正月、初詣に行った根津神社で見かけた看板。
これによると最近は社殿の中央真正面で参拝する人が多いようだ。
神社の参道から社殿へ向かって真ん中は神様の通り道、歩くのさえ憚られる場所である。
参拝する時も中央から少しずらして参拝するのが習わしのようだ。
自分はあくまでも出しゃばらない日本人らしい考え方だと思うが、最近は我先に真中に行きたがるようだ。「御祭神はご覧じて在します。」とはなかなか毒がきいている。
昨今のパワースポットブームで神社に参拝する人が増えているという。でも、参拝するときに神前で脱帽しないなど、参拝する側の態度がなっていない。やはり、正しい方法でお詣りするのがいいのではないだろうか。
心さへこもっていれば形ではないという方もあるかもしれない。でも、心から神を敬うならば、自然と居ずまいはただされるはずだ。帽子だって、自然に脱げるのではないか。
神社の入口の鳥居での一礼。参道の端を歩いて、参拝の前に手水を使う。帰るときも、鳥居のところで振り返って一礼。いってみれば、他人の家を訪ねる時と同じルールである。
まぁ、そんなことをいっても、尊敬に値しない神社も多いけれど‥。