ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろのセイ!ヤング21(6/29)その3

2017-07-01 13:02:00 | メディア
「NYに行って着いた日に、キャロル・キングの『ビューティフル』っていう
ミュージカルをまず観て…」と甲斐さん

「まあー上手い訳ですよ、みんな、全員
キャロル・キング役の人もそこそこ上手いし…
『キャロル&ゴフィン』の夫婦の頃から物語が始まって行って
結局【ロコモーション】とか書いて、すぐ売れて
モータウンで40曲50曲みたいな…
すごいみんな売れて行く訳じゃないですか

でも、結果的に夫婦仲が悪くなり、カリフォルニアに娘と移って
それで、プロデューサーから口説かれて『つづれおり』を録って…みたいな
その途中で、たくさん歌がある訳ですよ
【ソー・ファー・アウェイ】とか、なかなか素晴らしい

みんな上手い、歌は…ただし【イッツ・トゥ・レイト】やりながら
一人で歌って弾かなきゃいけないんで
やりながら歌うってのは大変なんだと…(笑)
『ああぁ〜モタってるよ!』『ああぁ〜走ってるよ!』
みたいな…(笑)難しい訳ですよ
もう、心配になっちゃって(笑)

だから、キャロル・キング上手いんだよね
あれ、ぴしゃり自分のタイミングで弾きながら歌うから
それは楽しめて『良かった、良かった』って言って…

ま、着いた日なんで、とにかく『メシ食いに行こ!メシ食いに行こ!』って
『どうする?』って言って、一番安定してるのはカレーじゃないですか
NYはもう、魚介類かカレーが一番安定してるんで『カレー行こ』と…

次の日は『チャーリーとチョコレート工場』のミュージカル…もう、スゴイんですよ
ちょうど着いた日に『あ、このチケット出てる!』って言って
すぐ買ったんで…代金が1人3万円くらいなんですけど

子供がいっぱい来てるんですけど
みんなNYの子供なんで、ファッションも超イイし
ワーワー騒いでるけど、劇が始まったらシーンとして一切騒がないみたいな
もう、着てる洋服、全然違う!
そりゃ、3万近いチケット買って来る訳ですからね
NYの金持ちの子供たちみたいなことなんでしょう

映画観ました?ナンか小さな型があって、いっぱい出て来るんですけど
志村けんがさ、自分の顔出てて、小さな人形しながら…
あれ、CMだっけ?あれが男と女、黒人白人含めて
10人くらい、バーッと出て来るんですよ

赤い髪の毛で、ちっちゃな本人たちは後ろで真っ黒なの着て踊るんですよ
…悪夢ですよ(笑)あの白いヤツで十何人が
むちゃくちゃ上手いんですよ、その踊りが
それ用に曲もつけてるし、スゴイなと…

それ観て、いい加減もう『スゴかった!』でいいじゃないですか
その後、7時からまた観に行こう…っていうのは
それ『スリープ・ノー・モア』…もう絶対寝かさない…みたいな
それ、元々(観ることが)決まってたんで
6階建てのビル全てがパフォーマンスっていうか、そういうヤツなんですよ

行くとね、まず仮面を渡される訳ですよ
仮面を着けて、グループで行ったとしてもですね
暗い暗い通路を通って行って、広い所に出たところで
何となく寸断されるんですよ、バラバラに…
僕はカミさんなんかと行ってたんですよ、仮面夫婦ですよね(笑)

広い所へ出て、それぞれバラバラになる展開があるんですけど
一番最初に、洋服着た女の人が吊るされ気味になってて
もう1人の洋服着た男と、全裸の、ナニがチャンと見えてる…
俺、その瞬間、超大笑いしたんですけど(笑)
あっ、とにかく横の人と話しちゃいけないんですよ

その女の人を何となく、ひんむきながら乱暴な感じでやる
パフォーマンス、寸劇から始まるんですよ
結局、お化け屋敷と暗黒舞踏が一緒になったような
でも、その暗黒舞踏もホントの力量のない暗黒舞踏なんで(笑)

それが、最初のオドカシが終わると、役者さん達がバラバラになって行くんで
みんな、ついて行く感じなんですよ
6階中ずっと役者について行ったりとか、色んなフロアを自分で行きながら
色んな寸劇、パフォーマンスに出会うみたいな…

その役者について行く感じが、ナンかゾンビの群れが
ゾロゾロゾロゾロ行くような感じで
それも、俺、見て大笑いしてたんだけど…『なんや、それ』みたいな(笑)
やっぱ、表現してるもんてさ、大体30〜40分経ったらもう判るじゃん、力量が…

女の人(奥様?)はそこまで力量ないんで
そうすると、肉体使った男の人がポールダンスでグルグル回るような感じとか
そういうような人の方が良いかなと思って行くんだけど
それもまた、大体パターンが見えて来て
最後は客いじりになったりするんですよ、それも面倒くさいじゃん

『なんやコイツら』みたいな…だんだん腹立って来たんで
それで、喋っちゃいけないってなってるけど
階段のトコで、ちょうど偶然、僕らの知り合いと会ったんですよ

小さい声で話してたら、どうもさっき通りすがった人が
最終的に6階(中)をずっと歩いてると
最後は、バーみたいなトコに出るんですよ
上手くそうやって連れて行って貰って、バーみたいなトコに出て
一杯飲んでご苦労さん、お疲れさんみたいになるらしいんだけど
『最終ラウンジのバーが、どうも2階らしい』っていうのを聞いたと…

とにかくね、ずーっとノイズが鳴ってるんですよ
音楽とノイズが…それで仮面つけてるじゃん
だんだん腹立たしくなって来て、40分くらい経った時に、
従業員しか入っちゃいけないトコがあって、パッと開けたら
4階だっていうことが判ったんですよ

その時ちょうど、僕の連れがいたんで
『ここから2階に降りれば、出れるんじゃないの?』って言って
2階バーッと降りたら、ホントにその通りで
俺たちだけムチャクチャ早くて
普通の人が2時間半くらい経ってやって来るのを
俺たち、1時間10分くらいで来てるんですよ(笑)

そこで、さっさと酒飲み始めたんだけど
『白ワイン、2つ2つ』『ホワイトワイン ツー』とか言ってて
そしたら、向こうが出した瞬間に『キャッシュ』って言われたんですよ
ところが、クロークにバッグ預けてる訳よ

『えっ!?』ってなって、ほんっとに僕の顔がガッカリしたんだろうね(笑)
そのバーテンが、僕の顔見て『サービス、サービス』
ちっちゃい声で言ってくれて(笑)
そんな『ノー・スリープ・モア』です(笑)

今、香港でそれ…とにかくNYは大当たりで
1年くらいずっとやってるらしいんですけど
香港版が行ってて、どうも日本に持って来るらしいと…
それをディスクガレージが…(笑)
俺、電話して止めた方が良いのかな?(笑)中西くーん(笑)」

…と、楽し気にお土産話を語っておられましたが
博物館にミュージカルに体験型ライブ?と、かなりお忙しそうに動き回られ
色んな刺激をお受けになったんだろうなと思う一方で

「見せること」をお仕事になさっている方というのは
額面通りの「演出」だけでなく
作り手の目でもご覧になっているみたいで
これは、楽しさが倍増することもあれば、半減することもあるんでしょうし
一概に「羨ましい」とは言えないかなあと…(苦笑)
コメント (1)
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甲斐よしひろのセイ!ヤング21(6/29)その2

2017-07-01 07:00:00 | メディア
つボイノリオさんのラジオ番組「聞けば聞くほど」で
甲斐バンドの「オールタイム・ベスト」の話題が出て
「つボイさんと甲斐バンドの接点は?」という
投稿があったとのメールを読まれて

甲斐さんは「彼(つボイさん)がキャンペーンに軽い気持ちで(CBCに)来て
出ようとした直前のゲストが僕で(笑)
ナンか、こう何となく、それなりに
ケンケンガクガクしてる内に大ゲンカになったと…(笑)

僕は、この番組、知ってます(笑)
生放送で、マイクは投げつけるわ、机は蹴るわ
俺、帰りそうになったんですよ、ホントに(笑)
僕、あえて…『新野新』って放送作家なんですけど、鶴瓶と3人で
『ぬかるみの世界』という番組です

僕、それ第1回目のゲストで
まんまと向こうに乗せられて大ゲンカしたために
聴取率週間のたびに…」とおっしゃった時に
すかさず松藤さんが「呼ばれた?(笑)」と合いの手を入れられ(笑)

「呼ばれない!(笑)行かないし!(笑)
そこから5〜6年…10年近くですかね
リプレイされる…10年近くですよ!」と説明なさってましたが
そんなアーカイブはイヤですよねぇ(苦笑)

ただ、奥さんによると…
ホントに手に汗握る緊迫した内容だったみたいで(汗)
今はもうそんなことない…と思いつつ
ライブ中のヤジなどが、あまりにしつこいと
甲斐さんが怒っちゃうよ…と、ヒヤヒヤしてしまうのは
この放送の印象が強く残っているからかも知れないと…(苦笑)

ともあれ、つボイさんが「大変なことになっていて
次、自分の出番なので、どうしようって思ったけど
何事もなかったように番組は進行しました(笑)
それが、僕と甲斐バンドの接点です
アルバム発売楽しみですね」と話されていたとの内容に
「とってつけたみたいに…(笑)」と甲斐さん(笑)

でも「ロンドンでマスタリングした音源がチャンと届きました
野際陽子さん、ご冥福をお祈りしたい
こんなタイミングで、ホント申し訳ないっていうことでもあるんですけど…」と
1曲目は、そのベストアルバムから【非情のライセンス】

ついに、甲斐バンド版【非情のライセンス】を聴けた訳ですが
イチローさんのアレンジとギターがカッコイイし
奥さんが楽しみにしていたサビの歌詞も
甲斐さんが歌われると、良い意味でいっそう刹那的だし
松藤さんの歌唱印税3等分(笑)のコーラスもバッチリで

この放送を聴かれた方が、このアルバムに興味を持って下さったら良いな♪
と、思う一方で、いわば「目玉」ともいうべき曲をあっさり流されると
「あっ、こんな感じね」で終わってしまう方もいらっしゃるんじゃないかと…?(汗)

もっとも、奥さんに言わせれば
甲斐さんは、ご自分の気に入ってる曲は
「出し惜しみなしにドンドンかけたい人だから(笑)」らしいですけど…

あっ!ただ「ロンドンでマスタリング」ってことは
やっぱり「仕事先のNY」は、ちょっとアヤシイのかなあ?(笑)

曲明けに「『ベスト・オブ・ロック・セット かりそめのスウィング』
7月26日に甲斐バンド待望のベストアルバムがリリースされます」と甲斐さん
「甲斐バンドが待ち望んでいたように聞こえる(笑)」
…という奥さんのツッコミはさておき(笑)

「もうホントに久方ぶりのベストなんですよね
最近の【Blood in the street】とか、そこまで全部入ってるんで」とおっしゃると
松藤さんも「ここまでフルの奴はないですもんね」とお答えになってました

確かに、86年の解散までの各アルバムから選ばれた曲と
オリジナルアルバム未収録の曲が取り混ぜられていて
ナカナカ面白そうな感じですが
「オールタイム・ベスト」っていうには「変化球」っぽいかな?(笑)

でも「2017年現在の」と考えれば
アルバム「GOLD」の曲は、去年の野音でかなり触れられたし
「40周年」記念の書き下ろし曲は
ビルボード・ツアーのアンコールで歌われたし…といった風に
現在進行形ならではのチョイスとも言えるんじゃないかと…?

だって、ライブ活動をなさってない状態で選曲されたら
このラインアップにはならないでしょう?(笑)
少なくとも「カバー」や「リミックス」の曲は
「これぞ、甲斐バンド」的な(笑)
あの曲やこの曲に置き換わる可能性大ですよね?

まあ、アルバムに収録された曲を同じ曲順で…といっても
ライブで演奏されると、また違う曲になるのは確実だと思われますし
「2017年の甲斐バンド」楽しみですね♪
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