ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

HERO~ヒーローになる時、それは今~その2

2013-03-03 01:09:47 | 日記
1979年は街中に甲斐バンドの姿が溢れて

時計店はもちろん
駅や街頭のディスプレイにも大きなポスターが掲げられていた


奥さんが手元に残している
時計のカタログや雑誌広告には

腕時計の写真より
甲斐バンドの写真が大きく掲載されていて

しかも1枚として同じ写真は使われていない(笑)


ポスター用のスチール写真や
CFのひとコマを切り取った写真は当然としても

【HERO】の1番の歌詞や楽譜から
リリースされている甲斐バンドのアルバムの紹介まで

また、メンバーのプロフィールや甲斐さんへのインタビュー

ライブ画像とおぼしき写真も満載で

代理店は一体どちらを売りたかったのか?(爆)
と訊きたくなるくらいです(笑)


この曲で甲斐バンドは文字通りヒーローになったけれど

甲斐さんいわく…

誰でもチャンスがあるんだ
誰でもその人生の中でヒーローなんだ

だってヒーローは成功した奴だけじゃないよ
挫折して埋もれたヒーロー達だっていっぱいいる

今夜こそは!って狙ってる響きがあるんだ
光も見えれば影も見える

それが甲斐バンドの姿勢なんだ

スターやチャンピオンよりずっと
ヒーローは地に足の着いた言葉

チャンピオンは選ばれた1人だけど
ヒーローはどの街角にもいるんだ


ビッグタイアップ故のプレッシャーと
CM特有の言葉の制約がなかったことのキツさ

あるインタビューには30分で出来た曲と答え
別の記事では10分(爆)と書かれていたりするけれど…


【裏切りの街角】がヒットした後に感じた
自分の時代の捉え方は間違っていないという思いを

今度は意図的に試したというか

ハッキリと狙いに行った甲斐さん

それが意志を曲げて世間に媚びるのではなく

『ありのままの姿で受け入れられる』と確信したことが
この方のスゴイところですね(汗)

1位になります宣言はその表れでしょうし
また自ら退路を絶って
腹を括ったという意味もあったのかも…?


前述のカタログに掲載されていた小文には…

ステージからの熱いメッセージ
それに応える観客

興奮のボルテージは上がりっぱなし
これが甲斐バンドのコンサート

この楽しさ、連帯感を共有できるのが【青春】の特権だ

甲斐バンドのステージには
いつも新しい【何か】を期待させるものがある

この予感、ゾクゾクするスリリングさがたまらない

それは彼らの奥深いところに秘められた
したたかさのせいだ

しかし、したたかなるが故に魅力は研ぎ澄まされて
美しく輝くのではないだろうか


…って、そのへんの音楽雑誌よりも
的確な論評じゃないでしょうか!?(笑)

何度も言いますが
腕時計のカタログに載ってるんですよぉ!(爆)


甲斐さん自身の言葉として

会場の全員が総立ちになるようなコンサートを
何回でも続けられるバンドでありたい

と書かれているんだけど

30年以上経った今でも
その言葉通りに続けておられるとは…

甲斐さんはやっぱりヒーローなんですねえ!!
コメント
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