表現128)Sorry to be a pest, but could you check on what is happening?(厄介な事を頼んで申し訳ないんだけど、どうなっているのか調べてもらえない?)
このpestの使い方をこの頃始めて知りましたので、皆さんともシェアー(share)したいと思い、取り上げることにしました。実は友人からあることを頼まれて、してあげたんですが、まだ事がうまく運んでいないみたいで、以下のようなメールをもらったんです(内容は多少変更しています)。
Sorry to bother you yet again. However, after more than a month, I have not yet received it.
(また面倒をかけることになって申し訳ないんだけど、一ヶ月以上も経ってるのに、まだ例の物が届いていないんだ。)
I'm not sure how long I should be patient before taking some kind of action to move the process along.
(処理を進めてもらうために何らかの行動を取る前に、僕は(あと)どれくらい辛抱して待つべきなのか、わからないんだけど。)
(省略)
Sorry to be a pest, but could you check on what is happening?
(厄介な事を頼んで申し訳ないんだけど、どうなっているのか調べてもらえない?)
といった感じのメールでした。その中に今回の表現があり、「え、こんな使い方あるんだ~」と感激(?)、取り上げることにしたわけです。通常pest(ペスト)と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、疫病のペスト、ですよね。それとアメリカに住んだことがある人ならすぐに浮かぶ、pest controlのpest。この場合のペストは害虫という意味で、pest controlで「害虫駆除」という意味です。この疫病とか害虫、害毒等の意味を持つpestが人に対して使われると、「厄介な人」「困り者」「邪魔者」などの意味になります。例えば以下のように使われます。
He is such a pest that we shouldn't invite him to the party.
(やつは厄介者だから、パーティには呼ばない方がいいよ。)
My dad is a pest, so why don't you come when he is not home.
(父さんは邪魔だから、家にいない時においでよ。)
とまあ、ここまではわかるのですが…え~つまり、pestという極めて響きの悪い言葉を他人に対して使うことはあり得る、ということはですね。日本語でも同じような表現がありますよね。でも、自分に対して使うとは思いませんよね~。「自分がpestである」なんてね。もちろん、「自分がペストであってごめんね」(sorry to be a pest)って、言っているんですけどね。
この言い方を日本語でわかりやすく言うと、「申し訳ないね~またまたお邪魔虫になって」という感じですかね。そして、この「お邪魔虫」がpestということです。ね、これならわかりやすいでしょ。もちろん、同じ気持ちを表すのには、sorry to bother you againでもいいわけですが…。書き手(話し手)の気持ちの問題ですね。
ついでと言ってはなんですが、pestから派生している言葉でpesterという言葉があります。これは他動詞(目的を取る動詞)で、「(人を)困らせる、悩ませる、苦しめる」という意味を持っています。pestがそもそも語源ですから、同じ「悩ませる」等でも、「かなりしつこい」という感じを含んでいると理解すべきですね。使い方ついては、「~(人)に何かに対して(を求めて)pesterする」という場合は以下のように言います。
John is pestering her for a date.
(ジョンは彼女をデートにしつこく誘っている。)
My uncle George pestered my father for money.
(伯父さんのジョージはお父さんにお金をせびった。)
「何かをもって(何かで)困らせる(悩ませる)」と言う場合は、以下のようになります。
Prime Minister Hatoyama has been pestered with the same questions all the time.
(鳩山首相はいつもしつこい同じ質問に悩まされていた。)
The customer pestered the shop with lots of complaints.
(その客は多くの文句でお店を悩ませていた。)
ま、pestという言葉、どう使ってもいい感じにはなりませんね。しかし、口語的に「困らせる人」「悩ませる人」、つまり、「お邪魔虫」って感じで軽く使うこともできるということを今回の話でわかってもらえたらうれしいです。英語の勉強は知識、理解を少しずつ積み上げることでしか進歩しません。そう、「継続は力!」「英語は毎日こつこつと…」、え、聞き飽きた?Sorry to be a pest, but that is all for you, guys.今回の話もお忘れなく…。See you in the next story, guys. In the meantime, have a good one! nao
このpestの使い方をこの頃始めて知りましたので、皆さんともシェアー(share)したいと思い、取り上げることにしました。実は友人からあることを頼まれて、してあげたんですが、まだ事がうまく運んでいないみたいで、以下のようなメールをもらったんです(内容は多少変更しています)。
Sorry to bother you yet again. However, after more than a month, I have not yet received it.
(また面倒をかけることになって申し訳ないんだけど、一ヶ月以上も経ってるのに、まだ例の物が届いていないんだ。)
I'm not sure how long I should be patient before taking some kind of action to move the process along.
(処理を進めてもらうために何らかの行動を取る前に、僕は(あと)どれくらい辛抱して待つべきなのか、わからないんだけど。)
(省略)
Sorry to be a pest, but could you check on what is happening?
(厄介な事を頼んで申し訳ないんだけど、どうなっているのか調べてもらえない?)
といった感じのメールでした。その中に今回の表現があり、「え、こんな使い方あるんだ~」と感激(?)、取り上げることにしたわけです。通常pest(ペスト)と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、疫病のペスト、ですよね。それとアメリカに住んだことがある人ならすぐに浮かぶ、pest controlのpest。この場合のペストは害虫という意味で、pest controlで「害虫駆除」という意味です。この疫病とか害虫、害毒等の意味を持つpestが人に対して使われると、「厄介な人」「困り者」「邪魔者」などの意味になります。例えば以下のように使われます。
He is such a pest that we shouldn't invite him to the party.
(やつは厄介者だから、パーティには呼ばない方がいいよ。)
My dad is a pest, so why don't you come when he is not home.
(父さんは邪魔だから、家にいない時においでよ。)
とまあ、ここまではわかるのですが…え~つまり、pestという極めて響きの悪い言葉を他人に対して使うことはあり得る、ということはですね。日本語でも同じような表現がありますよね。でも、自分に対して使うとは思いませんよね~。「自分がpestである」なんてね。もちろん、「自分がペストであってごめんね」(sorry to be a pest)って、言っているんですけどね。
この言い方を日本語でわかりやすく言うと、「申し訳ないね~またまたお邪魔虫になって」という感じですかね。そして、この「お邪魔虫」がpestということです。ね、これならわかりやすいでしょ。もちろん、同じ気持ちを表すのには、sorry to bother you againでもいいわけですが…。書き手(話し手)の気持ちの問題ですね。
ついでと言ってはなんですが、pestから派生している言葉でpesterという言葉があります。これは他動詞(目的を取る動詞)で、「(人を)困らせる、悩ませる、苦しめる」という意味を持っています。pestがそもそも語源ですから、同じ「悩ませる」等でも、「かなりしつこい」という感じを含んでいると理解すべきですね。使い方ついては、「~(人)に何かに対して(を求めて)pesterする」という場合は以下のように言います。
John is pestering her for a date.
(ジョンは彼女をデートにしつこく誘っている。)
My uncle George pestered my father for money.
(伯父さんのジョージはお父さんにお金をせびった。)
「何かをもって(何かで)困らせる(悩ませる)」と言う場合は、以下のようになります。
Prime Minister Hatoyama has been pestered with the same questions all the time.
(鳩山首相はいつもしつこい同じ質問に悩まされていた。)
The customer pestered the shop with lots of complaints.
(その客は多くの文句でお店を悩ませていた。)
ま、pestという言葉、どう使ってもいい感じにはなりませんね。しかし、口語的に「困らせる人」「悩ませる人」、つまり、「お邪魔虫」って感じで軽く使うこともできるということを今回の話でわかってもらえたらうれしいです。英語の勉強は知識、理解を少しずつ積み上げることでしか進歩しません。そう、「継続は力!」「英語は毎日こつこつと…」、え、聞き飽きた?Sorry to be a pest, but that is all for you, guys.今回の話もお忘れなく…。See you in the next story, guys. In the meantime, have a good one! nao