ロシアの野党勢力指導者で元第1副首相のボリス・ネムツォフ氏(55)が2月27日深夜、モスクワ中心部で何者かに射殺された。プーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)だったネムツォフ氏の暗殺は社会に衝撃を与えている。事件の背景は明らかになっていないが、昨年3月のウクライナ南部クリミア半島の一方的編入でロシア愛国主義とプーチン大統領の支持率が高まるなか、政治的な寛容さが失われている点を指摘する声もある。
多摩川河川敷で同区の中学1年上村遼太君(13)が遺体で見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された少年3人(17~18歳)のうち職業不詳の17歳の少年が神奈川県警の調べに対し、「自分も現場で、18歳の少年に『殺すぞ』と脅された」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。県警は、3人の供述を突き合わせながら、当時の状況の解明を進めている。捜査関係者によると、職業不詳の17歳の少年は2月20日未明、上村君を含む4人で河川敷に行ったが、リーダー格とされる自称無職の少年(18)に「お前は向こうへ行ってろ」と言われ、その場をいったん離れ、近くのコンビニ店にいたと説明。その後、河川敷に戻ると、上村君が首から血を流して倒れていたとしている。そばに18歳の少年が刃物を持って立っていたため、「やめろ」と駆け寄ったという。しかし、18歳の少年に押し倒されて馬乗りになられ、「てめえ、殺すぞ」と刃物を突きつけられたと供述。もう1人の17歳の自称無職の少年が仲裁に入って助けてくれたと話しているという。