もう自宅近辺では飛ぶ姿は見られなくなり、幼虫のふ化ラッシュなゲンジボタルですが、観察会で天子の森へ行ってきたら、最盛期でした。
標高が高いだけ、羽化も遅くなるんですね。
ホタルについて、日本ホタルの会理事、小俣軍平さんにいろいろと教えてもらいました。静岡に住むホタルの説明をしていただきましたが、新しい知見を交えて教えていただいたので「へぇ~」と思うことが多かったです。
その後、フィールドに出てゲンジボタルの観察会。
今年は何回も見ている光景ですが、たくさんのホタルが飛び交う風景はいつ見てもいいですね。近くにいたオスを手にとってみましたが、自分たちが育てて放虫したホタルと比べて、けっこう大きいなと思いました。それと、やたら元気がいい。自然発生だとこうなるってことでしょうか。
さすがにゲンジボタルが飛び交う光景を写真に撮るのは大変なので、小俣さんが見つけてくれたクロマドボタル幼虫の写真です。
こちらは陸生のホタルです。なので、木の幹にいました。見慣れたゲンジボタル幼虫と比べるとスリムですが、やっぱりホタルの幼虫だなぁといった感じ。
照らしても逃げないので、降りしきる雨の中、あれこれ試しながらやっと撮りました。
これが成虫になると、オスは全身まっくろで眼の所に透明な窓状のものがあるので、この和名になったそうです。つまり、ゴーグルというかマスクをかぶっているような感じ。
そしてメスは羽が退化して「これが甲虫の成虫かよ?」といった体になります。
標本は見せてもらいましたが、生体をみたいなと思いました。
観察会から帰ってきた後も、数名残って小俣さんとホタル談義というかホタル講義をしていただきました。
その中で印象に残ったこと、というか衝撃的だったことは…
・ゲンジボタル幼虫は、必ずしもカワニナだけを食べるわけではないらしい。
・ゲンジボタル幼虫は、水温は30℃ぐらいまで耐えられる。
・ゲンジボタル幼虫は、流れのあるところだけではなく、浅い沼や湿地でも育つ。
・ゲンジボタルは、標高800mぐらいは越えて移動することもできるようだ。
この4つのことは、全国のゲンジボタル育成をしている人が気をつかっていることなんですよね。
カワニナを必死で探してかき集めて、場合によっては他の地域から持ってきて増殖させたりして、水温を下げるためにクーラーを設置して、流れのある放虫場所を作り、遺伝子の固有性を気にして他地域から持ち込まない…なんてやってたことは、いったい何だったんだ…です。
まぁ、図鑑の内容というか一般的な知見が必ずしも正しくないんじゃないかってことなんですけどね。確かに去年育てたり、御前崎市のホタル観賞場所を見てきたりしたときに自分も本当にそうなのかなと疑問に思っていたことでもありました。
今年もゲンジボタルの幼虫がふ化して、子どもたちが育てはじめています。
死なせないようにしながら、ちょっと実験してみようかな。
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標高が高いだけ、羽化も遅くなるんですね。
ホタルについて、日本ホタルの会理事、小俣軍平さんにいろいろと教えてもらいました。静岡に住むホタルの説明をしていただきましたが、新しい知見を交えて教えていただいたので「へぇ~」と思うことが多かったです。
その後、フィールドに出てゲンジボタルの観察会。
今年は何回も見ている光景ですが、たくさんのホタルが飛び交う風景はいつ見てもいいですね。近くにいたオスを手にとってみましたが、自分たちが育てて放虫したホタルと比べて、けっこう大きいなと思いました。それと、やたら元気がいい。自然発生だとこうなるってことでしょうか。
さすがにゲンジボタルが飛び交う光景を写真に撮るのは大変なので、小俣さんが見つけてくれたクロマドボタル幼虫の写真です。
こちらは陸生のホタルです。なので、木の幹にいました。見慣れたゲンジボタル幼虫と比べるとスリムですが、やっぱりホタルの幼虫だなぁといった感じ。
照らしても逃げないので、降りしきる雨の中、あれこれ試しながらやっと撮りました。
これが成虫になると、オスは全身まっくろで眼の所に透明な窓状のものがあるので、この和名になったそうです。つまり、ゴーグルというかマスクをかぶっているような感じ。
そしてメスは羽が退化して「これが甲虫の成虫かよ?」といった体になります。
標本は見せてもらいましたが、生体をみたいなと思いました。
観察会から帰ってきた後も、数名残って小俣さんとホタル談義というかホタル講義をしていただきました。
その中で印象に残ったこと、というか衝撃的だったことは…
・ゲンジボタル幼虫は、必ずしもカワニナだけを食べるわけではないらしい。
・ゲンジボタル幼虫は、水温は30℃ぐらいまで耐えられる。
・ゲンジボタル幼虫は、流れのあるところだけではなく、浅い沼や湿地でも育つ。
・ゲンジボタルは、標高800mぐらいは越えて移動することもできるようだ。
この4つのことは、全国のゲンジボタル育成をしている人が気をつかっていることなんですよね。
カワニナを必死で探してかき集めて、場合によっては他の地域から持ってきて増殖させたりして、水温を下げるためにクーラーを設置して、流れのある放虫場所を作り、遺伝子の固有性を気にして他地域から持ち込まない…なんてやってたことは、いったい何だったんだ…です。
まぁ、図鑑の内容というか一般的な知見が必ずしも正しくないんじゃないかってことなんですけどね。確かに去年育てたり、御前崎市のホタル観賞場所を見てきたりしたときに自分も本当にそうなのかなと疑問に思っていたことでもありました。
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