★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

御前崎の潮だまりで出会った魚 トゲチョウチョウウオ

2012-08-08 | 自然観察(魚)

こんなトロピカルな魚もいました。
南日本の太平洋岸に、黒潮に乗って多く流れ着くトゲチョウチョウウオです。

本来は、太平洋・インド洋のサンゴ礁周辺に生息する魚です。沖縄などでは、普通にいる魚なのだとか。
なので、伊豆などに流れ着きますが寒さで定着できずに死滅してしまうようです。
こういった流れ着く熱帯の小魚を「死滅回遊魚」と呼んで、採集して飼う人もいます。

たしかに、設備があればきれいだし、飼いたくなりますね。

御前崎の潮だまりで出会った魚 キュウセン

2012-08-07 | 自然観察(魚)
御前崎に行って、貝拾いをしながらタイドプール(潮だまり)をのぞいてきました。
御前崎は海岸に岩が露出するため、潮が引くと大小さまざまな「にわかプール」が出現します。
その中には、魚の子どもたちがたくさんいます。



のぞき込んだら、キュウセンと目が合いました。
大きくなって性転換してしまうものもいるベラの仲間です。



こうして黒線が2本あるのがメスの模様。
小さい頃は、みんなこの模様です。
成長していくと、大きい個体が青緑色に体色を変えてオスになります。



でも、中にはメスの姿形だけど、生まれながらオスというものも。(イニシャルフェーズ(一次オス)というそうな)
オネエというより、女装家かな?(笑)
性転換したオスはハーレムを作りますが、ちゃっかり一次オスがそのハーレムに潜り込み、産卵時に自分の精子をかけてしまうのだとか。
魚の世界も大変です。

ナマズのこども。

2012-08-05 | 自然観察(魚)

用水路でガサガサをしたら、ナマズの子どもが網に入りました。
正面顔を撮ってみたら、かわいいですねぇ。



小さい頃には、あごの下にも白いヒゲがあります。
このヒゲは、成長とともに消えてしまいます。



全長4cmほどでしたが、立派にナマズの姿をしていました。
ちょこまかと泳ぎ回る姿が、とてもかわいい魚でした。

コイも恋の季節です

2012-04-06 | 自然観察(魚)

コイは、ただいま繁殖期。
大きなコイたちが浅瀬に入り込んで、水しぶきをあげています。
「のっこみ」と呼ばれることもありますね。



浮島ヶ原自然公園の水路へも、数匹のコイがやってきていました。
しばらくの間、水しぶきをあげる音が聞こえてきそうです。

沼津港深海水族館のシーラカンス その2

2012-03-07 | 自然観察(魚)
シーラカンスの続き。
この2体は、この水族館の目玉、冷凍保存されていたシーラカンスです。
1982年の日本シーラカンス学術調査隊で捕獲されたものとのこと。
現在、現生のシーラカンスは2種が知られていますが、ここに展示されているのはコモロ諸島で捕獲されたLatimeria chalumnaeです。

現在、シーラカンスはワシントン条約付属書Ⅰに記載されているので、商取引ができません。ここの個体は、記載以前に日本へ持ち込まれたもので、正式に展示許可を得て展示されています。そのため、標本の隣に許可書がきちんと置かれていました。



冷凍標本なので、細部までよく保存されており間近でじっくり観察できていいですね。
迫力があります。



透明なスタンドに載せて展示しているので、腹面もじっくり見ることができます。
これはなかなか見られるものではないので、貴重な体験でした。



解剖で得られた内蔵も展示されています。
しっかりと実物が見られるっていいですね。



シーラカンスのうろこにも触れます。
やっぱり、ごつごつとした感触でした。

この冷凍標本のうち1体は、GEヘルスケア・ジャパンでX線CT装置による撮影が行われています。
その様子はこちら

このシーラカンスを見るだけでも、価値はあるなと感じました。
入館料が高すぎると思いましたが、これが見られるなら納得の値段かなと思います。
頻繁に通うことは躊躇しますが…。

この水族館、死んでしまったのでわずか1日だけでしたが、生きたラブカも展示していました。
(くそー。見たかった!!)
小さい水族館ですが、魚好きなら納得できる水族館だと思います。

沼津港深海水族館のシーラカンス その1

2012-03-06 | 自然観察(魚)
沼津港深海水族館は、サブネームが「シーラカンス・ミュージアム」。
なので2階は、シーラカンスのフロアです。
合計5体の剥製が展示されています。まさかこんなにあるとは思っていなかったので、びっくりしました。



頭部のアップ。
いい面構えですね。



正面から。
この大きな口で飲み込むようにエサを食べるようですね。

トラギスもいました

2012-03-03 | 自然観察(魚)

まだ沼津港深海水族館を続けます。
別の水槽の砂底には、トラギスがいました。
どちらかというと外道なので、あまり市場には出回りません。
でも、天ぷらにするとおいしい魚です、戸田なんかの民宿や食堂で出ることがあります。



撮っていたら、こちらを向きました。
魚の正面顔って、なんか憎めなくてかわいいですよね。

沼津港深海水族館のヘンテコ生き物

2012-03-02 | 自然観察(魚)
引き続き沼津港深海水族館の生き物です。
「ヘンテコ生き物」のフロアは、なかなかおもしろかったです。
ヒットした「へんないきもの」の世界ですね。



この鮮やかなカサゴはボロカサゴ。
皮がぼろぼろになって脱皮するのだとか。



なかなかいい面構えですね。



こちらはウミテング。
小さい魚ですが、すごい形です。



色違いのクラゲが、ふわふわ泳ぐ円筒形の水槽もありました。



テレビなどでおなじみ、チンアナゴも。
穴から顔が出たり入ったりする姿は、見ていて飽きないです。



つぶらな瞳がかわいいですね。



同じく巣穴に住むイエローヘッドジョーフィッシュ。
カリブ海に住む魚です。



この顔が気に入りました。
入館者が多くてひっきりなしに見ていたので、「なにじろじろ見てんねん!?」なんて声が聞こえてきそうでした。
いやー、いい顔です。



これぞ「へんないきもの」、群体ボヤの1種。
1つ1つをじっくり見ていると…



叫んでいる顔に見えてきませんか?
自然の造形っておもしろいですね。

実は、このフロアの目玉はメンダコです。
が、人気の生き物だからかメンダコだけは撮影・録画禁止でした。
やっぱりメンダコは、かわいい生き物でしたよ。