表現18)Nothing is more A than B(BほどAなものはない、Bが一番Aだ!)
「いったい何を言ってるの!」てですか?スンマセン…。確かに上の言い方じゃ何を言ってるのかわかりませんよね、どこかの文法書じゃあるまいし。わかりました!ではわかるように説明いたしましょう。
まず「Nothing is more A」は、「何も、よりAではない」ってことですね。Aは「more」の後に来るものですから、形容詞ですね。つまり…
more beautiful, more exciting, more important, more valuable, etc.
みたいになるわけです。例えば、「Nothing is more important」だと、「何も、より重要ではない」になります。
しかし、「more」を使えば必ず出てくるものがありますよね。「more」は比較の言葉ですから、比較されるものが必要。そこでそれを導くために「than(よりも)」という前置詞を使う。そして前置詞の後に来るのは、もちろん、名詞、でしたね(名「詞」の「前」に「置」く言葉=前置詞)。と言うことは、「than B」=「than+名詞」となり、意味は「(名詞)よりも」になりますね。
では先程の「Nothing is more important」の後に何か「than B」にあたる文言を付け加えてみましょう。すると…
Nothing is more important than life.
(何も命より重要ではない→命ほど大切なものはない)
といった文が出来ますね。ここで考えてみてください。我々日本人の頭に浮かぶのは、すぐ上の文を例にとると、「命ほど大切なものはない」の方であって、「何も命より大切ではない」ではないですよね。つまり、私達の頭では「何も大切ではない、命よりも」といった発想はないわけです。日本語では、「命ほど」を先に言い、聞き(読み)手に中心のテーマ、内容(この場合は「命」)をすぐ知らせ、「それがどうしたか」を後に言って文を完結させるという構造をとります。それが自然な理解に繋がります。
ところが、英語ではその最も重要なテーマにあたるもの(life/命)が一番最後に出てくる。つまり、「何も、より大切ではない…(何が?)…命が(ああ、なるほど)」となり、その構造は我々の頭には複雑なものとして理解されます。常に意味上一番大事なものが最初に来る(ほとんどの場合ですが)言語を持つ日本人にとって、意味のないもの(Nothing(何も))が最初に来てもイメージが湧かず、その理解の土俵(?)がすぐに出来ないことで頭が混乱してしまうわけです。少なくとも、その構造に慣れ、脳が自然にその文型を受け入れるようになるまでは。
でも、英語ではなぜそうするのか?では「命」を一番始めにして文を作ってみましょう。
Life is more important than anything else.
(命は他の何よりも大切だ)
どうですか?もう一度読んでみてください。そして、次の文も。
Nothing is more important than life.
(何も命より重要ではない→命ほど大切なものはない)
どちらの方が最も大事なもの(テーマ)を強調している文型だと思います?僕は~やっぱり下の方ですね。皆さんはどうですか?きっと下の方の人が多いんじゃないでしょうか。そこで、この「Nothing is more A than B」の文(構文)は、Bを強調する文型、一種の強調文だと理解してください。つまり、何か強調したいものがあって、それが一番だ!と言いたい時に使う文型、と理解してください。そのレシピ(!?)は以下のとおりです。
(「Nothing is more A than B.」の作り方)
1 一番だ、と言いたいものがあったら、それを英語に換える。
2 それのどの辺が一番か、それを述べる形容詞を見つけ、それを英語に換える。
3 今見つけたばかりの形容詞の英語を「Nothing is more」に続けて言う。
4 その後に「一番のもの」をthanに続けて言う。 (以上)
どうですか、簡単でしょ?自分でいろいろ作ってみてくださいね。これはまたいろいろ応用もできますので、まずはオリジナルレシピをしっかり理解してからいろいろアレンジしてみてください。では幾つか例を挙げておきましょう。
(オリジナルレシピ編)
Nothing is more tasty than toro(さしみのとろ).
Nothing is more relaxing than listening to classic music.
(応用編)
Nothing is harder than diamond.
No one runs faster than Tom.
では、皆さんお待ちかね(!?)の会話文です。どうぞ!
(at an Italian restaurant)
Naomi: Wow, this is a beautiful restaurant.
Nao: It sure is. But, nothing is more beautiful than you, Naomi.
Naomi: Oh, thanks. Now, I wanted to ask you something, Nao.
Nao: What is it?
Naomi: Who is Emily?
Nao: Emily? Ah, I have no idea. I wonder if there is anyone by name of Emily...?
Naomi: The girl you were dating the other night at the mall. Remember?
Nao: Ah, that Emily! She, she is my distant relative who came to visit me by surprise, and...
Naomi: Ah, come on, Nao. Nothing is disgusting than hearing a bunch of lies. I'm leaving!
Nao: Wait! Gee. Nothing is worse than paying for an uneaten meal. Ah, waiter! Can I cancel one meal...please!
皆さんはこんなことがないように、十分気をつけてくださいね。では今日はこの辺で。See you tomorrow, guys! nao(N.N.)(C)2006
「いったい何を言ってるの!」てですか?スンマセン…。確かに上の言い方じゃ何を言ってるのかわかりませんよね、どこかの文法書じゃあるまいし。わかりました!ではわかるように説明いたしましょう。
まず「Nothing is more A」は、「何も、よりAではない」ってことですね。Aは「more」の後に来るものですから、形容詞ですね。つまり…
more beautiful, more exciting, more important, more valuable, etc.
みたいになるわけです。例えば、「Nothing is more important」だと、「何も、より重要ではない」になります。
しかし、「more」を使えば必ず出てくるものがありますよね。「more」は比較の言葉ですから、比較されるものが必要。そこでそれを導くために「than(よりも)」という前置詞を使う。そして前置詞の後に来るのは、もちろん、名詞、でしたね(名「詞」の「前」に「置」く言葉=前置詞)。と言うことは、「than B」=「than+名詞」となり、意味は「(名詞)よりも」になりますね。
では先程の「Nothing is more important」の後に何か「than B」にあたる文言を付け加えてみましょう。すると…
Nothing is more important than life.
(何も命より重要ではない→命ほど大切なものはない)
といった文が出来ますね。ここで考えてみてください。我々日本人の頭に浮かぶのは、すぐ上の文を例にとると、「命ほど大切なものはない」の方であって、「何も命より大切ではない」ではないですよね。つまり、私達の頭では「何も大切ではない、命よりも」といった発想はないわけです。日本語では、「命ほど」を先に言い、聞き(読み)手に中心のテーマ、内容(この場合は「命」)をすぐ知らせ、「それがどうしたか」を後に言って文を完結させるという構造をとります。それが自然な理解に繋がります。
ところが、英語ではその最も重要なテーマにあたるもの(life/命)が一番最後に出てくる。つまり、「何も、より大切ではない…(何が?)…命が(ああ、なるほど)」となり、その構造は我々の頭には複雑なものとして理解されます。常に意味上一番大事なものが最初に来る(ほとんどの場合ですが)言語を持つ日本人にとって、意味のないもの(Nothing(何も))が最初に来てもイメージが湧かず、その理解の土俵(?)がすぐに出来ないことで頭が混乱してしまうわけです。少なくとも、その構造に慣れ、脳が自然にその文型を受け入れるようになるまでは。
でも、英語ではなぜそうするのか?では「命」を一番始めにして文を作ってみましょう。
Life is more important than anything else.
(命は他の何よりも大切だ)
どうですか?もう一度読んでみてください。そして、次の文も。
Nothing is more important than life.
(何も命より重要ではない→命ほど大切なものはない)
どちらの方が最も大事なもの(テーマ)を強調している文型だと思います?僕は~やっぱり下の方ですね。皆さんはどうですか?きっと下の方の人が多いんじゃないでしょうか。そこで、この「Nothing is more A than B」の文(構文)は、Bを強調する文型、一種の強調文だと理解してください。つまり、何か強調したいものがあって、それが一番だ!と言いたい時に使う文型、と理解してください。そのレシピ(!?)は以下のとおりです。
(「Nothing is more A than B.」の作り方)
1 一番だ、と言いたいものがあったら、それを英語に換える。
2 それのどの辺が一番か、それを述べる形容詞を見つけ、それを英語に換える。
3 今見つけたばかりの形容詞の英語を「Nothing is more」に続けて言う。
4 その後に「一番のもの」をthanに続けて言う。 (以上)
どうですか、簡単でしょ?自分でいろいろ作ってみてくださいね。これはまたいろいろ応用もできますので、まずはオリジナルレシピをしっかり理解してからいろいろアレンジしてみてください。では幾つか例を挙げておきましょう。
(オリジナルレシピ編)
Nothing is more tasty than toro(さしみのとろ).
Nothing is more relaxing than listening to classic music.
(応用編)
Nothing is harder than diamond.
No one runs faster than Tom.
では、皆さんお待ちかね(!?)の会話文です。どうぞ!
(at an Italian restaurant)
Naomi: Wow, this is a beautiful restaurant.
Nao: It sure is. But, nothing is more beautiful than you, Naomi.
Naomi: Oh, thanks. Now, I wanted to ask you something, Nao.
Nao: What is it?
Naomi: Who is Emily?
Nao: Emily? Ah, I have no idea. I wonder if there is anyone by name of Emily...?
Naomi: The girl you were dating the other night at the mall. Remember?
Nao: Ah, that Emily! She, she is my distant relative who came to visit me by surprise, and...
Naomi: Ah, come on, Nao. Nothing is disgusting than hearing a bunch of lies. I'm leaving!
Nao: Wait! Gee. Nothing is worse than paying for an uneaten meal. Ah, waiter! Can I cancel one meal...please!
皆さんはこんなことがないように、十分気をつけてくださいね。では今日はこの辺で。See you tomorrow, guys! nao(N.N.)(C)2006