▼先日、慶應義塾大学法学部の奥健太郎教授のゼミで学ぶ学生たちが、「インタビュー」にやってきました。
テーマは、「後世への記録 令和を生きる政治家の伝え方」ということです。
日本政治史を専攻なさっている奥教授と、直接の交流はこれまでありませんから、学生たちの自主的な研究努力だと思います。
インタビュー結果は整理して、三田祭に出すとのことでした。
救われたのは、夭折の哲学者であったキェルケゴールの「死に至る病」の書をふと読んだことが最初のきっかけです。
それでむしろ、哲学を去って、経済学に行く決心をしたのでした。哲学が駄目だという意味ではありませぬ。逆です。ぼくが哲学者になる道を選ばなかったというだけです。キェルケゴールは今も、人間として、敬愛しています。
そして、やがて早稲田大学から共同通信社に就職して、まず事件記者となり、重大な事件や悲惨な事故、それに見かけよりずっと強大で尊大でもある司法権力という現実と激突して、悩みは吹っ飛びました。現場で戦うほかなくなったのです。