みなさんは、「春」を食すというと、何を思い浮かべますか?
小さな日本といえども、北から南、色々違いますからね。
例えば、東京ではお花見だーといっても、北海道では吹雪でホワイトアウトですから
関西では・・・、そうですね。
この時期、スーパーのお魚売り場では、イカナゴの釘煮が目につきます
商品としての釘煮もありますが、お家で手作りする人用に、生のイカナゴに、大きな保存容器や炊く鍋、ザラメのお砂糖にお醤油と一式がひとまとめになったコーナーができる程です。
私の住んでいる所では、それ程でもないのですが、神戸を中心とした兵庫県では、朝早くから新鮮なイカナゴを買い求める人たちで、大変になるとか
そして、そのイカナゴを焚く甘辛いお醤油の匂いが、春を呼ぶ、春を感じる、春の風物詩なんですってよ
私は、イカナゴの釘煮を作ったことはないのですが、先日、お友達から手作りの釘煮を戴きました。
こんな感じです。しっとりとしていて、生姜が効いていて、とっても美味しかったです。
御飯に乗せてみました。
どう、美味しそうでしょ。もう、何杯でも食べれてしまいます
あとで、どうせなら桜のお茶碗にすれば良かったと。。。。。
撮り直ししてみましたが、なんか写真映りがイマイチです
イカナゴの釘煮というので、釘を使って煮ているのだと思っていたんですよ、私。
ところが、イカナゴを炊いた姿が、古い釘に似ているので、釘煮と呼んでるそうです。
この、「煮る」ではなく「炊く」を使う関西言葉が、私は好きです。
大根を炊くとか、お芋さんを炊くとかね。今までは、炊くといえば、ご飯の時しか使っていなかったのでね
イカナゴの釘煮は春の物ですが、こういう佃煮って、いつもあるものって感じだったんですよ。
私は、こういう小さな佃煮のことを「つくだに」と呼び、sUnさんは、「小女子」(こにょし)と呼んでいました。
北海道で食べていたつくだには、イカナゴより飴っぽくて、イカナゴのようにしっとりとしたものや、ちりめん山椒のように、色が薄いものとか、今では当たり前のような食べ物が、実は、関西に来るまで知らなかった食べ物なんです。
関西に来るまで食べたことがなかったものと言えば、菜の花
菜の花といえば、あの黄色い花。ところが、その黄色い花が咲く前のも菜の花といって、食用だとは
菜っ葉の一種ですからね、食べれないことはないんだけどね。
最初の一口は、とっても勇気がいりましたが、食べてみると、あのホロ苦さがなんともいえない春の味ですよね
というわけで、先日、菜の花でクリームパスタを作ってみました
季節の物とか旬のものを食べると、体の中から元気が出てくるような気がしてきますね
イカナゴの釘煮、とっても美味しかったです。どうもありがとう お母ちゃんにも、お礼をお伝えください。