NSPの最強コピーバンド・スリーハンサムズ(元NSPの中村さん、平賀さん+元ふきのとうの細坪さん)の大阪公演(3/10、サンケイホール ブリーゼ)
続いての曲は、皆さんにも歌ってもらおう~ と「ふきのとう」の曲風来坊
サビの「歩き疲れて 立ち止まり 振り向き振り向き 来たけれど~」で、4番まであるけど歌詞は同じなので歌ってね みたいな超アッサリとした歌唱指導でしたが、それで大丈夫なんですか~坪さん
最近は、坪さんのコンサートでさえ、もっと念入りに練習するんですけどね、NSPのコピーバンドだから、NSPの曲ばかりでなくふきのとうの曲や坪さんの曲も少しは演るとはいえ、どちらかというとアウェーじゃないですか
と私の心配をよそに、みなさんとってもお上手に歌っていました。大合唱すごいよ、すごいよ
坪さんじゃないけれど、「いやぁ~、嬉しいねぇ~~」
歌い出しは、中村さんから そうそう、この日のコンサートは、細坪さんのソロコンサートじゃなくって、「スリーハンサムズ」
坪さんがNSPの歌を歌うように、中村さんや平賀さんも、ふきのとうや細坪さんのオリジナル曲を歌います
続いての曲は、ツゥツゥルルッールッツツーとイントロがコーラスで始まる八十八夜
八十八夜といえば、最近では天野さんのトリビュートライブの時の、こうせつさんの真似をする坪さんを思い出してしまいます
それと、「細坪君と三浦君」での、三浦さんの歌唱←
この日は、坪さんからの歌いだしで、マンドリンも加わって、切なさ2倍2倍
「八十八夜」といえば、童謡の茶摘み も有名ですよね。片や初夏の明るく爽やかな歌で、肩や暗~い切ない歌で、何か両極端ですよね。
73年にNSPがデビューして、74年にふきのとうがデビュー
73年にNSPが札幌でコンサートの時に、前座でふきのとうが歌わせてもらった
ふきのとうは、余所で歌うバイトがあったので、前座が終わるとすぐ会場を後にしたんだけど、「良かったら、打ち上げに参加しませんか」とお誘いを受け、ふきのとうの二人は、タダ酒が飲めると ホイホイ喜んで打ち上げに参加したそうな。
そこで、天野さんから「キミたちー、上手いじゃないかー。デビューしたらどう?」 「いや、もうデビュー決まってるんです」
天野さん:「そう、ところでキミたちー、東京に友達いるの?」 「いや、いないです」
天野さん:「じゃあ、東京に来たら連絡ちょうだい。コレ、僕の電話番号」
坪さんに言わせると、そんな電話番号もらったからって、ホイホイ電話するのもね~ 電話して、本当に電話してきたよって思われてもね~・・・てんで、連絡したのはデビューして、少し経った頃のようです。
坪さんは、天野さんが「キミたちー」という風な言い方をしていたのが、よっぽど印象深かったみたいで、後になってからNSPは岩手の出身だったと聞いて
いや、岩手を馬鹿にしてるつもりはないんだけどねと云ってましたが、平賀さんと中村さんが「天野は、東京に住んでたことあるからさ、それに、そうやって二人に声かけるのも、天野にとっては、とっても珍しいことだったんだよ」ですって。
まさに、運命の赤い糸に結ばれた二人だったってことでしょうか。
「コンクリートの壁に挟まれて」との衝撃的な歌詞が印象的な次の曲、タイトルもズバリコンクリートの壁に挟まれて
中村さんが歌われていたのですが、歌詞を聞いていると頭が
久保田さんのギターが、とにかく素敵だったという記憶しかありません。
久保田さんのギターは、時に繊細に、時に激しく。なんていったらいいのかな~、いつもの細坪さんやふきのとうの曲とは、また違う新鮮な音に聞こえました。
平賀さんのベース、坪さんと中村さんのギターもあるのですが、久保田さんのギター1本で、彩りが変わるというか、4号としての存在は薄かったのですが、音の存在感は半端なかったですよ
夕凪の池
NSP も活動をしていれば40周年(途中、活動していなかった時期もあるんだけど)
この曲のお蔭でって曲があるよね。絶対にやらなきゃって、結構重荷になっちゃったりもして。。。
でも、だからといって演らないと、「あの曲を聞きにきたのに、どうして演らなかったんですか?」なんて言われたりするんだよね。
細坪:「この前、四国で色々な人たちとコンサートがあってね、〇田裕美さんとかね、南こうせつさんとかね。〇田裕美さんが、とっても天然という面白いというか、チャーミングな人で 「ねぇ~、いつも歌ってる歌って、歌ってて飽きない?私、飽きるの ねぇ、こうせつさん、神田川とか歌っていて、飽きるでしょって訊いたのよ」
細坪:「そしたらね、こうせつさん。何て言ったと思う? 「ううん、そんなことはないよ イントロが流れると神田川の世界に入るもの」 ねっ、凄いでしょ~」
はい、さすが、こうせつさんだと思いました 飽きちゃうって気持ち、わからなくもないですよ。
私だって、コンサートに行って「また、この歌、唄うのか 違うのも歌って欲しいな~」なんて思う事ありますもの。
でも、人によっては、やっとコンサートに参加できた あの歌を聞きたいんだって参加されてる人もいるだろうし。。。
最近はね、同じ歌でも、会場や時間、それに自分自身の置かれている環境とかで、色々と違う味合いを楽しめるようになってきました。
きっと歌い手さん側も、飽きちゃうなんて言いながらも、その世界に入り込む時もあるだろうし、もう少し・・・と工夫を重ねながら歌うときもあるだろうし、決して飽き飽きしながら歌ってるとは、思えないのですがね
もしも、そいう気持ちで歌っていたら、歌に気持ちが現れて、聞いていて興醒めしてしまいますよね
この歌を歌うのが飽きたからってことじゃないんでしょうけど、まさか、この歌を歌う時に、こんな事になろうとは思ってもみなかっただろうねぇ~と
NSPの代表曲夕暮れ時はさびしそう を振り付きで
お手本は、平賀さん:「こんな河原の夕暮れ時に呼び出したりしてゴメンゴメン 笑ってくれよウフフとネ そんなにふくれちゃイヤだよ のところですが、ゴメンゴメンは手をグーにして、右の頭を(コメカミの上あたり) コツンコツンしてください。ウフフとネは、口元に両手を イヤだよは、右手を軽く顔の前で振って」
会場には、60歳前後の男性も多かったですから、どうかしら~やってくれるのかしら~と思っていたら
意外や意外、みなさんノリノリで振付をやっていらっしゃいましたよ
NSPのコンサートって、私は初参加だったのですが、男性のお客さんからも声が上がりますし、女性からもモチロン「ニャカムラシャーン」と黄色い声援が飛び交っておりました。
細坪さんのライブより、断然アクティブでした。これって、NSPのファンってことなのか、大阪って土地柄だったのかは、よくわからないのですがね。
中村さんへの黄色い声援が、坪さん悔しかったのか、「今じゃ、黄色くない!茶色い」とか「そんなに若くないよ、こっちへきて見てみるかい」とか言ってましたね。
坪さんも若いと思っていたのですけれど、平賀さんと中村さんが横に来ると、お二人は、とっても若々しくって、坪さんは、それなりに見えてしまいます
気は若い 若かったのですが、60才になってから、ちょっとオジイサンぽくなってきた いやいや、やっぱりいつまでも若々しい坪さんです
というか、スリハンみたいに、年を重ねていけたらいいなぁ~。あんな風な年の重ね方なら、アリだな~なんて思っちゃったりします。
N.S.P 夕暮れ時は寂しそう