浮島ヶ原自然公園の木道を歩くと、次々に跳ねるバッタがいます。
コバネイナゴです。
名前の通り、翅が短めのイナゴです。
危険を感じると、とまっている茎の裏側に回り込んでしまうという習性があります。
そこをなんとか表へ出てきてもらって撮りました。
湿地を好むバッタです。
なので、イネの害虫でもあります。田んぼにいる「蝗」は、ほぼこれです。
年配の方の中には、今の時期にたくさん捕らされた経験のある方もいると思います。
「いなごの佃煮」の中身も、だいたいがこのコバネイナゴです。
ヨシ原では、害虫ではないので、自由気ままに暮らしているようです。
もうしばらくの間、枯れてきた草原で飛び跳ねるコバネイナゴの姿が見られそうです。
小学生の頃に学校にイナゴの佃煮を
持ってきた子がいました。
そのままの姿で佃煮になっているので
口に入れる勇気がなかったです。
そちらでも食べるのですか?
美味しいのかな・・・?
長野のように、現在でも日常的に食べるものでもないです。
古くからやっている地域の総菜屋さんにあるぐらいかな?
でも、私の父の世代(60代)の人たちは、食べた経験があるようです。
10月に稲刈りの手伝いのための秋休みがあり、そういった時にイナゴを捕るのが子どもの仕事だったようですね。
戦後20年ほどは、貴重なタンパク源だったようです。