東近江市蒲生岡本町のガリ版伝承館で11月16日(土)から12月1日(日)まで企画展「ガリ版のある風景―学校に刻まれた手刷りの温もり―」が開かれる。
簡易印刷機「謄写版」(通称・ガリ版)は1894(明治27)年に同市出身の堀井新治郎父子によって発明され、明治~戦後の大衆文化の隆盛を支えた。
特に教育分野では識字率の飛躍的向上に寄与し、教育の近代化や各種技術の西欧化を可能にした原動力となった。
堀井新治朗については当ブログで以下紹介済みである。
【滋賀・近江の先人第50回】謄写版(ガリ版)印刷の父・堀井新治郎(滋賀県竜王町・東近江市)
今回の企画展では、学校教育でガリ版の果たした役割を3テーマに沿って展示する。
(1)「学校のガリ版あれこれ」
(2)「アンドー・トーシャと学校」
(3)「教師たるもの、謄写版を持つべし」
開催期間:11月16日(土)~12月1日(日) 10:00~16:30
入館無料。火曜休館。
問い合わせ:蒲生コミュニティセンター(TEL0748―55―0207)
尚、11月17日(日) にガリ版作家水口奈津子さんを講師に、アンドー・トーシャ店主・安藤さんの文章「ノスタルジー」から図案化した展覧会ポストカードが作製できるガリ版体験イベントを行う。
(1)10:00~
(2)11:00~
(3)13:00~
(4)14:00~
各回定員5人、参加費500円(予約優先)
11月17日(日)10:00からは同館とガリ版ホール、ごはんとおやつsouで「ガリ版祭り2019」が開催される。
ガリ版と地域をめぐるクイズラリーや手作り雑貨マーケット、ワークショップ、蒲生の美味しいもの市、音楽パフォーマンスが行われる。
詳しくは新ガリ版ネットワークのHP(https://www.gariban-archives.com/)へ。