元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が20日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ネット番組内の発言で事実誤認があったとして、自民党参院議員の青山繁晴氏に謝罪した。
発端は18日の「文化人放送局」というネット番組。青山氏のブログによると、高橋氏が「ユーチューブや書籍の収入は、政治家が政治活動と言えば非課税の対象になる」と切り出し、その流れで共演の現職自民党国会議員が、青山氏の名前を出し「動画で高収入があるのに、政治活動ということにして、税を免れている」という趣旨の話をしたという。
これを伝え聞いた青山氏が高橋氏に〝抗議〟。高橋氏は落ち度を認め、動画の当該部分を削除し、Xで【お詫び】と題し「ゲスト発言の事実確認を怠ったこととそれを鵜呑みにしたことで、青山繁晴さんに対し多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。青山繁晴さんは、動画で一切、スポンサー料を受け取っていません」と謝罪。
続くポストでも「なお、青山繁晴さんは、本の印税は適切に税務処理しています」と明記した。
青山氏はブログで「わたしは動画のスポンサー料をまったく受け取っていません。撮影クルーに全額、渡しています。これは何度も明示しているし、撮影クルーもそれを確認し、動画の概要欄にも毎回、明記されています」と説明。
また「議員になる前からプロの作家であり、国会議員になったあとも、書籍を出すことを政治活動扱いにしたことなどありません。もちろん印税に対して、昔も今も税をきちんと納めています。必要経費をわずかしか申告しませんから、税額は大きいです」とフトコロ事情を明かしている。
高橋氏が速やかに謝罪したことで、青山氏はブログで「引き続き、よろしくお願いします。わたしの高橋洋一さんへの敬意と信頼は変わりません」と返信したことを明かしている。