浮島ヶ原自然公園のナヨナヨワスレナグサが開花しました。
まだそんなに草丈が高くありませんが、これから6月にかけて80cmから1mほどに伸びます。
でも茎が細いので、さらに高く伸びているヨシにもたれかからないと伸びていけません。
なので「ナヨナヨワスレナグサ」という名前です。
この名前はインパクトがあるようで、すぐに覚えたという方も多いです。
花は、ムラサキ科の特徴がある花ですね。
園芸種のワスレナグサより小さく、雑草でおなじみのキュウリグサよりは大きい花です。
真ん中の白と黄色がアクセントになって、かわいい花です。
まだ咲き始めなので、ピンク色の花もありました。
これから茎がさらに伸び、もっとたくさんの花をつけます。
昭和47年に、この浮島ヶ原で発見されたと論文発表され、ここ特有の植物であるという説がありますが、近年の分類研究によると、ヨーロッパ原産の帰化植物であるという説が有力です。
たしかに、雨水調整池や、周辺の用水路に繁茂している様子を見ると、この強さは帰化植物かなぁと思わされます。
でも、これだけたくさん咲くのはこの近辺だけのようなので、それなりに特筆すべき花なんでしょうね。