台風12号の残した爪痕は大きいですね。
各地で甚大な被害が出ています。救助活動も難航しているとのこと。
奈良や和歌山で被害の大きかった所は、よく家族旅行で出掛けいた所です胸が痛みます。
被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げるとともに、一刻も早く捜索・救助、そして復旧されますようにお祈りいたします。
今年は、「年配の方々も経験したことがない、初めてだ」というような、大きな自然災害が多いですね。
自然の前では、人間はなんとチッポケで無力なんだって思いますが、人間にしかできない「助け合い」の気持ちで、なんとかこの苦境を乗り越えて欲しい、乗り越えたいと思っています。
さて、台風が去った東京ですが、台風の被害らしき被害はないのですが、それでも突然の雨、突風、そして厳しい残暑。
特に湿度の高い残暑が、体に堪えます。
カレンダーは9月になり、12日は中秋の名月です
でも、ちっとも秋の気配ではなく、いつまで夏が続くんだろうって憂鬱な気分になります
それで、先週の水曜日(8/31)ですが、晴れ間を見つけて、小さい秋を探してきました。
これは、ムクゲのお花でしょうか? まだまだ元気いっぱいに咲いています。蕾も沢山あって、やっぱり秋はまだ遠いのかな~
ザクロはだいぶん色づいてます。下にもかなり落ちているけど、どのくらいの色になったら食べられるのかな~?
えっ、こっそり捕ったりなんかしませんよ。いくらザクロが高級だからって、いくらザクロが美容に良いっていったって。捕ったりなんかしませんよ。
でも、面白い形してますね
栗は、デッカーイ なんとソフトボール程の大きさがあります。でも、肝心なのは中身なのよね。去年はイガばかり大きくなって、中身がスカスカなのが多かったです。
柿は、大きさはちょうど良いです。あとは色づきを待つだけ
実は、ここの柿畑の柿は、手の届くところに生っています。(捕ろうと思ったら捕れる!!) でも、あんまり手入れがされていないので、食べたらどうかな~って思ってます。
コレは何?
え~っと、この木は確か、ヤマボウシ 手裏剣みたいな白い花を咲かせていました。
へぇ~、ヤマボウシの実って、こんなんだったんだ
ヤマボウシのお隣に、そっくりの花を咲かせるハナミズキがあるんだけど、ハナミズキには、こんな実ついてませんよ。
実は赤くなるのね。道路にいっぱい落ちています。
なんかチョット美味しそうにも見えるんだけど、ヤマボウシの実って食べられるのかな~?
とまあ、私の小さな秋の気配探しでした。植物は静かに黙って、秋の準備をしていたようですよ。
さて、栗とかザクロの木の写真を撮っていたら、その木の持ち主さんがたまたま木の手入れのために外にいらして、少しお話をさせてもらいました。
実は、ココ、私たちが「お屋敷」と呼んでいるところで、大きな木が沢山あります。
その中でも一際立派な大木があって、何の木なのかな~?って思っていたので尋ねた所、樹齢340年以上の欅(ケヤキ)の木だそうです。
昔は、こんな木が沢山あったそうで、徳川吉宗さんの時代には、徳川にケヤキの木を売っていたそうな
なんでも当時、江戸で大きな火事があって、神社仏閣、色々な建物が燃えてしまったので、新たに建て替えるために木が必要だったらしいの。
東京は、関西に比べて歴史の浅い町だとちょっとバカにしていましたが、こうして身近に徳川家に関係したお話を伺うと、歴史を感じます。
さすが、お屋敷なので、お家には古文書があって、それを整理しなければならないんだ!!って話されていました。
吉宗さんの時代に、家の欅の木を売ったのも、古文書に記録されていたそうです。
最近は、季節の先取り感が甚だしいので、かえって季節感が狂ってしまいそうです。
こうやって自分の足と目で見つける季節の変わり目、私の楽しみの一つなんですよ。
そういえば、空の青さ、空の高さが、8月とは少し違ってるような気がしませんか?もうすぐ、雲も入道雲からイワシ雲に変わりますよ。
夕焼けも美しくなって、影も伸びてきますね。
秋の気配/槇原敬之