釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

いつも同じ太陽じゃない

2009年11月28日 05時24分35秒 | お散歩日記/東京地名の話
去年の11月23日にたまたま出かけた足立区の都市農業公園で見たダイヤモンド富士。
富士山の頂に太陽が沈むのを見ることができる現象です。

太陽は決まった日に決まった場所に沈みます。
だから毎年同じ日に同じ場所からその現象が見られるのです。

去年の感動が忘れられなくて、今年も出かけました。

去年は、数十人の人が集まっていましたが、遠くに山が見えるわけでもなく、日没の少し前でも富士山がわからないほどでした。
だんだん日が傾いてきて、本当に富士山が見えるんだろうかと心配になってきたころに、うっすらと富士山の形が見えてきました。
そして、その影はどんどん濃くなって、富士山の頂上に太陽が吸い込まれていったのです。
完全に吸い込まれる前の一瞬、ダイヤモンドの輝きが見られました。
その瞬間、見物客からは拍手が起こったほど、感動的な出来事でした。

今年は、東十条駅で下車して、王子神谷から隅田川を渡って、足立区の新田に入り、そこから荒川の鹿浜橋を渡って現地入りをしました。
鹿浜橋から見る都市農業公園のあたりは、まだ日の入りまでだいぶ時間があるのに多くの人が集まっているのがわかりました。
公園に近づくと西を向いた荒川の土手には去年の二三倍もの人が集まっているようです。



まもなく日没というころ最前列の三脚の列を避け、去年と同じあたりの通路の奥に陣取りました。
人はどんどん増えて、団体で見に来ている人たちもいました。
土手をジョギングする人や犬の散歩をする人も、何事かと集まって大混雑です。

いよいよその時間になりました。
しかし、前日の雨と気温の高さからか、富士山がはっきり見えません。
裾のほうには雲があり、太陽が富士山に隠れだしても、ただの日の入りのようにしか見えません。
あれよあれよという間に太陽は富士山らしき山に吸い込まれていきました。
見ていた人たちも・・・・・???という感じで、今年は拍手も起こりませんでした。
去年、美しいシルエットが見えていた富士山もほかの山もあっという間に霞んでしまいました。

J事務所の某歌手もカメラ片手に撮影して、それをテレビが取材していましたが、放送で使えたのでしょうか・・・・・。


本当にすごい人・・・・・

去年の見事なダイヤモンド富士が毎年見れると思っていた私が馬鹿でした。
太陽は毎年同じ日に同じ場所に沈んでも、その日は一度しかないんだと思い知らされました。

桜も紅葉も、毎年同じように美しくても、本当に同じ景色は一度しかないんですね。
これからは心して、一度一度、一期一会の気持ちでいろいろなことに接して行こうと思った荒川土手でした。

2009のダイヤモンド富士 (カメラが悪いんじゃないよ)




残照もこの状態

2008のダイヤモンド富士 (比較してみてください。)







画像を見ても去年が相当いい状態だったのがわかります。
さて来年はどうしようかな・・・・・。ww
コメント (1)
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