「首都の顔」に初めて女性が選ばれた。31日に投開票された東京都知事選を制したのは、「開かれた都政」を訴えた小池百合子さん(64)。自民党への推薦依頼を取り下げ、組織を相手に孤軍奮闘する姿を演出して無党派層の支持を取り込み、政党の手厚い支援を受けた候補者らを退けた。小池さんは「都民ファーストで考え、女性政策をしっかり進めることが実りある、幸せ感あふれる東京になる」と語った。また、選挙で批判してきた都議会自民党とは、連携を模索する姿勢を見せるとともに、公約に掲げた「都政の透明化」に向けて意気込みを語った。