Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

ジャパンカップの展望-その3

2009-11-25 15:11:52 | 競馬
オッズバランス編。
寸評。

まずはウオッカから。
実績では1番。

問題は今秋の2戦。
毎日王冠は本来の先方ではない逃げを打ったとはいえ、カンパニーにあっさりと
交わさせてしまった。
天皇賞・秋は明らかに位置取りが後ろ過ぎで作戦ミスの部分も勝敗には大きく
影響していると思うが、それでもスクリーンヒーローを捕らえそうになりながら、
最後止まってしまった。

去年は毎日王冠でもさされはしたものの抵抗しての僅差負け。
天皇賞・秋はダイワスカーレットや肉薄してきた馬を競り落として1着。

それに比べると、今年の2戦は勝負根性が落ちている感じがする。
能力的にもピークを過ぎた感じは否めない。
また、距離適正もマイル寄りにかなりシフトしている感じもする。

東京競馬場は大得意。
もっと言えば東京競馬場でしかまともに走った事は殆どない東京競馬場のスペシャリスト。
東京競馬場の成績は5-3-2-1
3着を外したのは3歳時、脚部不安明けのJCでの4着。
このときでも見せ場は作っていた。
凡走は一度もないといって良い。

武豊だとウオッカの能力を最大限に出せていない気もするので、ルメールに
乗り替わるのはマイナスになる事はないし、プラスに働く事も十分あるはずで、
能力は落ちてきても、まだ今回通用しそうなので、今回も凡走はない気がする。

ただ、単勝1番人気だろうが、1着という意味では危険性は十分にある。

それでも、オッズバランスは悪い事は確かだが、馬券圏内という意味では
有力だと思う。
ついでに言えば、個人的には今回が引退レースになると思っているので、
陣営もそれなりに仕上げてくるはず。

ウオッカを買うならば、どういう馬券で買うのか良く検討する必要があるだろう。


スクリーンヒーローは伏兵の立場であった天皇賞・秋はスピードに対応しての2着。
まさか1,57.5で走れるほどのスピードがあるとは思ってもみなかった。

でも、前半スロー。
インの好位でロスなく立ち回ってのもの。
おそらく一番恵まれたレースをしたのがこの馬。
それでも直線、ウオッカを振り切ったあたりは評価にも値するが、
去年のJCもスローペースを早めに抜け出しての降り切り勝ち。

G1で地力勝負で勝ち負けできるだけのものはないと思う。

今回はリーチザクラウンがいる以上、それなりのペースで流れるだろうし、
少なくとも2分23秒台の勝負になると思うので、去年よりは2秒以ぐらい
速い決着に対応できる能力があるか?

今回は人気をそれなりに背負いそうだという意味も加味して、個人的には軽視したい馬。

オウケンブルースリは天皇賞・秋は展開に泣かされた部分が大きい。
そんな中、0.8秒差の5着は悪くない。

距離が伸びる今回の方が断然良いし、速いタイムでのスタミナ勝負になってくれば、
それも尚更良い。
ただ、人気の一角。
下手をすれば1番人気すらありえそうなので、オッズバランス的には微妙。。。

3歳勢。
まずはダービー馬、ロジユニヴァース。
ダービーは道悪の勝利で、能力評価をする上で微妙なところはある。
でも、道悪でもこなせる馬こそ強い馬。
リーチザクラウン以下に4馬身勝ちは能力の証し。

また、皐月賞こそ、体調イマイチで凡走してしまったが、2歳時のラジオNIKKEI杯でも
リーチザクラウンに4馬身差勝ち。
札幌2歳Sも着差以上の完勝。
道悪だけなく、皐月賞を除けば、どのレースも楽勝に近い勝ち方。
能力は3歳では抜けていると思う。
それはすなわち、他の世代でも通用する事である。

問題は、今回、ダービーからのぶっつけ本番。
長期休み明けからの馬は来たことはない。

でも、2週前、1週前の追い切りは速いタイムを出しているし、今秋、もう1回追える。
乗り込みは足りているし、本当に強い馬ならば、調整さえできていれば、
休み明けは関係ないと思うので、走れてなんらおかしくない。

リーチザクラウンはクラシックは結局1つも取れなかったが、能力はそれなりにある。
当然、最後の瞬発力勝負では勝てない馬なので、つぶれない程度のハイペースに持ち込むはず。

ただ、さすがにエリザベス女王杯、マイルCSがスローなレースで、それなりに
後続勢のだらしなさはマスコミなどで叩かれているわけだから、今回、
逃げ残してはいけない心理は各騎手に働くはずだから、楽なレースはできないかもしれない。
しかし、逆に無理に潰しに来てくれた方が返ってこの馬にはありがたいかもしれないが・・・

レッドディザイアは瞬発力は相当なものはある。
今回のメンバーでも十分通用してもおかしくないと思う。
それとエリザベス女王杯に出ていれば、あんなつまらない展開に嵌って、
不完全燃焼に終わるところを、JCの大舞台でまともにレースができるのだから、
その点でも運が良い。


外国馬ではコンデュイット。
去年、今年とBCターフ連覇。
今年の凱旋門賞では最強馬シーザスターズの0.4秒差4着。
世界のトップホースの1頭であることは間違いない。

またBCターフは2分23秒台での勝利。
日本の速いレースに対応できる事は間違いない。
また、BCは長距離輸送をこなしてもので、輸送にも適応できる。

去年のBCから長期休養して、今年は5月から始動して5戦。
無理なローテーションはしていない。

やれそうな条件は揃っている感じはある。

ただ、凱旋門賞、BCの連戦自体は相当に消耗度は大きいはず。
そのあとのJCだけに万全とは思えない。
また、来年からビッグレッドファームで種牡馬入り。
陣営はもちろん否定するだろうが、顔見せの部分は必ずある。

今週、しっかり追い切りを行うのか、良くチェックしたい。

他の外国馬はかなり弱そうな雰囲気。
地の利を考えれば、それなりのメンバーが揃っている日本の馬の方が上位でしょう。
強いてあげれば、マーシュサイドがどうかといったところ。

まとめ
ウオッカ、オウケンブルースリ、ロジユニヴァース、そしてコンデュイットが4強と思う。
ただ、オッズバランス的な妙味で言えば。
信頼度は微妙も3着以内ならばリーチザクラウン、レッドディザイア!!が狙いどころか。

ジャパンカップの展望-その2

2009-11-24 22:21:17 | 競馬
3着馬の傾向。

過去10年、日本馬7頭、外国馬3頭。

日本馬から。
7頭のうち1頭がナリタトップロードだが、前走が落馬なので、これは対象外。

残り6頭のうち5頭が前走、天皇賞・秋。
その内容。
02シンボリクリスエス3番人気、1着
03シンボリクリスエス1番人気、1着
05ゼンノロブロイ  1番人気、2着
07メイショウサムソン1番人気、1着
08ウオッカ     1番人気、1着

これらの馬たちは、前々走も1,2番人気だった馬。
(JCでも1,2番人気だった)
その1の時にも触れた、その時期のエース格の馬たちである。

要はエース格の馬は連対有力であると同時に、連対できなくても3着には来るという事。

過去9年、1番人気は日本馬のエース格であり、すべて3着以内に来ている。
10年前が1番人気が凱旋門賞勝ち馬の外国馬のモンジューであったが、
そのモンジューは4着と沈んだが、日本馬の最上位人気でエース格の
スペシャルウィークが勝利している。

要は過去10年では日本馬のエース格は崩れることなく3着以内には来ている。

一応、実績と人気面ではウオッカでしょう。
ただ、過去の馬の比較では前走、天皇賞・秋で連対できていないというところが微妙。
それと、秋2戦からは能力的に限りが見えてきているのも気がかり。
また、牝馬の連対は過去10年ではないので、そういう意味ではまさに3着が手頃か?

他では天皇賞・秋を連対という意味ではスクリーンヒーローだが、前走、前走とも
人気薄の伏兵の立場。
去年、JCを勝っているものの、これまで凡走も多く、エース格といえる存在ではないので、
タイプとしては違うと思う。


天皇賞・秋以外では菊花賞馬の3歳デルタブルース。
3歳G1勝ち。
秋華賞馬のレッドディザイアと間隔は空いたがダービー馬のロジユニヴァース。

でも、こちらは主流ではないか?
(ないわけではないと思う)

外国馬では。
前走、前々走、ほぼ凡走していないタイプ。
今年では。
コンデュイット
マーシュサイト

インターパーテイション、ジャストアズウェルもここ2走5着以内であるが、
ともに前々走はハンデ戦?(軽斤量)であり、この手の馬は該当しない。
また、ジャストアズウェルは前走は5着でも負けすぎ。

マーシュサイトも前々走は軽斤量といえば軽斤量だが、55キロで
ギリギリセーフとしておく。

でも外国馬では、最右翼はコンデュイットでしょう。

グラチャン

2009-11-23 23:35:45 | スポーツ全般
ニュースZERO。

冒頭のトップニュース(紹介)で日本の銅メダルを取り上げたけど、やりすぎじゃない?
いくら自局で放送しているからといって。

よく頑張ったと思うけど、そこまでのビッグニュースではないでしょ?

4大大会という扱いだけど、各地域代表だけしか出てこないし、
そのうち1チームは推薦という事で、日本が勝てそうなチームが選ばれている。
それと地の利もあるし。

他の3つ(オリンピック、ワールドカップ、世界選手権だっけ?)より、
明らかにグレードは下がると思うし、日本が確実に世界で3番目の実力があるとは
思えない現状なのだろうから。

ポーランドに勝ったのは殊勲だったの事実だし、負けるより勝ったほうが良いし、
もっと強くなってほしいけど、もう少し、冷静な取り扱い方があって良いと思う。

ジャパンカップの展望-その1

2009-11-23 20:32:01 | 競馬
連対馬の傾向。
日本馬のみ。(前走、海外は除く)

来ない馬
(1)前走、G1以外で3着以下
(2)前走、3番人気以下でかつ5着以下
(3)前走、3着以下の場合でかつ前々走も3着以下。
(4)前走、ダート

残った馬
イコピコ(除外対象)
ウオッカ
オウケンブルースリ
スクリーンヒーロー
フォゲッタブル(除外対象)
リーチザクラウン
レッドディザイア
ロジユニヴァース

残った馬
実質6頭。

JRAのレースで凡走をずっと続けてもコスモバルクが出走順(しかも上位で)で残れて
イコピコが除外対象になってしまう出走権の与え方のシステムはどうかと思うが・・・
(オウケンブルースリですら、シャラナヤが回避しなければ除外対象だったし)

さて、さらに絞ると。
(1)前走が10月より前
→ロジユニヴァースは脱落。
(2)G1連対なし(去年、スクリーンヒーローは来たが)
→今年は該当なし。

残った馬から。

このレースの王道はG1で実績を数多く上げているその時期のエース格の馬が活躍する。
今年の場合は、去年同様、ハッキリ、エースといえる馬は居ないでしょう。
過去の実績からいけば東京競馬場を加味してウオッカがエースであるが、
今秋の内容に衰えを感じないわけにはいかないので。


となれば一応オウケンブルースリでしょう。

天皇賞・秋は少し出遅れて、位置取りが悪くなり、スローな展開で馬群が密集して直線も
追いにくい場面もあっての0.8秒差の4着。
内容は決して悪くない。
距離が伸びる今回の方が断然良いだろうし。

あとはレッドディザイア
秋華賞は正攻法でブエナビスタを抑えて勝利。
個人的にはブエナビスタの方が能力は上と思っているが、この馬も相当なレベルにあるし、
決め手も相当にある。
古馬陣はウオッカ以外は信頼できないし、そのウオッカも微妙になりつつあるので、
普通に通用して良い能力はあるはず。
ただし、秋華賞は相当に仕上げた感じがあり、状態面に不安も。

ウオッカも武豊だったら、もう無理っぽい気もしたが、ルメールに乗り替るので、
新味があるかもしれないので、もちろん有力の1頭。

鈴虫寺

2009-11-23 16:54:12 | 
今回の観光から、またもう一つ。

京都は結構いろいろ回っているので、行っていない地域という事で、洛西へ。
松尾大社、鈴虫寺、地蔵院に。

それぞれ趣きはありますが、人気面で断トツなのが、鈴虫寺。

平日なのに、大変多くの人が訪れていました。

ここは、(たぶん)建造物や仏像に国宝、重文級のものはなく、見物という意味では
見るべきものはないお寺。

しかし、ここは営業面で卓越。
(そういうことを目的ではないのだろうけど)

一つは鈴虫を一年中、飼う事に成功。
お寺の本当の名前は華厳寺ですが、いまや鈴虫寺として通るようになりました。

もう一つが本尊である地蔵菩薩が願いを一つ叶えてくれるというお守りの販売。
これを販売する為に、拝観者全員を一つの部屋に入れ、説法をしてくれます。

この説法の話術は落語家並みに絶妙で面白く、お守りを買いたくなるような
旨味のある話をしてくれます。

完全にシステム化されたお守り販売と鈴虫。
この2つで、多くの拝観者を集めて、おそらく、相当な売り上げを上げていると思います。

お寺なので、本筋は金儲けが最大の目当てではないのだろうが、いずれにしても
お寺も収入がなければ成り立たないわけで、そういう意味で、結果的に巧く商売として
成功したという事。

いずれにしても何もしないのでは四苦八苦するお寺より優れていると思う。
それなりの努力、知恵を使えば、成功するという良い意味で見習うべき点はあると思う。