Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

N's Selection: 問答シリーズ4: Wannaについて

2015-10-30 | 英語の学習
Question 5: want toがワナに聞こえるんですが、どうしてですか?僕もそう言っていいですか?(17歳、高校生、男性(…のつもり))

Naoki: そう聞こえましたか~?いい耳してますね~。では、まず始めに、どうしてそんな音になるのか、一緒に考えましょう。普通はどう発音します?

Eさん: えっと…ウォント ツゥかな?

Naoki: まあ、そんな感じかな?ところで、wantの最後にtがありますよね。それと、そのすぐ後にtがある。つまり、~したいと言う気持ちを出そうとwant toを使おうとすると、wanttoとなって、tが二つ重なってしまいますね。その二つのtを別々に発音できます?

Eさん: え、それは~その二つの単語を分ければできますけど、早く言うとむずかしいですね。wantto…なんか、ウォントゥツゥって、舌がもつれちゃいますね(笑)。

Naoki: ですよね。普通どんな言語でもそうですが、同じ音が二つ続いて出てくると、そのうちの一つはなくなってしまうんですね。というか、二つが一つになってしまうって言う方がいいのかな。だって、言いにくいですからね。なので、want toは。wantoになってしまうわけです。つまり、同化しちゃうんですね。つまり、どうか(同化)しちゃうんですね~(笑)。

Eさん: あ、さむ。そんなダジャレも、どうか(同化)と思いますよ。

Naoki: うまい!あ、そんな話じゃないですね。失礼。ええ~、ですから、wantoをどう発音するかというのが問題ですね。前に英語の音は母音が二つ以上あれば、つまり、二つ以上節(syllable)があれば、そのうちの一つが強く発音されるって言いましたよね。英語は日本語と違って、ダ、ダ、ダ…って平坦なリズムじゃなくて、イントネーションがつくって言ったでしょ?この場合は二つの単語がくっついて一つの意味を作っていると考えると、単語レベルに近いですよね。では、どちらの母音が強く発音されます?

Eさん: そりゃあ、意味がある方ですよね、前の話によると…wantの方、ウォの方ですね。

Naoki: ピンポン!いや、その通りです!ということは、ウォン!ッゥって感じですね。でも、それじゃあ、まだワナに聞こえませんよね~。問題は、その発音を文の中で考えなければいけないということです。前に言いましたよね、音は文全体の流れの中で決ってくるということ。

Eさん: というと、この場合は…その後の動詞とかと関係があるんですか?

Naoki: その通りです。例えば、どこかへ…そうですね~、地鶏を、いや、マンゴーを食べに、宮崎に行きたいとしましょうか(皆さん、来てください~!)。その時は、I want to go to Miyazaki.になりますよね。want toは~したいって気持ちを出すだけですから、意味的には、その後にくる意味をもった動詞の方が大事ですよね。そして大事なものは強調される、これ、当然!なので、wantoGOって感じになります。文章の主語はいつでも大事なので、それははっきり発音する。すると…I(強)wanto(弱)GO(強)to(弱)TOKYO(強)となりますね。

Eさん: なるほど、なるほど。wantoが弱く発音されることはわかりましたけど、でも、まだ、wantoはワナになりませんよね?

Naoki: はい、もうちょっとです。では、試しに文全体を読んでみましょう。Iを強く、wantoを弱く、goを強く、to を弱く、そして、Tokyoを強く。意識して発音してみてください。(…………)どうですか?ここのポイントは、wantoを弱く発音する時に、その中でもWANtoの中にある最初の母音を強く発音することです。さあ、もう一度読んでみてください。(…………)さあ、どうなりました?WANが強くなった分、その後のtoがむちゃむちゃ弱くなるため、ほとんど音がでないでしょ。まず、nとtの区別ができなくなりません?それもそのはず。nとt は舌が当たるところが一緒なんです。だから、やっぱ、どうか(同化)なっちゃうわけです。つまり、舌を一回当てればいいかな?みたいにね。そして、ツゥーのゥはどうなりました?何かはっきりしなくなるでしょ?ここで英語の音の規則を一つ。「母音は弱く発音されると、半母音の音になる」ってこと。「半母音?」そう、あの変な記号ですよ。e の逆さまのやつ( ∂)です。音は、アを口の奥で、軽くこもったように発音する。ァ!って感じかな。では、どう聞こえるかというと…そうです!ウォンァになるのです!そして、我々にはワナに聞こえる。(よかった~(涙))では、「I(アイ)wanto(ウォンァ)goto(ゴールー*goとtoが一緒になるので、ゴータァ…でも、その最後が軽く発音されるため、ゴールーくらいの音になります)Tokyo.という文を、何度か言ってみましょう!ハイ、どうぞ!

Eさん : アイウォンァゴールートーキョ、アイウォンァゴールートーキョ…

Naoki: どうですか?最終的には、ワナって音になんとなく聞こえるでしょ?なので、英語のマンガなどでは、口語の感覚を出すために、want to をwannaと書きます。同じように、going to をgonnaと書きます。音の変化は同じような感じです。では、二つ目の質問の、皆さんもwanna、あるいは、gonna と言っていいのか、に対する回答ですが…いいです!しかし、いいですが、その後にくる動詞、つまり、何をしたいのかと一緒に、さらっと言ってください。なぜならば、wannaもgonnaも口語で早く情報(つまりその後の動詞の内容)を伝えようとした時に起きる現象で、後の動詞を強調するために弱く、でもわかりやすいようになった音なので、それだけが強調されると、きわめて違和感が出ます。ですから、あくまで軽く、後の単語、また、全体の文を意識して使うことが大事です。そうすれば、すっごく英語らしく発音が出来て、そして、ネイティブには自然に響きますよ。では、今日はこの辺で。Byedie!

(End of Story)


N's Selection: 問答シリーズ4: TOEICリスニングの得点アップについて

2015-10-28 | 英語の学習
Question 4: TOEIC試験のリスニング、特に会話とか、アナウンスのところですが、いい点数が取れる方法を教えてくれませんか?(Dさん、47歳、外資系会社員、男性(…のつもり))

Naoki: なるほど。いい点数を取るための方法ですか?ところで、Dさんはどうやって理解しようとしてます?

Dさん: そうですね~しっかり聞いて出来るだけ早く訳すようにしてる…かな?

Naoki: 訳す?それじゃあ時間がなくなるでしょ。

Dさん: その通り。訳している間にどんどん先に行っちゃうので、そりゃあもうしんどいし、聞き終わってまだ十分訳せてないのに質問の答えを探さなきゃいけないから、そうしてるとすぐに次の質問が始まって、パニック!頭が真っ白になっちゃう。そんな感じですかね~、いつも。

Naoki: なるほど。よくわかりますよ。僕も昔はそうでしたからね。ではまず、聞く姿勢についてですが、どんな心構えで聞いてます?

Dさん: 心構え、ですか?心構えって言われても…そうですね~、これから英語の音が流れる。それを集中して聞いて、できるだけ早く訳して、理解していこう、って感じですかね。

Naoki: う~ん、なるほど。じゃあ、あんまり人の話を聞こう、って感じじゃないですよね。

Dさん: 人の話って、問題の文章でしょ?

Naoki: そうですね、確かに。でも、その文章は会話だったり、アナウンスだったりするわけですよね。つまり、人が、誰かがあなたに話かけている、みたいな。

Dさん: はあ?言ってる意味がよくわかんないですけど…。リスニングの試験だから集中して聞いているわけで、それを訳して理解しようとしているわけだから、別に誰かが自分に話しかけてるなんて感覚はさらさらないですよね~。自分とは関係ないわけですから。

Naoki: 僕が言いたいのはこういうことです。人の言葉を理解しようとする時に必要なのは何か?まずその話への興味です。人は興味がないものについては聞く耳を持たない。でしょ?明日のゴルフの準備をしている時に奥さんが今日デパートで見つけた素敵なドレスの話をし始める。それがどこのブランドで、友達の誰が持っていて、色、柄はどんな感じで、って話が進む。あなたは時折、あ、そう、ふ~ん、とか言う。そうすると奥さんが、聞いてるの?って、ちょっと大きい声。聞い~てるよ~、って答えるあなた。でも本当はちっとも聞いてやしないんですよね。さて、そんな時にあなたのいい加減な返事に頭にきた奥さんは言う。「じゃあ、質問よ!」おっと、そんな質問に答えられるわけないですよね。

Dさん: そりゃあ、無理ですよ。あ、そういえば、昨日そんなことあったなあ。いや、その時はね。家内がぐたぐた言ってたんですよ。気に入っただとか、誰それが持ってるとかね。まあ、聞いてませんけどね(笑)。ただ、その中で急に値段が出てきたんですよ。10万とかなんとかね。いや、それからというものは、まあ、大変。しばし戦争状態でした。実はまだ引きずってるんですけどね~。

Naoki: ま、それはともかく…つまり、興味の無いものは聞こえない。興味があるものは聞こえる、ってことですよね。そこなんです!試験の英語、問題を聞く時に、興味も持って聞く事ができるかどうかなんです。もちろん、試験なんだから、ホントは興味なんかあるわけないですよね。でも、理解するという観点からすると、興味、つまり、聞くモチベーション(動機)がいるわけです。その動機をいかにして意識して作るか。それが理解の鍵になるんです。

Dさん: でも、どうやってそんなこと出来るんですか?

Naoki: それには想像力を発揮することです。つまり、会話の部分だったら、その会話の中に自分がいることを想像する。二人の会話だったら、自分はその二人の間にいる。つまり、自分の右と左にその二人がいて、自分はその中で、あ、そう、なるほどね~、って話を聞いている状況をイメージするわけです。そういう状況なら、二人の話、しっかり聞かざるを得ませんよね。だって、後で、「あなた、聞いてた!」みたいに言われちゃいますからね(笑)。これが会社だったら、聞いてなかった、じゃ話終わりませんよね。そして、アナウンスの理解の場合は、あなたがそのアナウンスしている人の前にいて話を聞いている状況をイメージする。つまり、誰にでも無い、その人が自分に何らかの情報をくれている、と想像して聞くことです。つまり、すべてにおいて、臨場感を持つ、ってことですかね。

Dさん: なるほど~問題の英語を「問題」として聞くのではなく、会話なら、その会話が自分の仲間内で自分の耳元で行われている、自分もその会話の輪の中にいるってイメージするわけですね。アナウンスだと、自分がその場所にいて、その人から話を聞いているってイメージするわけですね。なるほど。でもそれで本当に点数上がるんでしょうかね~。わかるようになります?

Naoki: いいですか。この事はしっかり覚えておいてください。わかるものはわかる!わからないものはわからない!この臨場観を持つためのイメージは、わからないものがわかるようになるためではなく、「わかるものをわかるようにするための方法」なんです。つまり、「話(問題文)を理解するためにベストな心理的状態を作るためのもの」で、今のあなたの英語力を最大限に発揮させるためのものだということを理解してください。その上で、毎日コツコツと英語の勉強を続けていくことです。いいでしょうか?では、今日はこのへんで。

(End of Story)

N's Selection: 問答シリーズ3: 英語の音について(Part 2)

2015-10-27 | 英語の学習
Question 3: 英語の音って、なんであんなに、ふにゃふにゃって、してるんですかね~?(Cさん、35歳、会社員、男性(…のつもり)
Answer (Part 2):
Naoki: では、昨日の続きです。Cさん、Cさん。いいですか、もう。

Cさん: あ、どうも。今日も暑いですね~って、It’s hot today.でよかったんですよね。いや、この暑いのにまたあのメタボリックな課長がですね~…

Naoki: ハイ、英語の勉強続けますね。前回は英文を話すのに、リズムをつけて話さないと滑らかには話せないって言いましたよね。では、どんな風にリズムをつけるのか?そこから話します。まず英語の単語レベルでは、母音が2つ以上あると、そのうちの一つが強く発音され、アクセントが付く。つまり、ダ、ダン!とか、ダ!ダンとかになるわけですね。強く発音される母音と弱く発音される母音ができる。もし母音が3つ以上、あるはそれ以上ある場合は、必ずそのうちの一つが最も強く発音されて、次に強く発音されるものがあり、後は弱く発音される。基本的には、強く発音された母音の次にある母音は弱くなる。だって2つとも強く発音されたらうるさいじゃん。あ、失礼…。うるさい…ですよね。ていうか、発生のメカニズムからいったら、強い、弱い、が自然ですよね。長い単語になれば、そう、例えば、弱い、弱い、強い!弱い、強い!弱い、弱い、強い!…そんななが~い単語、ないっしょ!ですって?う~ん、あるかも?ま、ポイントはわかってもらえたでしょ。でも、こればまだ単語レベルですよ。

Cさん: と言う事は~、まさか(冷や汗)…

Naoki: そうです。それと同じことが、今後は文章レベルでも起こるわけです。文章にある単語の中で、重要な意味を持ったものは強く発音され、意味的に重要でないものは弱く発音される。その音の強弱は、そのまま意味の重要性と関わっているわけです。ですから、皆さんも、英語を話す時に、大事な意味(情報)を持っているものは強く発音し、あんまり意味(情報)がないものは弱く発音すればいいのです。そうすれば、自然と文章に抑揚(イントネーション)が出てくるでしょ。

Cさん: あ、なるほどネ。それならできそうだな。でもその場合は、事前に、あるは、話している時に、大事なものと大事でないものを選別しなきゃいけないわけだ。

Naoki: そうですね。まあ、それは、気持ちが入れば自然とそうなると思いますよ。あ、あと一つ。この原理を聞く方(ヒアリング)に応用したら、強く聞こえる音(単語)は大事な意味(情報)が入ったもので、弱く聞こえるものは、意味(情報)的には他のものと比べて重要でないということですね。だから、強く聞こえるものばかりを意識して聞いていて、それらの意味がわかれば、それらを頭でくっつけて意味が通るように理解しようとすれば、だいたい話し手の主旨はわかるというわけです。どうです、ヒアリングにも役立つでしょ、この原理。全部わかろうとするのではなく、強く響くものだけに集中して、その意味をつないで話し手の言いたい事を理解する。それがヒヤリングの手っ取り早い向上法というわけです。

Cさん: な~るほど。この間のTOEICもヒアリング悪かったからな~。このままじゃ、いつまでたっても平社員のまま…。結婚できな~い。寂しい~!

Naoki: 英語ができるようになったらといって結婚できるわけじゃないですけどね。あ、失礼。ともかく、質問の答え、わかってもらえました?英語のふにゃふにゃは、音の上がり下がり、音の強さに変化があるためにイントネーションが生まれるため。また、ふにゃふにゃって聞こえるのは、自分たち日本人が平坦な音に慣れていて、頭(脳)がその音域を超える音をまだ言語として認識していないために、意味のない音としてとらえるから、そんな感じに聞こえるわけです。英語の音に慣れて、強く響く音に集中して理解する習慣ができてくれば、その「ふにゃふにゃ」の音は、はっきりしたメッセージとして頭に残るようになると思いますよ。さあ、それまで頑張って英語の音を聞いて聞いて、聞きまくりましょう!

Cさん: はい!そうすれば結婚できるかなあ~?

Naoki: だから!それば別だって言ったでしょ。…ま、いっか。そう!英語ができるようになったら結婚できますよ!頑張って!(少し無責任…でも結果オーライなら、いっかな?(笑))

(End of Story)

N's Selection: 問答シリーズ3: 英語の音について(Part 1)

2015-10-26 | 英語の学習
Question 3: 英語の音って、なんであんなに、ふにゃふにゃって、してるんですかね~?(Cさん、35歳、会社員、男性(…のつもり)

Naoki: ふにゃふにゃ、ってですか?あ~、なるほどね~、なんか上がったり、下がったりしていて、それに音がはっきり聞こえないってわけですね。

Cさん: 英語は読めるんですよ、これでも大学は出てるし~。

Naoki: ま、それは関係ないですけどね。ではまず、日本語の音を考えてみましょう。日本語は、単純に言うと、a(ア)、i(イ)、u(ウ)、e(エ)、o(オ)という母音と、単純な子音で出来た、50の、いわゆる、あ、い、う、え、お、か、き、く、け、こ、さ、し…という、音節を組み合わせて単語を作って、また、それらをくっつけて文章にしますよね。

Cさん: ま、そんなことは知ってますけど。会社にも行ってるし…。

Naoki: えぇ、それも関係ないですけどね。ま、ともかく、なので、日本語を話すと、いつも母音がいっぱい聞こえる。聞こえないと、何を言ってるのか、さっぱりわかんないですよね。おい、はっきり話せよ!って言いたくなりますよね。

Cさん: よく言われるんですよね~、僕。いや、今日もね、課長から…

Naoki: あ、それはいいです。つまり、母音がいつも強調されて、また、ほぼすべての音に母音が付いているので、はっきり聞こえる。なぜ?母音は有声音なんですね。つまり、のどが震えて音が出る。なので、はっきり聞こえる。そして、その音がいっぱい次から次に聞こえてくる。だから、日本語を知らない外国の人が日本語を聞くと、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、って聞こえる。まるでマシンガンのようだって言うんですね。音自体はいつも平坦で。

Cさん: 日本語はマシンガン言語、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ…

Naoki: お~い!それはもういいですから。じゃあ、英語はどう聞こえます?

Cさん: そうですね~、ダ、ダ、ダダダン、ダ、ダ、ダン、ダダダダダン、ダ、ダ、ダン…みたいな。

Naoki: そう!いいですね~。つまり、リズムがあるわけでしょ。そのリズムのことを、イントネーション(抑揚)って言います。だから、英語はイントネーション言語って呼ばれるんですね。

Cさん: は~日本語はマシンガン言語で、英語はイントネーション言語…。

Naoki: いや、いや、マシンガン言語とは言いませんけどね。ま、いっか。では、どうして英語にはイントネーションがあるのか?それは、英語には多く子音、あるいは子音が集まった固まりがあって、その中に母音が埋もれている。しかもです!その母音の数は、単純な母音(短母音)と2つの母音が集まって一つになっている二重母音がある。しかもです!

Cさん: ま、まだ、何かあるんですか?

Naoki: そうです!その母音の音の音色が違う…。口の上の方で発音されたり、下の方で発音されたり、口の奥の方で発音されたり、唇の開け方が違ったり、そりゃぁ、ややっこしい。そんな母音が全部でなんと15もあるんです!拍手!~って…違うか。失礼。つまり、そんな母音群といろいろな子音が集まって単語ができている。じゃあ、そんな単語をいっぱいくっつけて話したらどうなります?ダ、ダ、ダ、って、日本語式で言えます?子音がいっぱいあるわけだから、空気が抜けるの、はじけるの、唇を合わせるの、様々な音を作りつつ、その中に七色の(?)母音を入れる…。ああ、忙しい。だから、そんな単語で出来た文章をしゃべろうと思ったら、リズムをつけなきゃ、とてもじゃないけど意味のある固まりを流暢に話すことはできないわけです。そこで…

Cさん: あの~、まだ続き、長いです?仕事があるもんで…。できれば今日はこのくらいで、ってわけにはいきません?

Naoki: (あなたが質問したんでしょ!と怒ってみても仕方がない。ので…)No problem! じゃあ、続きは明日にしましょう。See you tomorrow! (なんか消化不良…。胃薬飲もう…。)

(End of Part 1)

N's Selection: 英語の語順について

2015-10-25 | 英語の学習
Question 2: 英語の語順が超わかんですけど~(嫌になっちゃう!)

Naoki: あ、なるほどね~、ゥウン!日本とは違いますよね~。でもどう違うのか…。何か文章ひとつ考えてみましょうか。そうですね~、例えば…「昨日ゆうこちゃん(誰?)に駅の前で会ったよ」っていう文にしましょうか。この文、英語だったらどうなるかな?

Bさん: え~と。え、誰が主語?あ、自分か。だから、まずIから始めるのね。

Naoki: そうですね。日本語は主語がない(subjectless)文も文法的(grammatical)なんですけど、英語は主語が必ずなければダメ!(覚えておくこと!)続けて、続けて。

Bさん: なので~、I yesterday Yukoに…駅の前?あ、in front of …station…会っただから~metか。ということは~I yesterday Yuko in front of station met her?あ、なんかおかしいかも?

Naoki: かなりおかしい…。英語の語順は、いつもこうなります。
『何か(誰か)が+どう(動)する+何かを+いつ、どこで、どのように』
つまり、いつも主語が始めに来て、その後に動詞、そして、いわゆる、目的語(するんだったら何をするのかを言う)、そして、その後に、いつ、どこで、どのように、とか言って、後必要な情報を足すわけですね。

Bさん: なるほど…。いつも、誰が、あるいは、何が、から始めて、その後に動詞、何をしたかを言って、その後に必要だったら、そのしたことを言って、そして~あと言いたい情報を言えばいいわけね。

Naoki: お見事!!すっばらしい!

Bさん: なんか、バカにしてます?

Naoki: …いえいえ。で、そうなるとさっきの文はどうなるの~かな?

Bさん: ん…あ、そうか。だから~。
I met Yuko yesterday in front of station…?
Naoki: おっし~い!

Bさん:やっぱ、バカにしてます?

Naoki: いえいえ…。I’m sorry…. ほとんどいいですよ。でも、まずyesterdayは文の一番最後に置きましょうか。なぜって?それは特に強調する必要のない情報なので、その場合は、意味のつながりが強いものを先にちゃんとつなげておいて、そして、後で言えばいいわけだから、かな?

Bさん: つまり、駅の前で会った、がつながっているから?

Naoki: そういうことです(^^)。

Bさん: じゃあぁ~こう?
I met Yuko in front of station yesterday.

Naoki: 99%オッケー!あとは、stationに何かをつけましょう。

Bさん: 何かをつける?あ、aとか、theとかいうやつね。

Naoki: ピンポン!

Bさん:やっぱ、バカにしてる!

Naoki:(おっと…)いや、そうじゃなくて、Joke, joke. では、どちらを付けるのか…。答えはtheです。the は、その後の名詞を限定する、特定する意味を持つので、話し手は、聞き手がその場所を知っていると思ってる場合は、theを使う。でも、聞き手がその駅がどこかわからない、ってことになると、聞き手は、きっと、What station?って言うでしょうね。

Bさん: じゃあ、もし、a station って言ったら?

Naoki: その場合は~「実はゆうこちゃんと、ある駅で会ったんだ~」って意味になるかな。つまり、聞き手が知らないと思って、なぞをかけるような感じになるのね。

Bさん: あ、なるほどネ。ということは~これでいいわけね。
I met Yuko in front of the station yesterday.

Naoki: そう、それで満点で~す。どうですか、わかってもらえたかな?英語の語順は、いつも、誰が、あるいは、何が、どうした(動詞を使う)、何を、を先に言って、その後に言いたい、必要な情報を、いつ、どこで、どのように、とつなげる、というわけです。どうです?簡単でしょ?まず、その語順を常に頭に入れて文を作ること。それが「英語の頭」を作る第一歩です。それさえ忘れなければ、ネイティブに「さっぱりわかんない~(I have no idea what you are talking about.)なんて言われることはありませんよ、ホント。

Bさん: ホントに~?

Naoki: (あ、疑ってる。嫌な感じ…)ホントですよ。Promise! じゃ、今日はこのくらいにしておきましょう。何か、今日はしんどかったな~。

Bさん: なんか言いました?

Naoki: いえいえ。Nothing. I had a very good time today. Bye! (ふ~。)

(End of Story)



N's Selection: 問答編シリーズ1:グラマーについて

2015-10-24 | 英語の学習
Hello, guys! 皆さん、しばらくのご無沙汰でした。またまたその後何も書かなくてすみません…(ペコリ)。いろいろ英語の勉強について深く考えるなか、前に書いた記事を見直していたら、面白いものを結構書いてたな~と思うとともに、英語に関する素直な質問ってあるよな、と、またまた思うに至りました。そこで、今回前に書いた記事(相当前です)を見直し、多少修正を加えて、再度アップすることにしました。皆さんの英語レベルによっては、易しすぎる、たいして勉強にならないものもあるかと思いますが、会話(問答)形式になっているので、面白く読んでいただけるのではないかと思いますので、一読してもらえると大変うれしいです。「前に読んだことある」と言う皆さんも、とりあえず一読ください。また何か新たな発見があるかも(ないかも)…それも、読んでもらえればわかりま~す。ではでは、(英語に関する)問答編シリーズの始まりで~す!Hope you will enjoy it!

Question 1: Grammar(文法)ってなんですか?

Naoki: 読んで字のごとし。文のルール(規則)です。私達が日本語を話して、話している相手にこちらが言っていることを理解してもらえたら、その言ったことは、文法的(grammatical)だったということになり、その文は正しい規則(ルール)に基づいて作られた文ということになります。

Aさん: でも、そんな規則勉強したことないけど?

Naoki: そうですよね~、学校で日本語の疑問文の作り方なんか学んだことないですよね。基本的に母国語の文法(grammar)はその言葉を使って育っていく過程で自然と学びます。だって、もし間違ったことを言ったら、そう、例えば、「あ~、お腹すいた。ご飯にちょうだい。」って言ったら、お母さん何て言います?「ご飯にちょうだい、じゃなくて、ご飯をちょうだい、でしょ。」とかネ。だから、使っていく中で自然と正しい規則を学んでいくわけです。私達の頭の中には、それはそれは複雑な日本語の規則がいっぱい一杯詰まっているわけです。

Aさん: まあ、なんと賢いこと!(たしかに…)

Naoki: でも、それが英語になると、使う機会はない。話す機会がない、あるいは、少ないわけですから、誰からか間違いを指摘されることもない…。つまり、自然と学ぶ機会がないわけです。でも、英文を作る(話す)ためにはその規則を知らないとできない。ということで、私達は少しずつ、少しずつ、その規則を学ぼうと努力するわけです。そして、それを学ぶにあたってはその学んでいる規則に係わる名前が一つずつ付くので(~構文、動名詞、関係代名詞等)、その言葉のせいで余計にわけがわからなくなり、その結果、文法大嫌い、英語苦手人間がたくさん出てくるわけです。

Aさん: 同感!

Naoki: でもね。日本語と同じで、別に先生じゃないんだから、規則を説明できなくても英語はできるようになるんですよね。要は、英語を話して(書いて)、それを聞いた(読んだ)人がその意味を正しく理解してくれたら、それでいいわけです。ということは、正しい英文を理解して、頭に入れて、それを相手がわかるタイミングで出せばいいだけってこと。結論。文法とは、言葉を正しく作るための規則であり、それは、その言語を母国語として話す人達(ネイティブ)の頭の中にある。私達が英語の文法を理解するということは、ネイティブの頭にある規則、その言語体系を、新しい言語体系として自分自身の頭の中に構築することである。あ、最後はちょっと難しくなったかな?

Aさん: あ、ばかにしてません?それくらいわかりますよ。しかも、そんなこと、結構分かり切ったことじゃないですか~?

Naoki: う~ん、まあ、そう言えばそうなんですけどね~、でもこれが結構大事なんですよね。後でその事がわかると思いま~す(だったらいいんだけどな~…ま、いっか。)

(End of Story)
Question 1: Grammar(文法)ってなんですか?

Naoki: 読んで字のごとし。文のルール(規則)です。私達が日本語を話して、話している相手にこちらが言っていることを理解してもらえたら、その言ったことは、文法的(grammatical)だったということになり、その文は正しい規則(ルール)に基づいて作られた文ということになります。

Aさん: でも、そんな規則勉強したことないけど?

Naoki: そうですよね~、学校で日本語の疑問文の作り方なんか学んだことないですよね。基本的に母国語の文法(grammar)はその言葉を使って育っていく過程で自然と学びます。だって、もし間違ったことを言ったら、そう、例えば、「あ~、お腹すいた。ご飯にちょうだい。」って言ったら、お母さん何て言います?「ご飯にちょうだい、じゃなくて、ご飯をちょうだい、でしょ。」とかネ。だから、使っていく中で自然と正しい規則を学んでいくわけです。私達の頭の中には、それはそれは複雑な日本語の規則がいっぱい一杯詰まっているわけです。

Aさん: まあ、なんと賢いこと!(たしかに…)

Naoki: でも、それが英語になると、使う機会はない。話す機会がない、あるいは、少ないわけですから、誰からか間違いを指摘されることもない…。つまり、自然と学ぶ機会がないわけです。でも、英文を作る(話す)ためにはその規則を知らないとできない。ということで、私達は少しずつ、少しずつ、その規則を学ぼうと努力するわけです。そして、それを学ぶにあたってはその学んでいる規則に係わる名前が一つずつ付くので(~構文、動名詞、関係代名詞等)、その言葉のせいで余計にわけがわからなくなり、その結果、文法大嫌い、英語苦手人間がたくさん出てくるわけです。

Aさん: 同感!

Naoki: でもね。日本語と同じで、別に先生じゃないんだから、規則を説明できなくても英語はできるようになるんですよね。要は、英語を話して(書いて)、それを聞いた(読んだ)人がその意味を正しく理解してくれたら、それでいいわけです。ということは、正しい英文を理解して、頭に入れて、それを相手がわかるタイミングで出せばいいだけってこと。結論。文法とは、言葉を正しく作るための規則であり、それは、その言語を母国語として話す人達(ネイティブ)の頭の中にある。私達が英語の文法を理解するということは、ネイティブの頭にある規則、その言語体系を、新しい言語体系として自分自身の頭の中に構築することである。あ、最後はちょっと難しくなったかな?

Aさん: あ、ばかにしてません?それくらいわかりますよ。しかも、そんなこと、結構分かり切ったことじゃないですか~?

Naoki: う~ん、まあ、そう言えばそうなんですけどね~、でもこれが結構大事なんですよね。後でその事がわかると思いま~す(だったらいいんだけどな~…ま、いっか。)

(End of Story)