ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

月刊エンタメ8月号

2017-07-05 14:24:00 | メディア
石田伸也さんがお書きになった「伝説の野外ライブ40年史」に
甲斐バンドの野外ライブが取り上げられているとのことで
1日の早朝からコンビニに走った奥さん
某アイドルの水着姿の表紙にも負けず
しっかりゲットして来ました(笑)

「7年ぶりのインタビュー」という甲斐さんのご発言を拾ってみますと…

「チャート1位になったことで『見える景色』というのが判った
じゃあ、次はどこを目指すのか?メンバーとミーティングして
はっきりと『俺たちは日本初のスタジアムバンドを目指すんだ!』と宣言しました」に始まり

「ライブには、スピード感とストーリー性
そしてスペクタクルが必要」との言葉通り
箱根・芦ノ湖畔での「100万$ナイト」では

「ステージの後方に湖があって
その対岸から日本に1台しかない自衛隊用の強力なサーチライトを
ステージ上のミラーボールに当てる
湖や湖畔の斜面にミラーボールの光が回るという大スペクタクルをやって
これから更に『未開の地』でやらなきゃいけないなと思った」と甲斐さん

「ロックは格闘技だ」と選ばれた花園ラグビー場に関しては
「あれが関西特有のワイルドなノリなんでしょうね
30センチの分厚い鉄柵がグニャリと曲がったんですから」

「観客を説得し、20分かけて後方へ下げさせ
バラード曲を前倒しで歌って鎮静化させた
仲のいい笑福亭鶴瓶が観に来てたけど
ずっと『あれをよく下げさせたな』って言われて…」と振り返られ

石田さんによれば…野外だけでなく
日本初の椅子なしオールスタンディング・ライブとなった
品川プリンスホテル・ゴールドホールや
両国国技館のこけら落とし公演にも
甲斐バンドの「誰もやったことのない場所」へのこだわりがあり

「日本の野外ライブ史に楔を打ちつけた」THE BIG GIGについて
甲斐さんは「20世紀の最大の功績は高層ビルだと思っていたので
甲斐バンドが『都市型』のバンドだというイメージを定着させるためにも
高層ビルに囲まれた東京のど真ん中でやってやろうと」決められたものの

スタッフの皆さんやプロモーターの方々は
開催にこぎつけるまでに、かなりのご苦労を重ねられたんですよね(汗)

ともあれ…「ホールならば完全な暗転が効くけど
真っ暗にはなりきれない(野外ライブで)
曲と曲の間もずっと観られているのは、一種、異様だったけど
逆に、それが良かったんだなって感じはありますね

街の雑踏の、ざわめきの中で、このライブが行われたこと自体が
ミラクルとしか言いようがない」と話されてます

日没時間をお調べになり、それに合わせて曲を選ばれたということは
今までにも何度か口になさってましたが
「曲と曲の間」云々に関しては初耳ですね

ワンマンで、一番最初の野外ライブとなった「野音」が決まった際に
「野外って、すごくイヤだったんだ」と、おっしゃっていたのは
音響の問題が大きいのかな?と思っていたけど

ライブにおける「ストーリー性」ということを考えれば
セットリストや演奏、パフォーマンスはもちろん
音響や照明、舞台装置など、トータルで
その時間、その空間を演出することで成り立つものでしょうし

「照明が利かない」時間帯があるというのは
観客に「楽屋裏」が見えてしまうことより
「ストーリー」や「世界観」が寸断されるというか
1曲ごとに現実に引き戻される隙が出来てしまうというか
そういった演者としてのやりにくさが、おありだったのかも知れませんね?

でも、BIGGIGで、陽が落ちて暮れきった後
「OK、ちょっと客席を明るくしてくれる?
【安奈】をやるからね【安奈】を…いいかい?
そのままちょっと点けっぱなしにしとくからさ
みんなで一緒にやるよ」と照明を上げられたのは

高層ビルに囲まれ、街の雑踏やざわめきが聞こえる
かつてないロケーションを、観客と共に味わいたいと思われたのかなあと…

「次々と規格外の会場を開拓するのは、一種の『アウェー』であり
ステージに飛び出した瞬間の距離感をどう掴むのか?」と石田さん

甲斐さんの答えは「なんてったって、ステージと客席との距離は
あらかじめ消防法で決められた一定の距離感なんだから
どの場所でやろうと、そこは変わんないよ」

石田さんのおっしゃる通り「百戦錬磨の威風堂々な答え」ですが
ロッキュメントやアコギツアーで
ライブハウスや小さな会場でのライブをこなされ

照和やビルボードでのMCでは
その近さに「客の方が固まってる(笑)」とおっしゃったものの
照和の前方席はスタンディング禁止になり
初めてのビルボードでは、観客が立ち上がった途端に
思わず、一歩後ろへ下がられたことも…(笑)
やはり、あの近さは別格だったんでしょうか?(笑)
コメント
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