Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No.18)

2006-11-30 | Weblog
表現18)Nothing is more A than B(BほどAなものはない、Bが一番Aだ!)

 「いったい何を言ってるの!」てですか?スンマセン…。確かに上の言い方じゃ何を言ってるのかわかりませんよね、どこかの文法書じゃあるまいし。わかりました!ではわかるように説明いたしましょう。
 まず「Nothing is more A」は、「何も、よりAではない」ってことですね。Aは「more」の後に来るものですから、形容詞ですね。つまり…

more beautiful, more exciting, more important, more valuable, etc.

みたいになるわけです。例えば、「Nothing is more important」だと、「何も、より重要ではない」になります。
 しかし、「more」を使えば必ず出てくるものがありますよね。「more」は比較の言葉ですから、比較されるものが必要。そこでそれを導くために「than(よりも)」という前置詞を使う。そして前置詞の後に来るのは、もちろん、名詞、でしたね(名「詞」の「前」に「置」く言葉=前置詞)。と言うことは、「than B」=「than+名詞」となり、意味は「(名詞)よりも」になりますね。
 では先程の「Nothing is more important」の後に何か「than B」にあたる文言を付け加えてみましょう。すると…

 Nothing is more important than life.
 (何も命より重要ではない→命ほど大切なものはない)

といった文が出来ますね。ここで考えてみてください。我々日本人の頭に浮かぶのは、すぐ上の文を例にとると、「命ほど大切なものはない」の方であって、「何も命より大切ではない」ではないですよね。つまり、私達の頭では「何も大切ではない、命よりも」といった発想はないわけです。日本語では、「命ほど」を先に言い、聞き(読み)手に中心のテーマ、内容(この場合は「命」)をすぐ知らせ、「それがどうしたか」を後に言って文を完結させるという構造をとります。それが自然な理解に繋がります。
 ところが、英語ではその最も重要なテーマにあたるもの(life/命)が一番最後に出てくる。つまり、「何も、より大切ではない…(何が?)…命が(ああ、なるほど)」となり、その構造は我々の頭には複雑なものとして理解されます。常に意味上一番大事なものが最初に来る(ほとんどの場合ですが)言語を持つ日本人にとって、意味のないもの(Nothing(何も))が最初に来てもイメージが湧かず、その理解の土俵(?)がすぐに出来ないことで頭が混乱してしまうわけです。少なくとも、その構造に慣れ、脳が自然にその文型を受け入れるようになるまでは。
 でも、英語ではなぜそうするのか?では「命」を一番始めにして文を作ってみましょう。

Life is more important than anything else.
(命は他の何よりも大切だ)

どうですか?もう一度読んでみてください。そして、次の文も。

Nothing is more important than life.
(何も命より重要ではない→命ほど大切なものはない)

どちらの方が最も大事なもの(テーマ)を強調している文型だと思います?僕は~やっぱり下の方ですね。皆さんはどうですか?きっと下の方の人が多いんじゃないでしょうか。そこで、この「Nothing is more A than B」の文(構文)は、Bを強調する文型、一種の強調文だと理解してください。つまり、何か強調したいものがあって、それが一番だ!と言いたい時に使う文型、と理解してください。そのレシピ(!?)は以下のとおりです。

(「Nothing is more A than B.」の作り方)
1 一番だ、と言いたいものがあったら、それを英語に換える。
2 それのどの辺が一番か、それを述べる形容詞を見つけ、それを英語に換える。
3 今見つけたばかりの形容詞の英語を「Nothing is more」に続けて言う。
4 その後に「一番のもの」をthanに続けて言う。 (以上)

どうですか、簡単でしょ?自分でいろいろ作ってみてくださいね。これはまたいろいろ応用もできますので、まずはオリジナルレシピをしっかり理解してからいろいろアレンジしてみてください。では幾つか例を挙げておきましょう。

(オリジナルレシピ編)
Nothing is more tasty than toro(さしみのとろ).
Nothing is more relaxing than listening to classic music.
(応用編)
Nothing is harder than diamond.
No one runs faster than Tom.

では、皆さんお待ちかね(!?)の会話文です。どうぞ!

(at an Italian restaurant)
Naomi: Wow, this is a beautiful restaurant.
Nao: It sure is. But, nothing is more beautiful than you, Naomi.
Naomi: Oh, thanks. Now, I wanted to ask you something, Nao.
Nao: What is it?
Naomi: Who is Emily?
Nao: Emily? Ah, I have no idea. I wonder if there is anyone by name of Emily...?
Naomi: The girl you were dating the other night at the mall. Remember?
Nao: Ah, that Emily! She, she is my distant relative who came to visit me by surprise, and...
Naomi: Ah, come on, Nao. Nothing is disgusting than hearing a bunch of lies. I'm leaving!
Nao: Wait! Gee. Nothing is worse than paying for an uneaten meal. Ah, waiter! Can I cancel one meal...please!

 皆さんはこんなことがないように、十分気をつけてくださいね。では今日はこの辺で。See you tomorrow, guys! nao(N.N.)(C)2006


「使える英語表現」(No.17)

2006-11-29 | Weblog
表現17)between you and me (???)

 さて、今回の表現はと言うと…。「あ、日本語訳が書いていない…」ですね~。この表現はどんな時に使うのか、皆さん、考えてください。では、どうぞ!
 「え、簡単じゃん。あなたと私の間、でしょ?」
なるほど。例えば「Let's put the box between you and me.」みたいな感じかな?(いったいどんな状況なのか、若干ミステリーですが…)物理的な状況の描写であれば、それでいいですね。でも、それじゃあ、問題としては簡単過ぎる。ですよね?では、以下の文を読んで、僕が求めている解答をお願いします。

(in the corridor)
Nao: Oh, hi, John. Do you have a minute?
John: Sure. What is it?
Nao: Could you come over here? A little closer.
John: Okay, but what? Any problem?
Nao: Well, I have something to tell you about our boss. This is kind of secret. So, it is just between you and me. Okay?
John: No problem. I'll never say a word to anyone. Believe me.
Nao: I trust you, John. You know whatノ

 はい、解答をどうぞ。「…」そうですね、この場合の「between you and me」は、「ここだけの話で」とか「ないしょの話として」って意味ですね。「あなたとわたしの間(だけで)」って語感は、日本語にも通じるものがあるのでわかりやすいですよね。ところで、相当昔の話しですが、アメリカのテレビのnews showでインタービューを受けていた女性(仮にBettyとでもしておきましょうか)が、reporterのかなりするどい質問にたいして、こういった感じのことを言ったんです。

Betty: Okay. I'll tell you something I know. But, this is strictly between you and me. Okay?

そして、言っちゃったんですね~かなりスキャンダラスなことを(大変!)。「between you and me」で「他言無用」の念を押したのはいいんですが、問題はそれを言った場所が何百万という視聴者がいる人気のニュース番組(news show)…。笑い話じゃすまない事態になっちゃったわけです。皆さんも、「between you and me」を使う時は、しっかり場所、そして話す相手を考えて使ってくださいね。
 ついでながら、相手がそう言った時に「信じてよ」って言いたければ、「You can take my word for it.」「Trust me.」なんかがよく使われるかな。あと、「between you and me」の代わりに「between ourselves」も使えますので、覚えておいてくださいね。
 今日は結構わかりやすい表現だったと思います。この言い方、知らないお友達にも是非是非教えてあげてください。決して「between you and me」にしないように…。Okay? Good. I will take your word for it. I think this is all for today. See you, guys. Have a good one! nao(N.N.)(C)2006


「使える英語表現」(No.16)

2006-11-28 | Weblog
表現16)What do you make of it?(それをどう思う?)

 さて、今回は珍しい、とは言っても、映画なんか見ていたら結構良く聞く「make」のちょっと変わった使い方についての勉強です。「make」って動詞はいろいろな使い方がありますが、僕は基本的には日本語で言う「作る」って意味がその根っこにあるって考え方でいいと思います。もちろん、「使役」って言うんですか、「させる」みたいに使う事もあったり、「I could not make it.」みたいに、「間に合う」といった意味になる場合もありますけどね。ん…その場合も、「作る」→「作り上げる」→「やりとげる」→「成し遂げる」→「やり遂げる」→「なんとかする」→「なんとか間に合う」ってなるのかな?そう、やっぱり「作る」から来ているって言えるような気がしますね(判断は皆さんにお任せします…)。
 では、今回の「make of」について。上の訳から言うと、「make 」自体では「思う」という意味で、「of」は「について」くらいでしょうか。ではなぜ「make」が「思う」になるのか?「What do you make of it?」を他の表現で言い換えると以下のようになります。

 What conclusion do you draw from it?
(あなたはそれからどんな結論を導き出しますか?)

くらいの意味でしょうか。この言い換えから類推すると、「make」は何らかの「考えを作る」→「考えを持つ」って意味になりますね。そう、例えばこんな表現もありますね。
□ make a decision □make a judgment □make up one's mind
これらの「make」も「何らかの意思を持つ」といった意味合いで使われているような気がしますね。
 と言うことで、「What do you make of it?」は、「あなたはそのことについて、どんな考えを持つ(創る)に至りましたか」→「あなたはそのことについてどう思いますか?」となり、冒頭の「それをどう思う?」になるわけです。
 「ちょっと待ってよ。じゃあぁ、What do you think of it?と一緒じゃない?」てご質問。ごもっとも!基本的な意味は変わらないみたいですね。ネイティブ数人に聞いてみたところ、その違いははっきりしていなかったです。しか~し、微妙な違いはあるような…。その違いがあるとしたら、「What do you make of it?」の場合は、ただ漠然と「思う」のではなく、それなりの考えをめぐらして、その結果としての思い、考え、説明を相手に求めていると考えられます。もちろん、文脈あるいは語調から、「What do you think of it?」も同様のものを求める表現として使えなくはないですが…。ともかく、相手の意見を聞く時の表現として、特に相手の分析結果、説明等を聞きたい時の表現として「What do you make of it?」という表現がある、よく使われるってことを知ってもらえれば、それで結構かと思います。一度まず使ってみてください。では、お約束の会話文です。どうぞ!

(at a college cafeteria)
Nao: Hi, Phil. I have at last finished my paper for the History class. I do need to pass it for promotion. Could you take a look at it?
Phil: Sure. (reading the paper) Okay...you got that point here and...
Nao: So, what do you make of it? Can I pass?
Phil: I guess so. You have discussed all the points Mr. Smith raised in his class.
Nao: Great! Thanks, Phil. I'll buy you a cup of coffee. Let's go.

よかったですね、うまく書けて。そうじゃないと留年ですからね~。僕もうまく書けないと皆さんからお叱りのお言葉が…。こわい、こわい。これからも精一杯頑張りま~す。ということで、今日はこの辺で。では…See you tomorrow, guys! Yes, I will try to write up a new article tomorrow too. Bye for now! nao(N.N.)(C)2006

「使える英語表現」(No.15)

2006-11-27 | Weblog
表現15)This song reminds me of my mother.(この歌を聞くと母のことを思い出すわ。)

 皆さんはここで使われている「remind」、使ったことありますか?え、ある?じゃあ、もう言わない…。じゃなくて、それなら今回は読まなくてもいいで~す。いや、読んでくれるとうれしいかな、やっぱり…。では、まずは形から見て行きましょう。以下を見てください。
□(A)remind(B)of(C)
(AはBに C のことを思い出させる、連想させる)
となります。では動詞「remind」について。なぜ「remind」が「思い出させる」「連想させる」になるのか?「remind」をよくよく見ると、「re+mind」ですよね。まずは「mind」の意味はと言うと…。「心」「気持」、ですよね。でも、それは名詞だから、ここは動詞の意味を探す必要あり。そう、「Do you mind?(気にしない?)」とか「Mind your own business.(余計なお世話。あなたには関係ない。)なんかに使われるやつですね。意味は~「気にする」「気を付ける」みたいに、良きにしろ悪きにしろ、「気にかかる」って感じですね。
 そうすると、もとに戻って、「re」(再び、また)がその前につくわけなので、「remind」は「再び気にかかる」あるいは「また心にそのことが浮かぶ」って感じの意味になる。そこで、「思い出す」「連想する」といった意味合いが出てくるわけです。ただ、気を付けなければいけないのは、この場合、この動詞は他動詞だということ。「他動詞?またやっかいなことを…」って思ってます?では、ちょっとだけ。
 他動詞とは、一人(?)では生きて行けない(?)、つまり、「他」の者(?)がいなければ存在できない(意味を持たない)「動詞」のことです。簡単に言うと、「目的語」っていうやつをすぐその後に持たないと存在できない動詞のこと。それに比べて「自動詞」は「自分」(?)一人(?)でも意味を成す動詞のことです(例えば「run」(走る)「cry」(泣く)等々)。
 またもとに戻りますよ~。で、他動詞である「remind」はその後に目的語をとり、「(目的語)に~を思い出させる」っていう使い方をするわけです。しかし、何を思い出させるのかを言わなきゃいけませんよね。そこで、その思い出させるもの、つまり、「目的語」が思い出すものは「of」で導きます。考え方としては『~の(of)ことを思い出させる』って覚えましょう。そこで、前述したように…
□(A)remind(B)of(C)
(AはBに C のことを思い出させる、連想させる)
となるわけですね。一例として、前にある映画で子供をなくしたお母さんが近所に住む子供のお母さんに言った一言(名前は違うと思いますが…)をどうぞ。
Your daughter reminds me of Mary, my daughter, who died several years ago.
 もうひとつ、こんな日常会話の一こまはいかがでしょう。
(at a restaurant)
Nancy: I have to call my boss at 9 today.
Nao: It is a little after 6 yet. Forget it and let's enjoy dinner.
Nancy: I know, but this is very important. Would you remind me of the call when the time comes?
Nao: Sure. Oh, I have an idea. Why don' I set my watch so that the alarm will remind us of your call?
Nancy: Super!
 いかがでした?わかりました、使い方?もし「あ、それで思い出した」って英語で言いたい時にわからなくなったら、またこの回を読んでくださいね。Then, it will surely remind you of the use of the word, remind. I will also try to remind you of the words and expressions you have studied in my blog as much as possible in my writing. Okay, that' enough today. See ya! nao(N.N.)(C)2006



「使える英語表現」(No. 14)

2006-11-26 | Weblog
表現14)Does that ring a bell?(それでピンときた?)

 さて、「ring a bell」とは…そう、そのまま訳すと「ベルを鳴らす」ですね。でも、どうして「ベルを鳴らす」が「ピンとくる」になるのか?これは、そう難しくはないですね(^^)。想像できますよね、頭の中でベルが鳴る様子を…?ん、そんなマンガなかった?そう、何かひらめいた時に頭の中(上?)で電球がつくマンガはよくありますね。英語の世界では(欧米か!…sorry…)その様子をベルを使って表すっていうことです。つまり、頭の中でベルがなる、ならす、ってこと。それが、「何かのきっかけで何かを思い出す」→「心当たりがある」「ピンとくる」って意味になるわけです。
 では、今日の会話、どんな状況がいいかな~?そうだ!では、どうぞ…。

Nina: Hi, Nao. Where were you yesterday around 7 o’clock at night?
Nao: Yesterday? Ah, I was still working at my office.
Nina: Really? I called your office many times, but nobody answered.
Nao: Is that right? I may have been out already at that time.
Nina: Okay. Then, where were you?
Nao: Oh, I don’t know. Where was I? Seven, right?
Nina: Okay. I will help you. French Restaurant Bistro at Sheraton. Does that ring a bell?
Nao: Oh, yes, I remember now. I had a business meeting with my client…a sales manager….
Nina: A WOMAN sales manager in a sexy dress, right?
Nao: Yeah…well…ah…you know….

 皆さんはこんな状況、まさか、心当たりないですよね。I hope it doesn’t ring a bell. Then, see you next time. Bye bye for now. nao(N.N.)(C)2006



「使える英語表現」(No. 13)

2006-11-25 | Weblog
表現13)Keep me posted.(何かあったらまた連絡してね)

 さて、今回は家族、友達、知り合い、恋人…あ、これはないかな?ともかく、人間関係をうまく続けていくために必要な表現を取り上げます(あ、ちょっとおおげさかな)。よく言いますよね、人とさよならする時に…「じゃあね。元気でね。何かあったらちゃんと知らせてね。い~い?」てな具合にね。その中の「何かあったらちゃんと知らせてね。」に当たる英語の表現が、「keep me posted」です。
 ではまずその中の単語、「post」について。「ポスト?う~ん、郵便受け?」なるほど…。確かにまずその意味が頭に浮かびますよね。でも、「posted」は「ed」がついているので、この「post」は動詞ですよね。「ポスト」は名詞。なので、違う。では、動詞の「post」の意味は?
 「post」には「掲示する、貼る、(インターネットなどに情報を)掲載する、載せる、投稿する」って意味があります(「英辞郎on the web」より)。つまり、何か新しい情報を与える、出す、って語感かな?そこから、「(人に)最新の情報を知らせる」って意味が来ているものと思われます。
 なので、「keep + 人+形容詞(様子を表すもの)」で「(人)を(形容詞)の状態のままにkeepする」形(例えば、「It keeps me busy all the time.」等)に「post」を変化させて入れる…。変化?そう、「情報が知らされる」っていう状態を示すために「post」を過去分詞の形(受け身の時に「される」って意味を作りますよね)にして、形容詞として使うわけです。
 そうすると、「Keep me posted.」は、「私を何かあればその情報が知らされている状態にいつもしておいてね」(???)を意味することになり、もっと日本語らしい言葉で言うと、「何かあったらまた連絡してね」
となるわけです。フュー!な、な、なんと、理屈っぽい…。確かに。でも、わかってもらえたでしょ、これで?そう願っていま~す。
 では、この表現を使った会話の一例をどうぞ…。
(at the airport)
Rich: I have to go now. Thanks for everything, Naoki.
Naoki: Yeah, me too. Take care and keep me posted, alright?
Rich: Sure. Keep ME posted too, okay?
Naoki: No problem. Have a nice trip.
Rich: Thanks. Bye now.
 と、かなり静かな別れ際を演出してみました。しかも、男同士の…。いかがでしょう(笑)。では、今日はこの辺にしておきたいと思います。では次回の物語(?)をお楽しみに…。See you very soon, folks. Bye! nao(N.N.)(C)2006



「使える英語表現」(No. 12)

2006-11-24 | Weblog
表現12)I'm done.(終わった)

(in the copy room)
Steve: Hi, Naoki. Preparing for the meeting?
Naoki: Yeah, it takes time to do things right.
Steve: I have only a couple of copies to make. May I?
Naoki: I'm done already. Go ahead.

 今回は、私達が「終わる」「終わった」って言う気持ちを英語に置き換えようとする時にすぐ出てくる言葉、なんでしょうね~?僕は「end」「finish」かな?それぞれ、「終わり」「終わる」って意味を持った単語ですよね。もちろん、それらはそれなりに文脈によっては使えるわけですけど、会話の中で「終わったよ」「終わってるよ」って感じの表現としては、「I'm(am) done.」がかなり使われますので、今回はこの話。「でも、be動詞+過去分詞だと、終わらされる、じゃないの?」ですか?
 なるほど…。文型を見るとそう見えますよね。でも、他にもこんな表現がありますよね。「I am retired now.(もう引退してますから)」「I am prepared.(準備出来てますよ)」等々。つまり、「be動詞+過去分詞」の形はしてますが、これは、実際は「be動詞+形容詞」なのです。過去分詞が形容詞?あまり深く考えない!過去分詞はあくまで「形」。形容詞って言うのは、その役割を言っているって考えてください。Be動詞は「~状態にある」を示し、その後にその内容がくる。つまり、「done」は、「終わっている」っていう内容を示すわけです。では、これでどうでしょう。
 「I will do it tomorrow.」→「I am doing it now.」→「I've done it.」 
  →「I did it」→「I'm done.」
 どうですか?ちなみに、何が終わったのかを言いたい場合は、「with」をつけて、その後にその内容を書いてください。例えば…「I'm done with my homework.」とか「それなら終わったよ」って言いたい時は、「I'm done with it.」って具合にね。
 最後に、「I'm done.」と同じように「I'm finished.」も使えますので、念のため。どう違うか、ですか?僕の感覚では、話し手が「終わらせた」ってことを軽く言いたい場合は前者を、強調したい場合は後者を使うような気がしますね。でも、調べてみなければ、はっきりしたことはわからないですね。
 では、今日はこの辺で。Now, I'm done. I feel good about it. See you next time, folks. Bye! nao(N.N.)(C)2006

「使える英語表現」(No. 11)

2006-11-23 | Weblog
表現11)through the grapevine(うわさで)

Jim: Congratulations on your promotion to District Manager.
Tom: Thanks, but how did you know? It will not be announced until next
Monday.
Jim: Well, I heard it through the grapevine.
Tom: I wonder who the source is?

 皆さん、ほんとにホントにお久しぶりです。お元気ですか?またまたいろいあって長い間書いていませんでしたが、これからは気を入れて皆さんと共に英語のこと、また、それに関すること等を考えていきたいと思います。よろしく!です。
 では、久しぶりの今回は、好評の(?)「使える英語表現」です。今回のキーワードはgrapevine。単語そのものの意味は「ブドウのつる」です。「で、それがどうして「うわさ」になるの?」はい、ごもっともな質問です。ブドウのつる、皆さん見たことありますよね(ない人も多いかな~この頃は)。ブドウのつる、って、あちこちに伸びていて、なんか一見「網(あみ)」みたいに見えるでしょう?そこからきているんですね。人の話、うわさ、情報がいろいろな方向に出ていって、つながって、その全体が一つの情報の「網」(情報網)となっている。その様子は、あたかもGrapevineのようである。ということで、Grapevineをうわさ、口コミ、人づて、(秘密の)情報網、等の意味で使うのです。
 使い方としては、当然hearが前に来ることが多いですね。「うわさで聞く」「人づてに聞く」のようにね。また、grapevineの前の前置詞としては、through(通して)がもっとも一般的ですが、overあるいはon が使われることもあります。例えば…
Steve: I heard over the grapevine that they are getting married.
Naoki: You are kidding me, aren't you?
まあ、うわさで聞いたわけですから、「冗談でしょ!」って言う気持ちもわからなくもないですよね。
 「でも、うわさ、って、ルーモ(ァ)、みたいな単語なかったかしら?」たしかに!rumorですね。実は「うわさ」そのものを意味する単語は、rumorで、うわさのネットワーク(つまり、情報網ですね)が、grapevineなわけです。そう言えば、この間、誰かがこんなことを言ってましたね~。
"I heard a rumor on the grapevine that this site will be gone very soon."
Oh,no. That's not true! Don't believe it. I will be here again very soon to see you all. Goodbye for now.(N.N.)(C)2006