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今朝、玄関を出ると

2009-09-28 | 自然観察(昆虫)
もぞもぞ歩いている緑色の物体が。
よくよく見てみると、ガの幼虫のようです。お尻にトゲ、正確には尾角があるので、スズメガ類の幼虫です。


いつもお世話になっている「幼虫図鑑」(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html)で調べてみると、緑色で小さな突起が無数にあることから「クチバスズメ」でいいようです。

よくよく見てみると、結構おもしろい体型をしています。青虫の形というとモンシロチョウの幼虫のイメージですが、この幼虫は頭部は四角いし、お尻の節もなんかヘンな形。


なんだかユーモラスな顔つき(?)ですね。
たまたま学校で子どもがエビガラスズメの幼虫をもってきて、これってなに?って聞かれていたので、スズメガ類の幼虫を調べていたんですが、体色や形態が実に多彩。
尾角が特徴で、英語圏では「horned worm」(角の生えた芋虫)と呼ぶそうです。一見、すごい毒針のようにも見えますが、無害です。

そもそも芋類につくスズメガ類の幼虫から「芋虫」という呼び名ができたとか。でも終齢幼虫は10cm弱になる種類が多いので、その形からもそう呼ばれるようになったんじゃないかなんて思えたりします。

幼虫の時は派手な模様や体色のものが多いですが、成虫になると地味な褐色系の体色になっちゃうんですけどね。