シーラカンスの続き。
この2体は、この水族館の目玉、冷凍保存されていたシーラカンスです。
1982年の日本シーラカンス学術調査隊で捕獲されたものとのこと。
現在、現生のシーラカンスは2種が知られていますが、ここに展示されているのはコモロ諸島で捕獲された
Latimeria chalumnaeです。
現在、シーラカンスはワシントン条約付属書Ⅰに記載されているので、商取引ができません。ここの個体は、記載以前に日本へ持ち込まれたもので、正式に展示許可を得て展示されています。そのため、標本の隣に許可書がきちんと置かれていました。
冷凍標本なので、細部までよく保存されており間近でじっくり観察できていいですね。
迫力があります。
透明なスタンドに載せて展示しているので、腹面もじっくり見ることができます。
これはなかなか見られるものではないので、貴重な体験でした。
解剖で得られた内蔵も展示されています。
しっかりと実物が見られるっていいですね。
シーラカンスのうろこにも触れます。
やっぱり、ごつごつとした感触でした。
この冷凍標本のうち1体は、GEヘルスケア・ジャパンでX線CT装置による撮影が行われています。
(
その様子はこちら)
このシーラカンスを見るだけでも、価値はあるなと感じました。
入館料が高すぎると思いましたが、これが見られるなら納得の値段かなと思います。
頻繁に通うことは躊躇しますが…。
この水族館、死んでしまったのでわずか1日だけでしたが、生きたラブカも展示していました。
(くそー。見たかった!!)
小さい水族館ですが、魚好きなら納得できる水族館だと思います。