだから、ホントは興味なんかあるわけないですよね。でも、理解するという観点からすると、興味、つまり、聞くモチベーション(動機)がいるわけです。その動機をいかにして意識して作るか。それが理解の鍵になるんです。

Dさん: でも、どうやってそんなこと出来るんですか?

Naoki: それには想像力を発揮することです。つまり、会話の部分だったら、その会話の中に自分がいることを想像する。二人の会話だったら、自分はその二人の間にいる。つまり、自分の右と左にその二人がいて、自分はその真ん中にいて、あ、そう、なるほどね〜、って話を聞いている状況をイメージするわけです。そういう状況なら、二人の話、しっかり聞かざるを得ませんよね。だって、後で、「あなた、聞いてた!」みたいに言われちゃいますからね(笑)。これが会社だったら、聞いてなかった、じゃ話終わりませんよね。そして、アナウンスの理解の場合は、あなたがそのアナウンスしている人の前にいて、話を聞いている状況をイメージする。つまり、誰でもない、その人が自分に何らかの情報をくれている、と想像して聞くことです。つまり、すべてにおいて、臨場感を持つ、ってことですかね。

Dさん: なるほど〜問題の英語を「問題」として聞くのではなく、会話なら、その会話が自分の仲間内で自分の耳元で行われている、自分もその会話の輪の中にいるってイメージするわけですね。アナウンスだと、自分がその場所にいて、その人から話を聞いているってイメージするわけですね。なるほど。でもそれで本当に点数上がるんでしょうかね〜。わかるようになります?

Naoki: いいですか。この事はしっかり覚えておいてください。わかるものはわかる!わからないものはわからない!この臨場観を持つためのイメージは、わからないものがわかるようになるためではなく、「わかるものをわかるようにするための方法」なんです。つまり、「話(問題文)を理解するためにベストな心理的状態を作るためのもの!」で、今のあなたの英語力を最大限に発揮させるためのものだということを理解してください。その上で、毎日コツコツと英語の勉強を続けていくことです。いいですかね?では、今日はこのへんで。TOEIC試験頑張ってください!あ、奥さんの話、しっかり聞いてくださいね。家庭円満がなりより…(微笑)
(End of Story)