Storia‐異人列伝

歴史に名を残す人物と時間・空間を超えて―すばらしき人たちの物語

「とっしょりのファッションショー」

2006-06-24 16:03:36 | ローカルな話題
ファッションショーを企画したのは、まちづくりグループ荒町新鮮組(庄司博代表)、中心人物が幸五郎新聞発行人、文具店幸洋堂の出雲幸五郎氏。
本日会場でいただいた、「とっしょりのファッションショー趣旨 荒町新鮮組」ヨク見れば、すばらしい中身でありました。

「今まで、永年まちづくりをすすめて来た荒町新鮮組では、宮城県高齢者共同組合の支援を受けて、元気なとしよりのあるべき姿を、積極的に表現していただき、高齢者の方々に生きがいを持っていただくべく、ファッションショーのなかで自己表現をしていただく行事を企画致しました。
演技者は勿論としよりであり、使用するファッションは古布で再生した衣装で、環境にも配慮しました。
古布再生衣装については、宮城服装文化学院ならびに町内の「花松里」さん「藤彩」さんより借用お願いいたしたく、モデルについては荒町リズム体操にお願いしましたが、なお且つ公募して住民参加型のコミューニティービジネスを目指します。この事業を通じて、コミューニティーの輪が広がり、新たな古布再生事業が発生することを期待しています。
なにとぞ趣旨をご理解の上ご協力を賜りますようお願い申し上げます」

さすが「とっしょりのファッションショー」は朝が早い、10:30開演!もう始まっていた。宮城県を代表する仙台弁シンガー庄司恵子が、楽天応援歌?『イーグスル音頭』をギンギン熱唱中 ♪みんな、い~ぐする!
ファッションモデルは、地元のかたや応募された元気なお年寄り30数人、モデルさんの平均年齢はXX?背筋もしゃんとしてワォーキングやターンもプロなみ、みなさん笑顔をたっぷり、お知合いであふれる客席には手を振る余裕。

このわけは、若々しい着こなし、華やかな舞台に立って気持ちにも張りが出、精神的に豊かになると、もと本職のファッションモデル日本高齢者生協理事の白石禮子氏(東京高齢協)が支援・指導、コーディネートされているから。

写真店からは貸衣装のウエディングドレスも、本日は8X歳のおばあちゃんが孫の大学生を“新郎”として引きつれ登場。皆さん、たんすに眠る着物などをリフォームのブラウス、若い頃の訪問着から作ったチャイナドレス、置賜つむぎのドレスなど、着こなしの提案、オートクチュール・コレクション!!
新聞によれば、”06夏 荒町コレクション”であるから、まあ、パリ、ミラノ並みの斬新さでありましたよ。

この事業を通じて、コミューニティーの輪の広がり、新たな古布再生事業が発生することを期待、住民参加型のコミューニティービジネスを目指す...ですか!
7、80代の「とっしょり」の明るさ、元気なパワーに圧倒された団塊の世代でありました。
すれちがった幸五郎さんに御礼「どうもありがとうございました」「おおッ、どうもッ!」

(追記:2006.6.24河北新報夕刊より.....
仙台荒町商店街振興組合の事務所内に、通所授産施設の製品を販売する「アートフルショップ」が開店した。(ショップはこれまで人通りが少ない地区で苦戦、移転先を探していたが、街中にある)荒町商店街が家賃を格安にするなどして全面的に支援。
「アートフルショップ」は、仙台市のNPO法人「こうでねえと」が運営、宮城県内の62の授産施設で製造された食品や生活用品、栽培した花など約百点を販売、接客や発注業務など障害者自身が12平方メートルの店を切り盛りする...商店街は開店に合わせ、車椅子利用者用トイレを設置、開店お知らせチラシも配布した。
5月にオープンした新しい店の出足は順調だ。宮城県産の大豆で作った手作り豆腐や納豆などが高齢者を中心に人気で、店長目黒さんは「忙しくなって、やりがいを感じている」と喜ぶ...)


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「河北新報 2006.5.19夕刊 「高齢者モデル舞台で輝く」記事も参照
「河北新報 2006.6.24夕刊 <“いい立地”へ善意の移転>記事引用

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