▼しかし、きょうの疲れは、長い時間や、こういう椅子から来る肉体的な疲れではありません。
それくらいでは、さして疲れないです。
わたしだけではなく、国会に集まっているひと、つまり議員は、与野党を問わず、これぐらいで疲れることはあまりないように見えます。
疲れるのは、精神です。
論理を考える頭、感情をつかさどる頭 ( こころ ) 、いずれも疲れました。
何に。
椅子でも時間でもなく、石破新総理の答弁ぶりにです。
▼国会にとどまる限りは、いついかなる時にも、主権者のみなさんへ無償、無条件に、伝えるべき情報を伝えようと努めます。
今夜の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、これをアップしています。正直、辛い動画です。国士たる三浦麻未・公設政策秘書のいつでもどこでも変わらない明るさが、救いですね~。
今夜の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、これをアップしています。正直、辛い動画です。国士たる三浦麻未・公設政策秘書のいつでもどこでも変わらない明るさが、救いですね~。
同じく国士の二十歳の学生インターン、増野優斗くんの努力結晶であるショート動画は、ますます、わたしに突きつける問いが冴えわたっています。今回の問いは、「議員、あと3週間で、石破政権は終わるのか」ですと。
キツっ。
石破さんも、わたしと意見や生き方に違いがあっても、長く古い、僭越ながら友だちです。
友だちであっても、意見のどこが違うのかは、主権者に明示せねばなりませぬ。
今夜、長い本会議が終わったあとの議事堂の廊下で、ある良心派の元閣僚が近づいてこられて「青山さん、じっくり読みましたよ」と仰ってくれたのですが、その表情になんとも言えない、初めて見るような深みがあって、やや暗い廊下で思わず、お顔を凝視してしまいました。
「なぜ、回想に、反が付いているのか、それも良く分かったんですよ。わたしたちは、ほんとうは、何をしなきゃいけないのかって、青山さんにそれを見せてもらった気がしました」
わたしは深々と頭を下げて、敗戦前の日本から今日まで続く古い階段を、降りていきました。