當麻寺の駐車場に車を置き 約1㌔ 石光寺へ行ってみることにしました。
人もほとんどいない長閑な風景と冷たい空気に清々しい気持ちになりました。
天智天皇の時(670年ごろ)に この地に光を放つ三大石があり 掘ると弥勒三尊の石像が現れました。
頼願により堂宇を建立し 「石光寺」 の名を賜り役の小角が開山となり弥勒如来を本尊として祀ったのがはじまり。
聖武天皇の時(750年ごろ)に 蓮糸曼荼羅を織った中将姫が この寺の井戸で蓮糸を洗い五色に染め
桜の木にかけて乾かしたというので この桜を「糸かけ桜」 井戸を「染め井」 また この寺を 「染め寺」ともいわれています。
そして ・・・ 花まんだら~中将姫ゆかりの牡丹寺としても有名です。
境内には 5000本 500種類の牡丹が4月下旬から5月上旬まで絢爛豪華に咲き乱れるそうです。
11月から1月ごろは 藁帽子に包まれた寒牡丹もみものです。
想観の沙 (そうかんのすな)
砂を「沙」と書くのは お釈迦様が沐浴されたガンジス河の沙に例えているからだそうです。
阿弥陀経にはガンジスの沙の数ほどの数えきれない諸仏が手前が方形、後方が円形になっております。
後方の方形は私たちの姿 世界をあらわしています。 すなわち相対の世界、優劣の比較によって成る世界
執着の世界を意味しています。 そこには励み喜びがありますし反面、苦悩もあります。
諸行無常、栄枯盛衰、どうにも「超えられない世界」でもあります。
「方形」すなわち四角」物体は一見、強く安定した形にみえますが崩れやすく角も欠けやすいものです。
私たちの姿をあらわします。
「円形」すなわち球体は「超えた世界」覚の世界 及び仏を意味します。 絶対の世界 壊れない世界です。
柔軟にすべてのことに対応できる智慧の姿です。
中将姫 染の井戸があります。
蝋梅がちょうど満開の時のようでした。
蝋梅 その名のごとく 透き通るような蝋のような花びらをしています。
當麻寺では まだ 寒牡丹が咲いていましたが
寒牡丹の藁帽子は残っているものの 牡丹の方は既に切り取られていて見ることができませんでした。
紅梅も綺麗に咲いていましたょ。
石光寺も四季折々のお花を愛でられるお寺さまのようでした。
機会があれば 春にでもまた、訪れてみたいですね。
當麻寺と石光寺ともに中将姫ゆかりのお寺さまでしたが 歴史のことなど殆ど知らずでした。
多少は歴史の勉強になりましたが すぐに忘れてしまうか 頭のすみっこに少しは残るか
歴史関係なく感動をいただきました。 當麻寺の ”當麻曼荼羅” は圧巻でした。
この日のお天気は まあ まあ でしたが 風が冷たい一日でした。
當麻寺の駐車場の傍に 「昔ながらのお豆腐あります」 という看板が目に留まり
歩いて数分となっていたので そのお豆腐屋さんに行ってみることに
お豆腐 2丁買って帰り湯豆腐にしていただきました。
生鱈とお野菜をたっぷり入れて ・・・ 寒い日はお鍋が一番ですね。
木綿豆腐は とても柔らかくて崩れないか ちょっと心配でしたが お鍋にいれたら
しっかりと身がしまり崩れることもなくでした。 そして何より美味しかったですね。
最近は 昔ながらのお豆腐って めったに見かけなくなりました。
奈良に観光にいって お豆腐をお土産にって ・・・ ☆~( ^o^)o_彡☆あははっ ですよね。