太陽によりできる地球に月がすっぽり隠れる「皆既月食」が今夜、天候に恵まれると全国で見ることができる。
↑写真:滋賀報知新聞より
東近江地域の月の出は日没前の
16:47ごろ。その後、しばらくして鈴鹿の山々から満月が見える。
月が地球の影に入る部分食は、
18:09からはじまり、月の左方向から欠け始める。
19:16には、月が地球の本影にすっぽり隠れる皆既食になり、
19:59に本影の中心にくる皆既食の最大を迎え、月面が赤銅色(しゃくどういろ)と呼ばれる赤黒い色に変化する。
本影に入る皆既食は約86分間続き、その後、
20:42には本影から出て再び左方向から明るく輝きはじめ、
21:49には、元の満月にもどる。
東方向の空が開けた場所から、欠けはじめから満月に戻るまで3時間40分の天体ショーが楽しめる。
また、皆既食中の20:30過ぎには、天王星が月の裏に隠れる珍しい「天王星食」が起きるが、天王星が肉眼で見える限界の約6等星と暗いため、双眼鏡または望遠鏡があれば観測できる。
<滋賀報知新聞より>