★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

今年もししどて学級の自然観察のお手伝いをしました

2014-06-21 | 自然観察会
富士市立少年自然の家主催で開かれる「ししどて学級」。



市内の小4~6年生が年間5回集まって、宿泊しながら丸火自然公園の森の中で自然体験活動をする行事です。
その1回目に行われる自然観察を、毎年担当させてもらっています。
まぁ、決まったプログラムがあるわけでもないので、決まった時間内で子どもたちの興味に合わせながら、ゆるゆるとやっています。



少年自然の家の前庭にある池は、オタマジャクシの楽園になっています。
モリアオガエルが産卵できるようにヒノキの枝が下げられています。そこに上陸しているカエルの幼体。黒いのでヒキガエルかヤマアカガエルかな?



子どもたちが見つけたのは、茎についた白い泡。
その中身を確かめてみました。
中にいたのは、セミに似たアワフキムシの幼虫。



広場のフジキにみんなで乗ってみました。
さらに上まで挑戦してみましたが、足場がなく断念。



広場の際で咲いていたウリノキの花をみんなで観察。



おもしろい形の花ですよね。



オオバウマノスズクサの葉に、ジャコウアゲハの卵を見つけました。



携帯顕微鏡で、じっくり観察しました。



カノコガも発見。
草むらでふわふわと飛んでいるガです。



森の中の小道を進みました。



ナルコユリの花を見つけました。
鈴なりの花を見ることができました。



きれいなテリハノイバラの花も見つけました。



自然の家へ戻ってきて、ちょっと時間があったので、細長い葉でキジ笛に挑戦しました。

ちょっと曇っていて、あまりチョウなどの生き物が見られなく、またモミジイチゴなどのおやつも少なかったですが、子どもたちと楽しく自然観察ができました。やっぱり、子どもたちと歩くと楽しいですね。

ししどて学級の講師をしてきました

2013-06-22 | 自然観察会

富士市立少年自然の家で行われた「ししどて学級」の自然観察講師をしてきました。
自分は8斑の担当でした。



まずは、前庭の木の観察から。
ウリカエデの実がプロペラ状であることを観察して、実際に飛ばしてみました。



カリンについたヤドリギも観察。
こんな低木についたヤドリギを、間近に観察できるところはなかなかありません。



森の中をずんずん進んでいきます。
急に暑くなってきたので、バテている子もいましたが・・・



青少年の家の庭では、フキバッタの幼虫に出会いました。
かわいいですよね。



道ばたに生えるオオバコに気付いたので、糸をひっぱって遊びました。
長く引き出す子もいました。なかなか筋が良いですね。



道ばたのコモチマンネングサを熱心に観察しました。
どの子も熱心にメモをとっていて感心でした。



倒木もひっくりかえしてみました。
こんなヤスデや甲虫の幼虫(コクワガタ?)を見つけて、じっくり観察しました。

それ以外にも、スギとヒノキを見比べたり、ニガイチゴをみんなで味わったりしました。



あっという間の1時間半でした。
じっくり眺めるには、もう少し時間があるといいかな、とも感じましたが・・・。
子どもたちは、年に何回かこの丸火の森で過ごします。
いろいろな体験ができるといいなと思いながら、丸火を後にしました。

今年1年の振り返り 後半

2012-12-31 | 自然観察会
今年1年の振り返り。後半です。



7月には、チョウトンボを観察しました。
翅がやっぱり美しいですよね。



クロイトトンボもじっくり観察しました。



この夏もヒメネズミを追いかけていました。
冬もやらないとなー。



アカネズミにも出会えた夏でした。
丸火では、久しぶりの出会いでした。



今年もギンリョウソウに会うことができました。



8月には、クサガメとの出会いもありました。



ハイイロゲンゴロウも浮島ヶ原自然公園にやってきてくれました。



ナマズの仔もお目見え。



御前崎で磯の観察もしました。



三つ峠でレンゲショウマを見ました。



恒例の富士登山もしてきました。



9月には、はたご池でアイナエを見ました。



国道1号線のナンバンギセルを花を咲かせていました。



子どもたちと自然観察をしていたら、カヤキリ姐さんに凄まれました(笑)。



秋のきれいな夕暮れをたくさん見ることができました。



今年もハコネサンショウウオの幼生に会うことができました。



10月は、富士山でたくさんのキノコを見つけることができました。



チュウサギがカマキリを食べる様子をじっくり観察することができました。



今年は、コシロノセンダングサが多かったですね。



11月になって、ふたたびノスリに会えました。



カワセミにも間近で会うことができました。



今年は、アオジが多いですね。



小春日和が続いたからか、この時期にハルジオンやヒメジョオンなど、春の花が咲いていました。



国立科学博物館へお勉強にも行きました。
まだまだ勉強することだらけです。ついでにいつもの不忍池観察。



今年は、浮島ヶ原自然公園にカイツブリがやってきています。



12月になって冬鳥がたくさんやってきています。
ノスリを5mぐらいの近さで見ることができました。

こうして振り返ってみると、たくさんの生き物や花と出会えた1年だったと思います。
出会いといえば…



彼との出会いもありました。
翔(かける)くん、自分の長男です。
8月に予定より2ヶ月半早く生まれてきてあわてさせましたが、今のところすくすくと育っています。
さっそく浮島ヶ原自然公園デビューを先日果たしましたので、無理の無いように自然の中へ連れ出していけたらなと思います。
来年は、彼と一緒に足下の自然を見つめる1年にできたらいいなと思います。

今年1年の振り返り 前半

2012-12-30 | 自然観察会
今年もあとわずか。
今年も365日記事をアップすることを目標にしてきました。
まぁ、後でさかのぼりアップも結構ありましたが…

今年1年間を、二日間で振り返りたいと思います。



今年はこのめでたい写真でスタートでした。
チョウゲンボウバージョンを撮ろうと思ったけど、まだ成功しておりません…。





ノスリとチョウゲンボウを追いかけていた1月でした。



こんなおもしろい形の雲も撮影できました。



2月にはヒキノカサが咲き、浮島ヶ原自然公園の花のシーズンがスタート。



沼津港深海水族館に行ってシーラカンスを見てきました。



冬鳥の少ない冬でした。
3月になってようやくジョウビタキに出会えました。



ノウルシも色づいてきた3月でした。



春先いつも見に行く丸火のシュンランは、きれいに咲いていました。



オドリコソウも咲いて、いよいよ春真っ盛りでした。



須津川渓谷へ、ヤマルリソウを見に行きました。



4月には、白いカラスノエンドウを発見。



ナヨナヨワスレナグサも咲き始めていました。



5月には、コイワザクラを見るために早朝から越前岳に登りました。



このヒメイワカガミも越前岳に咲きます。



浮島ヶ原自然公園のシンボル、絶滅危惧のサワトラノオが、今年もたくさん咲きました。



6月になってハラビロトンボが飛び始めました。



今年はアマサギにたくさん出会えました。



公園ガイドとしても、いろいろな出会いのあった6月でした。



6月から「むし倶楽部」を始めてみました。
皆さんのいろいろな「むし」の世界を見せてもらえて良かったです。

明日は、今年後半を振り返ってみたいと思います。

昭和記念公園で「緑・花文化を楽しむ講習会」に参加してきました

2011-09-27 | 自然観察会

24日に、立川にある国営昭和記念公園で「緑・花文化を楽しむ講習会」に参加してきました。
副題は「秋の花を訪ねて「科」の性質を調べる」。講師は、都留文科大学名誉教授の森江晃三先生。

森江先生は、大学の時に生物学…というか、自然を学ぶために必要なことをいろいろと教えていただいた方です。
生き物の名前にはやっぱり学名をつけるとか、なにか生き物をネタに話をする時は、その生き物がプリントされたものを身につけて話の枕にするとか、いつもルーペを持ち歩いて自然観察をするなど、今も先生に教わってから影響されていることがたくさんあります。
もう退官されてから10年経ちますが、今もお元気でした。
最後にお会いしたのは3年前の地域交流研究フォーラムだったので、久しぶりの再会です。ほとんど森江先生に会うための観察会参加でした。

まずは木陰で分類についての講義。
レジュメの体裁も、話しぶりも、とても懐かしくて学生時代に戻って聞いていました。
あちこち話が脱線するのも、いつも通り。
自分もあっちこっち話が脱線しますが、これも影響かもしれません…(笑)



園内を歩き始めて、まずじっくりみたのはハナトラノオ。
シソ科のトラノオは、花が豪華ですね。
茎が四角であること、花の形に特徴があること…シソ科のお勉強をしました。



ミズヒキの花もじっくり観察。
1つの花が小さいですが、ルーペでじっくり見るとタデ科の花であることが分かります。
案外かわいい花なんですよね。



樹木の葉も観察。
ヒイラギの葉って、トゲ(鋸歯)が無いものもあるんですね。
気がついていませんでした。



参加者の皆さんから質問があると、さっと答えが。
そこからいろいろな話が飛び出して飽きません。
あっというまの2時間でした。
同時に、まだまだ勉強が足りないなぁとも思いました。最近、自然観察会の講師のようなこともやりますが、もっと知識があるといいなと思います。まぁ、ぺーぺーだから仕方がないですけどね。

「午後も時間があれば皆さんとお付き合いするんですが、午後は用事があるので申し訳ないです」
と言いながら、森江先生は去っていかれました。
まだまだお忙しいようですね。
また機会があったら、ご一緒したいなと思います。

西臼塚からの風景

2010-10-28 | 自然観察会
西臼塚の森の中は、霧がたちこめて幻想的でした。



この湿気で、たくさんのきのこが育まれるのでしょうね。

開けた所からは、雲間に富士山の山頂が見えます。



ちょうど剣ヶ峰が見えました。
約3ヶ月前には、あそこに行ったんですよねぇ。
標高が高いので、より間近に見えました。

今日はししどて学級でした

2010-06-26 | 自然観察会
あいにくの雨でしたが、ししどて学級で丸火の森の中を歩きました。
話したりすることに夢中で、あんまり写真が撮れませんでしたが…。



小雨のなかで子どもが見つけてきたのは、大きなカタツムリ。
通常は右巻きのカタツムリが多いですが、これは左巻き。
なのでヒダリマキマイマイ(の1種)ですね。



小さいカエルも見つけてきました。
ヒキガエルの子どもです。



正面から。
小さいうちは、かわいいですね。



ウマノスズクサの葉をめくると、ジャコウアゲハの卵がありました。



夜の昆虫の話に使うとのことだったので、少年自然の家へ持ち帰りました。



道ばたにはユキノシタの花。
白い花が映えていました。

この他には、細い葉でキジ笛に挑戦、クロモジで草笛に挑戦、モミジイチゴをおやつにして、溶岩を見て、モリアオガエルの卵塊と中の卵、そして孵ったオタマジャクシを観察しました。
とっても熱心な子どもたちでした。

今日は広見公園でタンポポ調査でした

2010-04-10 | 自然観察会
エコクラブや近隣の小学校に呼びかけたおかげで、たくさんの参加者がありました。

まずは、山田先生からタンポポの見分け方講座。
こちらは、在来のトウカイタンポポのモデル。
花の下にある総苞外片がくっついていて先が盛り上がっているのが特徴。



こちらはセイヨウタンポポのモデル。
花の下にある総苞外片が反り返っているのが特徴です。


自分はD班でまわりました。
調査した結論は、広見公園は在来のトウカイタンポポが多い、でした。
元の場所に戻って、班ごとに結果を報告しました。


D班の見つけものは、このタンポポ。
イネ科の植物の中にロゼットがあり、太陽の光の取り合いで茎が伸びたようです。

この子に長さを測ってもらったところ、34.5cmもありました。
すごい長さですね。
(この子には、以前巨大ミミズも持ってもらいました。→http://blog.goo.ne.jp/nozo_2/e/e2933f39b7b53cda18442a15f8ad6ef4
将来有望です)

今年1年の振り返り

2009-12-31 | 自然観察会
今年もラストの1日です。
今年は、自然観察会等に行ったり、時間がある時に近所を歩いてみたりして様々な生き物たちに出会いました。
その中で印象に残ったものを振り返ってみたいと思います。

1月。

沼津港外港で、悠々と飛ぶウミネコを眺めました。


田子の浦港では、たくさんのヒドリガモに出会いました。
今年は、たくさんの鳥の名前を覚えたように思います。ヒドリガモも覚えた鳥の一つです。

2月。

富士山では、残されたシカの下顎を見つけました。
残りは様々な動物に食べられてしまったのでしょうね。


シュンランの小さな花に、近づきつつある春をちょっと感じました。

3月。

大学のナミテントウたちは、まだまだ冬越し中。


一方、メジロたちは咲き出した花々を巡るのに夢中でした。

4月。

カナヘビも活動を始めていました。


変なタンポポも見つけました。やっぱりハイブリットなんでしょうかね。

5月。

白いサギゴケを見つけました。ムラサキサギゴケは、しょっちゅう見ているんですが、白は初めてみたように思います。


ズミの花がきれいに咲いていました。

6月。

浮島ヶ原自然公園では、ハラビロトンボに出会いました。
数日間、見ることができましたが、おそらくこのオス1頭しかいませんでした。どこかから迷い込んできたのでしょうか。


美しいベニシジミにも、たくさん出会うことができました。

7月。

今年もチョウトンボに会えました。
黒い宝石ですね。


ようやく観察会でヒメネズミを見せることができました。
最近会いに行っていないので、そろそろ行かねば。

8月。

立派なアユカケに会えました。
他にも、いろいろな出会いがあった1日でした。


湧水のバイカモに、白い花が咲き出していました。

9月。

迷い込んできたアブラコウモリとの出会いもありました。


子どもたちとアオギリの実で遊びました。

10月。

西臼塚では、アサギマダラにまた出会うことができました。


富士市内各所に出没していたニホンザル。
島田公園で出会いました。まだ若いサルでしたが、もう山に戻ったのでしょうか。

11月。

間近なところでコゲラが木を突く姿を見ることができました。


秋の日光を浴びてウラナミシジミの体がきれいでした。

12月。

ウグイスを間近なところで観察することができました。


今年は何度も見かけたカワセミですが、ようやく写真におさめることができました。

今年1年、様々な動物たちに出会いました。
また、自然観察を通していろいろな人との出会いもありました。
来年も、いい出会いがあるといいなと思います。

来年も、このブログをよろしくお願いします。

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