不忍池には、ユリカモメもたくさんやってきます。
目の前の杭にとまったのでじっくり観察。
近すぎて、300mmだとピントが合わせづらかったです…ww。
冬鳥として、寒くなると街中までやってきます。
以前、和歌山城に行った時も、お堀にかなりの数の群れがいました。
きょろきょろしながら、周りを見回していました。
しぐさがかわいいですね。
このユリカモメ、古典文学に出てくる「都鳥」ではないかと言われています。
「伊勢物語」に隅田川に住む鳥として出てきますが、今でも浅草あたりにいくとたくさん見られます。なので、お台場への新交通システムの愛称が「ゆりかもめ」。東京都の都の鳥でもあります。
ややこしいのは、チドリ目で別の種類の鳥である「ミヤコドリ」という名前の鳥がいることですね。これはどうも江戸時代の学者が「伊勢物語」の「しろき鳥」を強引に「くろき鳥」だとして、黒いチドリ目の鳥に和名をつけてしまったということのようです。
生き物の名前の世界には、時々こんな間違いがそのまま通用してしまったという事例がけっこうあります。
真正面から。
かわいい顔です。
ウミネコやセグロカモメなどは、ギョロっとした目つきですが、ユリカモメは穏和な感じがします。
顔のアップ。
冬羽なので頭は白いですが、夏羽になると真っ黒な頭になります。
小柄で赤いくちばしと赤い脚なので、見つけやすいカモメです。
田子の浦港のユリカモメも見に行こうかな。