毎年、この時期になると何故かセンチメンタルな気分になる。
思い返せば小学生くらいの時からすでにそうだったような気がする。
最近、やたらと懐かしい人たちの事が思い出され、
今日、私は一つ実行に移した。
亡き母もきっと喜んでくれるだろう。
センチメンタルな気分は昔、家で飼っていた九官鳥にまで及んだ。
キューちゃんという名前の九官鳥だった。
その九官鳥は義母の真似をして「Sちゃん(息子の名)いけません」と
いうのが口癖だった。1日中それを言っていた。(当時息子は2~3歳)
息子が「キャーッ!」と叫んで、言う事をきかず逃げ回る声も真似していた。
私はこの九官鳥に住所と名前を教えた。
「大分県〇〇市〇〇 〇〇(姓)キューちゃん」
これが言えていた。
ある日、鳥かごから逃げ出し、キューちゃんは行方不明になった。
もう帰って来ることはないだろうと諦めていたら
数日後、100メートルほど離れた家の人が「お宅の鳥ではないですか」と
言ってキューちゃんを捕まえ連れてきてくれた。
住所氏名でそうではないかと思ったらしい。
娘に「そういうことがあったね」と話すと
「今、九官鳥を飼ったら、確実にその九官鳥は『お父さん。お父さん』と
言うようになると思う。お母さん、朝から晩までそう言ってるから」
と言う。
それを想像してみた。甘えたり、怒ったり、時には威嚇したり・・・(^^ゞ
いろいろな声色で九官鳥はそういうに違いない。
そこまで想像したらセンチメンタルな気分はどこかへ飛んでった。(^^ゞ
♪夏が過ぎ風あざみ
誰のあこがれに さまよう
青空に残された 私の心は夏模様♪