日本人の英語学習者は、私を含めて、中学校から大学まで、そして働き始めてからもずっと、長い期間と時間をかけて英語を勉強してきましたよね。でも、いっこうにうまくならない、いろいろ勉強してきたけれど、なんか伸びていないように思う。そんな人たちって、結構多いんじゃないでしょうか。英検やTOEICやTOEFL等の英語試験では、そこそこ伸びてはいるけど、なんか自分では英語力が上がったっていう実感がない。「映画やドラマの英語がわからない」「ニュースを聞いてもよく理解できない」「会話は苦手」「英文がうまく書けない」等々、人によって違いはあるものの、それなりの悩みがあるものです。でも、「これから英語は必要だし、英語は好きだから勉強は続けるつもり」と考えている皆さん、その「勉強」って、何のための勉強か、考えたことありますか?
自分なりの英語学習法(単語帳を覚える、ニュースを聞く、ペーパーバックを読む等)が効果的かどうかは、その目的が何かを知らないのでは、なんとも言えませんよね。自分が身につけたい英語力は「どのような英語」のためなのか?そこを理解することが大事だと私は考えます。日本の公的英語教育にはその視点が欠けており、それがゆえに日本人の総体的英語力は、いつまで経ってもアジアでも下位に位置しているのだと思います。教える方も、学ぶ方も、どんな英語を教えるのか、あるいは、学ぶのか、そこを理解することが効果的英語学習には重要だと考えます。ただ漠然と英語を勉強するのではなく、ある特定の英語を意識して、そのための勉強をする。そうすれば、きっと「英語が伸びた!」という実感を時折持ちつつ、英語学習を継続できるはずです。
前置きが長くなりました。すみません…。そこで私は、私たち英語学習者が学ぶべき英語を以下のように分類することを提唱します(あ、現時点では…です)。そして、その目的とする英語の種類によって、学習法を変えるべきことを推奨したいと思います。以下、その英語の種類とその英語が持つ属性(特徴)を記します。
1) English for Self-expression:(自己表現のための英語)
例)自己紹介、プレゼン、メール・手紙・指示文等を書く
①Mode: 口頭と文字
②情報伝達方向:一方的
③Style: Active(能動的)
④制約:原則なし(即興を除く)
⑤セルフコントロール:可能
2) English for Written Information(文章を理解するための英語)
例)英字新聞、雑誌、本(含、専門書)、メールニュース等を読む
①Mode: 文字
②情報伝達方向:一方的
③Style: Passive(受動的)
④制約:ジャンル
⑤セルフコントロール:可能 *試験を除く
3) English for Interactive Communication(相互理解のための英語)
例)日常会話(ショッピング、友人との会話)、ディスカッション、交渉等
①Mode: 口頭
②情報伝達方向:双方向
③Style: Active(能動的)
④制約:時間、話す相手の存在
⑤セルフコントロール:可能
4) English for Oral Information(口頭での情報を理解するための英語)
例)ニュース、説明、指示、プレゼン等を聴く
①Mode: 口頭
②情報伝達方向:一方的
③Style: Passive(受動的)
④制約:時間、ジャンル、サウンド
⑤セルフコントロール:不可能
5) English for Entertainment(楽しむための英語)
例)映画、ドラマを観る
①Mode: 口頭
②情報伝達方向:一方的
③Style: Passive(受動的)
④制約:時間、文化、ジャンル、サウンド
⑤セルフコントロール:不可能
この分類がどのような意味を持つのかについては、次回触れたいと思います。「え、何となくわかる?」ですよね〜。では、とりあえず、この5つの「英語」について、じっくり考えてもらえれば幸いです。Thank you for reading, guys! Nao
自分なりの英語学習法(単語帳を覚える、ニュースを聞く、ペーパーバックを読む等)が効果的かどうかは、その目的が何かを知らないのでは、なんとも言えませんよね。自分が身につけたい英語力は「どのような英語」のためなのか?そこを理解することが大事だと私は考えます。日本の公的英語教育にはその視点が欠けており、それがゆえに日本人の総体的英語力は、いつまで経ってもアジアでも下位に位置しているのだと思います。教える方も、学ぶ方も、どんな英語を教えるのか、あるいは、学ぶのか、そこを理解することが効果的英語学習には重要だと考えます。ただ漠然と英語を勉強するのではなく、ある特定の英語を意識して、そのための勉強をする。そうすれば、きっと「英語が伸びた!」という実感を時折持ちつつ、英語学習を継続できるはずです。
前置きが長くなりました。すみません…。そこで私は、私たち英語学習者が学ぶべき英語を以下のように分類することを提唱します(あ、現時点では…です)。そして、その目的とする英語の種類によって、学習法を変えるべきことを推奨したいと思います。以下、その英語の種類とその英語が持つ属性(特徴)を記します。
1) English for Self-expression:(自己表現のための英語)
例)自己紹介、プレゼン、メール・手紙・指示文等を書く
①Mode: 口頭と文字
②情報伝達方向:一方的
③Style: Active(能動的)
④制約:原則なし(即興を除く)
⑤セルフコントロール:可能
2) English for Written Information(文章を理解するための英語)
例)英字新聞、雑誌、本(含、専門書)、メールニュース等を読む
①Mode: 文字
②情報伝達方向:一方的
③Style: Passive(受動的)
④制約:ジャンル
⑤セルフコントロール:可能 *試験を除く
3) English for Interactive Communication(相互理解のための英語)
例)日常会話(ショッピング、友人との会話)、ディスカッション、交渉等
①Mode: 口頭
②情報伝達方向:双方向
③Style: Active(能動的)
④制約:時間、話す相手の存在
⑤セルフコントロール:可能
4) English for Oral Information(口頭での情報を理解するための英語)
例)ニュース、説明、指示、プレゼン等を聴く
①Mode: 口頭
②情報伝達方向:一方的
③Style: Passive(受動的)
④制約:時間、ジャンル、サウンド
⑤セルフコントロール:不可能
5) English for Entertainment(楽しむための英語)
例)映画、ドラマを観る
①Mode: 口頭
②情報伝達方向:一方的
③Style: Passive(受動的)
④制約:時間、文化、ジャンル、サウンド
⑤セルフコントロール:不可能
この分類がどのような意味を持つのかについては、次回触れたいと思います。「え、何となくわかる?」ですよね〜。では、とりあえず、この5つの「英語」について、じっくり考えてもらえれば幸いです。Thank you for reading, guys! Nao