このアンケート調査の中には、面接やお見合い等
初対面や短時間での印象に触れたものが多く
「『人間、見た目ではなく中身が大切』と言われるけど
そもそも、その相手に興味を持つ見た目がないと
中身を見ようとは思わない」という言葉に、ジレンマが感じられます
一方「見た目には、その人の『らしさ』が表れる
たとえ、自分の見た目に自信がなくても
自分らしさを認め、見た目を背負って行くことが必要」とか
「人の内面は見た目に表れる
人は見た目で判断されると判っているのに
自分で出来る範囲の努力をしない人は
社会に受け入れて貰わなくても良いと思っている人である」とか
「本当に問題なのは、見た目ではない
自分の人格や能力が劣っているにも関わらず
それを外見のせいだと思い込み
『人は見た目でしか判断しない』と負け惜しみを言うことだ」
…といった自分自身の心の有り様や
見た目に対するアクションの必要を訴えるご意見もありました
「見た目」は、顔だけでなく
髪型や服装、仕草や話し方まで含めての印象を指すものだとすれば
そこに自分らしさを演出したりも出来るし
また、内面から滲み出るものがあったりする訳で
例えば「服装は自己主張である」との言葉が示すように
甲斐さんも、ツアーメンバーを選ばれる際には
「どういうファッションを身に着けているか?を見る」とおっしゃってました
最先端の流行を追う人、流行に関係なく好きな物を身に着ける人
一着の服を大切にする人、靴・帽子・時計といった小物にこだわる人
身なりに構わない、ファッションに興味がない…という人も
それがその人の考え方だと受け取れますし
何よりも着心地が大事と思っておられる人なのかも知れません
髪を染める、ピアスを着ける、ネイルをする
…といったことも、その人の主張であり
それを見た人が、その主張をどう受け取るかも様々で
また「黙っていれば整った顔立ちなのに、話をするとガッカリ」とか
「美人じゃないけど愛嬌がある」とか「笑顔が爽やかで好感が持てる」という風に
顔の良し悪しとは別の印象を与えることもありますよね
甲斐さんは「恐そうな人に思われてると
普通に挨拶しただけで、良い人だと言われる(笑)」とおっしゃってたし…(笑)
ともあれ…就職面接を受ける際に
リクルートスーツに身を包み、髪型を整えるのは
その場に相応しい身だしなみとしても
印象を良くするために、性別を問わず
整形手術を受ける方が増えているということに、最初は驚いたものですが
整形を受けたことで、見た目の印象が変わるというより
コンプレックスが解消され、自分に自信が持てるようになることが
人に明るい印象を与えるんじゃないかと…
ちなみに…奥さんは、その昔、頬がこけて顎が尖っていると
人にギスギスした印象を与えるようだと悩み
「もう少し、頬がふっくらしてたらなあ…」と呟いたのを上司の方に聞かれ
「じゃあ、そういう風に整形すればいい」と言われたらしく
「イヤ、そこまでは…」と答えたところ
その上司の方は「なら、自分では今のままで満足してるってことだ
もし、顔にケガをしたり、火傷を負って、それが治るとしたら
迷わず手術を受けるんじゃないか?」とおっしゃったそうで
それ以来、二重瞼にしたいと手術を受ける方にとって
一重瞼は、顔の傷と同じなのかも知れないと思うんだとか…
それはさておき…稲田防衛大臣が、アジア安全保障会議で
オーストラリアとフランスの国防大臣の方を見ながら
「私たち3人には共通点がある
みんな女性で、同世代、そして全員がグッドルッキング(美しい)!」と発言し
当の大臣お二人も、会場にいた外国人記者たちも
顔を強張らせていたという件について
フランス人の女性記者は「古くさい男性のようだった
女性である大臣自身が、女性差別的な発言をしたのに驚いた」そうだし
海外では、容姿の優劣で女性の価値をはかるような物言いは
不適切とされているらしく
この日の夕食会でも、稲田さんの発言は「奇妙だった」とか
「講演のほとんどは棒読みだったが
あの一言だけは実感がこもっていた」と、しきりに話題になったんだとか…
東大大学院の瀬地山角教授によれば…
「職務と関係ない属性に不必要に言及することと
『美しい』などと、社会的に優位な特性を誇ったり、讃えたりすることで
社会にある差別構造への無理解を示すことの2点に問題があり」
上智大・三浦教授は「日本社会では
サッカーや政治などの分野で、どんなに成果がある女性でも
当たり前のように、容姿を話題にされることが、男性よりも圧倒的に多い
男女の所得格差が大きく、女性管理職の比率も低い男性優位の社会では
女性が容姿で判断されることが日常茶飯事になってしまう
稲田大臣の発言は、この社会に適応しすぎたことの
表れなのかも知れません」と指摘なさってます
確かに、日本では、女性の政治家やアスリートの方に
「美しすぎる〇〇」といった修飾語を付けたりしますし
このフォーラムでは、実際に「元祖美人市議」と呼ばれた方が
「当時は『おじさん一色』だった地方議会で埋没しないために
『若さ』『女性』を強調して目立とうとしましたし
それによってメディアにも注目して貰いました
見た目を武器にしたこと自体は良かったと思っていますよ
『美しい』と思われることが、その人の話を聞いてみる
きっかけになるかも知れないですよね」と話されていて
また、稲田大臣の発言に対し「恥ずかしい」とか
「政治の仕事はタレントではない」といったご意見や
「残念ながら、日本では、こういう振る舞いがウケる」という声よりも
稲田大臣の「容姿」についての反応が多かったらしく
憤りを覚え、批判するべき論点がズレていること自体が
この国の「見た目」に関する認識を示しているような気がします(汗)
初対面や短時間での印象に触れたものが多く
「『人間、見た目ではなく中身が大切』と言われるけど
そもそも、その相手に興味を持つ見た目がないと
中身を見ようとは思わない」という言葉に、ジレンマが感じられます
一方「見た目には、その人の『らしさ』が表れる
たとえ、自分の見た目に自信がなくても
自分らしさを認め、見た目を背負って行くことが必要」とか
「人の内面は見た目に表れる
人は見た目で判断されると判っているのに
自分で出来る範囲の努力をしない人は
社会に受け入れて貰わなくても良いと思っている人である」とか
「本当に問題なのは、見た目ではない
自分の人格や能力が劣っているにも関わらず
それを外見のせいだと思い込み
『人は見た目でしか判断しない』と負け惜しみを言うことだ」
…といった自分自身の心の有り様や
見た目に対するアクションの必要を訴えるご意見もありました
「見た目」は、顔だけでなく
髪型や服装、仕草や話し方まで含めての印象を指すものだとすれば
そこに自分らしさを演出したりも出来るし
また、内面から滲み出るものがあったりする訳で
例えば「服装は自己主張である」との言葉が示すように
甲斐さんも、ツアーメンバーを選ばれる際には
「どういうファッションを身に着けているか?を見る」とおっしゃってました
最先端の流行を追う人、流行に関係なく好きな物を身に着ける人
一着の服を大切にする人、靴・帽子・時計といった小物にこだわる人
身なりに構わない、ファッションに興味がない…という人も
それがその人の考え方だと受け取れますし
何よりも着心地が大事と思っておられる人なのかも知れません
髪を染める、ピアスを着ける、ネイルをする
…といったことも、その人の主張であり
それを見た人が、その主張をどう受け取るかも様々で
また「黙っていれば整った顔立ちなのに、話をするとガッカリ」とか
「美人じゃないけど愛嬌がある」とか「笑顔が爽やかで好感が持てる」という風に
顔の良し悪しとは別の印象を与えることもありますよね
甲斐さんは「恐そうな人に思われてると
普通に挨拶しただけで、良い人だと言われる(笑)」とおっしゃってたし…(笑)
ともあれ…就職面接を受ける際に
リクルートスーツに身を包み、髪型を整えるのは
その場に相応しい身だしなみとしても
印象を良くするために、性別を問わず
整形手術を受ける方が増えているということに、最初は驚いたものですが
整形を受けたことで、見た目の印象が変わるというより
コンプレックスが解消され、自分に自信が持てるようになることが
人に明るい印象を与えるんじゃないかと…
ちなみに…奥さんは、その昔、頬がこけて顎が尖っていると
人にギスギスした印象を与えるようだと悩み
「もう少し、頬がふっくらしてたらなあ…」と呟いたのを上司の方に聞かれ
「じゃあ、そういう風に整形すればいい」と言われたらしく
「イヤ、そこまでは…」と答えたところ
その上司の方は「なら、自分では今のままで満足してるってことだ
もし、顔にケガをしたり、火傷を負って、それが治るとしたら
迷わず手術を受けるんじゃないか?」とおっしゃったそうで
それ以来、二重瞼にしたいと手術を受ける方にとって
一重瞼は、顔の傷と同じなのかも知れないと思うんだとか…
それはさておき…稲田防衛大臣が、アジア安全保障会議で
オーストラリアとフランスの国防大臣の方を見ながら
「私たち3人には共通点がある
みんな女性で、同世代、そして全員がグッドルッキング(美しい)!」と発言し
当の大臣お二人も、会場にいた外国人記者たちも
顔を強張らせていたという件について
フランス人の女性記者は「古くさい男性のようだった
女性である大臣自身が、女性差別的な発言をしたのに驚いた」そうだし
海外では、容姿の優劣で女性の価値をはかるような物言いは
不適切とされているらしく
この日の夕食会でも、稲田さんの発言は「奇妙だった」とか
「講演のほとんどは棒読みだったが
あの一言だけは実感がこもっていた」と、しきりに話題になったんだとか…
東大大学院の瀬地山角教授によれば…
「職務と関係ない属性に不必要に言及することと
『美しい』などと、社会的に優位な特性を誇ったり、讃えたりすることで
社会にある差別構造への無理解を示すことの2点に問題があり」
上智大・三浦教授は「日本社会では
サッカーや政治などの分野で、どんなに成果がある女性でも
当たり前のように、容姿を話題にされることが、男性よりも圧倒的に多い
男女の所得格差が大きく、女性管理職の比率も低い男性優位の社会では
女性が容姿で判断されることが日常茶飯事になってしまう
稲田大臣の発言は、この社会に適応しすぎたことの
表れなのかも知れません」と指摘なさってます
確かに、日本では、女性の政治家やアスリートの方に
「美しすぎる〇〇」といった修飾語を付けたりしますし
このフォーラムでは、実際に「元祖美人市議」と呼ばれた方が
「当時は『おじさん一色』だった地方議会で埋没しないために
『若さ』『女性』を強調して目立とうとしましたし
それによってメディアにも注目して貰いました
見た目を武器にしたこと自体は良かったと思っていますよ
『美しい』と思われることが、その人の話を聞いてみる
きっかけになるかも知れないですよね」と話されていて
また、稲田大臣の発言に対し「恥ずかしい」とか
「政治の仕事はタレントではない」といったご意見や
「残念ながら、日本では、こういう振る舞いがウケる」という声よりも
稲田大臣の「容姿」についての反応が多かったらしく
憤りを覚え、批判するべき論点がズレていること自体が
この国の「見た目」に関する認識を示しているような気がします(汗)