#2: 英語力が知的発達に及ぼす影響について-論理的思考力の向上-
あ、なんか小難しいことを言っているようですが(冷汗)、簡単に言うと、我々平均的日本人、つまり、いわゆる帰国子女がいたような環境にいない、あるいは、いなかった人間が、英語をコツコツと勉強することによって、そして、その結果、しっかり英語力がついていくとすると、我々はその過程でどう変わるのか、ということが今回の「ふと思ったこと」のテーマです。そして、それが本当にそうだとすると、それは英語力を伸ばすための一つの鍵にもなるとも考えられますので、興味がある方は読み進んでいただければと思います。
■論理的思考力(logical thinking)が身につく!
日本語は、一般的には情緒的な言語(emotional language)と言われます。主語がない(subjectless)文でも「いい文」は多く存在しますし、時には、主語がないことで文がより意味深いものとなることが多々あります。また、行間を読む(read between the lines)ことを前提の文も多くあり、それが文全体の趣きを洗練されたものにすることもあります。では、英語はというと、誰もが知っているように、主語は、ほぼ必ずと言っていいほど、なくてはいけません。常に、「何が」「どうし(動詞)た」(「何を」)「いつ」「どこで」「どのように」「何のために」というように、どちらかと言えば、情報をくどく整理しながら文を作っていかなければいけません。つまり、日本語のような「曖昧さ」を持ったままの英文は、基本的には「いい文」とはならないわけです。ですから、「いい英文」を書ける人は、ある主旨の内容を、必要な情報をしっかり整理した上で、適用されなければならない規則(grammatical rules)を記憶から呼びだし、適用し、適切に組み立てられることができる人、ということになります。そして、それができる人は、論理的な思考力を持った人、とも言えるわけです。
つまり、きちんとした英文が書ける人、また、その内容が複雑になった時でも、それでもしっかり分かりやすい英文を書ける人は論理的な思考ができているということになり、逆に言うと(to put it the other way around)、それができるようになればなるほど、その人の論理的思考力は向上していくことになります。ですから、「英語力の向上は知的発達にいい影響を与える」ということになるわけです。
では、どうしたらそのような「いい英文」を書けるようになるのか?言い換えると(in other words)、どうしたら論理的思考力を向上させることができるのか?以下に僕なりの一つの答えを提示したいと思います。
「英文を読む時は、意訳して理解しようとせず、直訳(literal translation)して理解することを心がけること!」
速読する時、そうしなければいけない時(例えば英語の試験を受ける時など)は別ですよ、もちろん。全体の意味を理解しようとする時は、言葉の枝葉末節(しようまっせつ)的な部分はカットして中心的意味を捉えるようにする必要がありますので、いちいち全てを直訳して理解しようとする必要はないですからね。でも、実はそのように大意だけを理解しようとする時でも、それが正しくできるかどうかは、読み手にどれだけ英文を正しく直訳する力があるかどうかにかかっています。頭の中での情報(言語)処理は同じことが起こっているので、大意を正しく理解しようとする時は、しっかりした直訳で培った情報整理能力がフル回転して、大意を理解する上で必要なもの、不必要なものをすばやく判断して、不必要なものは即座にカットすることによって、必要な意味だけを統合して正しい理解がなされるだけです。
ですので、英語力を伸ばす、特に、いい英文を書けるように努力することは、私たちの論理的思考力を伸ばすことに繋がり、ひいては、私たちの知的発達を促すことに繋がるというわけです。ちょっとくだけた言い方をすると、賢くなる!(少なくともそういう風に見られる?)と思いますが、いかがでしょうか。で、そうなりたい読書の皆さんは、是非、是非、ご自分の英語力に合わせて、適当な英文を直訳する訓練をしてくださいね。そうすると、自分の文法力のなさがわかるかも知れませんし、あるいは、英語の論理性と日本語の論理性の違いに気づいて、「なるほど、違うんやな~」と感心して、また一歩、英語力を向上することになるかも知れません。
どちらにしても、やらない理由はない!あ、やらない理由、ありました(汗)。面倒くさい!ですよね(笑)。あとは自分の判断です。面倒くさいことをやってまでも英語力を上げたいか、あるいは、賢くなりたいか。あるいは、「まあ、いいや、この程度で(苦笑)」と思って、しないか。できれば、僕のブログを読んでくださっている皆さんには、「面倒くさいことをする人間」になっていただけたらうれしいです!(ペコリ)頑張りましょう、お互い「面倒くさいことをする人間」になって(大笑)。では、今回はこの辺で…。Thank you for reading through this blog. I will see you soon, I hope. In the meantime, have a good one, guys! naoki
あ、なんか小難しいことを言っているようですが(冷汗)、簡単に言うと、我々平均的日本人、つまり、いわゆる帰国子女がいたような環境にいない、あるいは、いなかった人間が、英語をコツコツと勉強することによって、そして、その結果、しっかり英語力がついていくとすると、我々はその過程でどう変わるのか、ということが今回の「ふと思ったこと」のテーマです。そして、それが本当にそうだとすると、それは英語力を伸ばすための一つの鍵にもなるとも考えられますので、興味がある方は読み進んでいただければと思います。
■論理的思考力(logical thinking)が身につく!
日本語は、一般的には情緒的な言語(emotional language)と言われます。主語がない(subjectless)文でも「いい文」は多く存在しますし、時には、主語がないことで文がより意味深いものとなることが多々あります。また、行間を読む(read between the lines)ことを前提の文も多くあり、それが文全体の趣きを洗練されたものにすることもあります。では、英語はというと、誰もが知っているように、主語は、ほぼ必ずと言っていいほど、なくてはいけません。常に、「何が」「どうし(動詞)た」(「何を」)「いつ」「どこで」「どのように」「何のために」というように、どちらかと言えば、情報をくどく整理しながら文を作っていかなければいけません。つまり、日本語のような「曖昧さ」を持ったままの英文は、基本的には「いい文」とはならないわけです。ですから、「いい英文」を書ける人は、ある主旨の内容を、必要な情報をしっかり整理した上で、適用されなければならない規則(grammatical rules)を記憶から呼びだし、適用し、適切に組み立てられることができる人、ということになります。そして、それができる人は、論理的な思考力を持った人、とも言えるわけです。
つまり、きちんとした英文が書ける人、また、その内容が複雑になった時でも、それでもしっかり分かりやすい英文を書ける人は論理的な思考ができているということになり、逆に言うと(to put it the other way around)、それができるようになればなるほど、その人の論理的思考力は向上していくことになります。ですから、「英語力の向上は知的発達にいい影響を与える」ということになるわけです。
では、どうしたらそのような「いい英文」を書けるようになるのか?言い換えると(in other words)、どうしたら論理的思考力を向上させることができるのか?以下に僕なりの一つの答えを提示したいと思います。
「英文を読む時は、意訳して理解しようとせず、直訳(literal translation)して理解することを心がけること!」
速読する時、そうしなければいけない時(例えば英語の試験を受ける時など)は別ですよ、もちろん。全体の意味を理解しようとする時は、言葉の枝葉末節(しようまっせつ)的な部分はカットして中心的意味を捉えるようにする必要がありますので、いちいち全てを直訳して理解しようとする必要はないですからね。でも、実はそのように大意だけを理解しようとする時でも、それが正しくできるかどうかは、読み手にどれだけ英文を正しく直訳する力があるかどうかにかかっています。頭の中での情報(言語)処理は同じことが起こっているので、大意を正しく理解しようとする時は、しっかりした直訳で培った情報整理能力がフル回転して、大意を理解する上で必要なもの、不必要なものをすばやく判断して、不必要なものは即座にカットすることによって、必要な意味だけを統合して正しい理解がなされるだけです。
ですので、英語力を伸ばす、特に、いい英文を書けるように努力することは、私たちの論理的思考力を伸ばすことに繋がり、ひいては、私たちの知的発達を促すことに繋がるというわけです。ちょっとくだけた言い方をすると、賢くなる!(少なくともそういう風に見られる?)と思いますが、いかがでしょうか。で、そうなりたい読書の皆さんは、是非、是非、ご自分の英語力に合わせて、適当な英文を直訳する訓練をしてくださいね。そうすると、自分の文法力のなさがわかるかも知れませんし、あるいは、英語の論理性と日本語の論理性の違いに気づいて、「なるほど、違うんやな~」と感心して、また一歩、英語力を向上することになるかも知れません。
どちらにしても、やらない理由はない!あ、やらない理由、ありました(汗)。面倒くさい!ですよね(笑)。あとは自分の判断です。面倒くさいことをやってまでも英語力を上げたいか、あるいは、賢くなりたいか。あるいは、「まあ、いいや、この程度で(苦笑)」と思って、しないか。できれば、僕のブログを読んでくださっている皆さんには、「面倒くさいことをする人間」になっていただけたらうれしいです!(ペコリ)頑張りましょう、お互い「面倒くさいことをする人間」になって(大笑)。では、今回はこの辺で…。Thank you for reading through this blog. I will see you soon, I hope. In the meantime, have a good one, guys! naoki