先月はお誕生日月間で、60歳だ!と感心してるうちに月も変わりました。
雨の多い月で、コロナだけでも大変なのに、豪雨の被害もあちこちに広がり
雨の多い月で、コロナだけでも大変なのに、豪雨の被害もあちこちに広がり
被害に遭われた方には本当に言葉も浮かびませんが、日々の暮らしが少しでも安らかであるようにと願います。
映画や演劇、コンサートが好きでよく行くのですが、映画にはシルバー割引があって良いですね。
前売り券を買ったり年会費を払ってメンバー割引になったり、いろいろ工夫して少しでも安くなるようにと考えて来ました。
60歳になったらいつでも割引!と楽しみにしていました。
記念すべきシルバー割引第1回。
『マルモイ 言葉集め』を観てきました。
日本統治下の朝鮮で、民族の誇りである言葉を奪われ、日本語や日本の名前を強要されていた人たちが、辞典を作るために奔走されます。
韓国の映画をよく上映している、心斎橋のシネマート。シルバー料金は1200円でした。
大阪には在日コリアンの方が多く、古くから文化や生活で交流というより協同してきて、鶴橋の市場周辺の飲食店など、買い物や食事に、楽しみにたまに行きます。
子どもの頃から学校のクラスに数人は韓国人がいて、帰化して途中で名前が変わる子もいたりして、それも自然になじんでいたつもりでした。
最近はヘイトスピーチや心が荒むような差別事象が多くて、シネマート周辺にも時々あるようです。
映画を観て、名前や話し言葉という生活そのものの重要なことで苦労してこられた人の、子ども、孫世代と今を共に生きていながら、あまり深く知ろうとせず、上辺だけでなじんでたのかなあ、と思いました。
ヘイトスピーチや差別はもちろん嫌悪するし、韓国人の友だち、知り合いとは、仲良くやっていて韓国料理も大好きだけど、知らなかったことをずっと知らないままでは良くないな、と反省しました。
日本人に日本人としてナントカ、と言う押し付けでさえ反発を覚えるのに
違うルーツに自尊心を持っている人に対して、皇国臣民を強制するなんて理不尽です。
昔の話で終わらず、そういう行いの元になる感覚や考え方を改めないといけませんね。
時代背景を勉強してみようと思います。
映画が終わって外に出ようとしたら、どしゃ降りで雷が鳴ってました。
傘を持っていなくて、せっかく割引料金で映画鑑賞したのに、傘買ったらもったいない、と仕事着のTシャツを頭にかざして歩きました。
どしゃ降りの足元濡れてるところを走ったら滑ったりこけたりしそうで。
シニアデビューを果たして、次は何を観ようかな。
梅雨が明けて夏本番。
華やかに
メダカの新世代もどんどん登場。
コロナも豪雨被害も
色んな差別も
ひっくるめた厄災に
打ち勝っていけるように
がんばろうと思います。