奇跡講座テキスト編(中央アート出版社)
平安への障害.B-苦痛の魅力-
(T-19.Ⅳ.B.12:1〜2)
肉体を通して楽しみを求めるなら、苦痛を見出さずには済まない。
この相互関係を理解することは非常に重要である。
なぜなら、これが、自我が罪の証拠と見なしているものだからである。
(12:6〜7)
罪悪の魅力も必ず恐れと一緒に入ってくることになり、それゆえに、恐れが肉体に命じる行為はすべて苦痛を伴う。
肉体はすべての幻想がもつ苦痛を共有し、楽しみの幻想はいずれ苦痛と同じものとなる。
快楽も苦痛も、コインの裏表。
世界も肉体も
分離の決断の結果だから
その決断の影響下では
必ず分離が付きまとう。
どんなに素晴らしい人生のように
美しくきらびやかに飾り立てても、
他の人生と中身は全く変わらない。
何一つ変わらない。
キラッキラに見える大富豪の人生も
何もないように見えるホームレスの人生も
全く同じ、分離の影響下にある。
快楽も、分離.恐れからのもの。
世界に自己を幽閉するための自己欺瞞。
夢見を終えるしかない。
100%そこにのみ、幸福がありえる。
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