▼日本の国会議員の新しい生き方を追究する議員集団、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の第一の柱が「皇位継承の父系一系による安定」です。
敗戦後の日本の77年間において、天皇陛下はなぜいらっしゃるのかという日本の根幹は、学校で教えられていません。
教わったことが無いという点では、わたしを含む国会議員も、主権者・国民のみなさんもまったく同じです。
また、皇位継承とは「陛下のご存在をこれからも永く護り抜く」という意味ですが、これがどうあるべきかも、同じくまったく教えられていません。
この現状を放置したままでは、護る会が「日本人が二千年を超えて、賢く維持してきた父系一系による皇位継承を、これからも護持すべきです」と時の総理や政府に訴えて、たとえ成果をあげても、主権者・国民のみなさんに広く理解されるという肝心要のことが、弱いままでしょう。
敗戦後の日本の77年間において、天皇陛下はなぜいらっしゃるのかという日本の根幹は、学校で教えられていません。
教わったことが無いという点では、わたしを含む国会議員も、主権者・国民のみなさんもまったく同じです。
また、皇位継承とは「陛下のご存在をこれからも永く護り抜く」という意味ですが、これがどうあるべきかも、同じくまったく教えられていません。
この現状を放置したままでは、護る会が「日本人が二千年を超えて、賢く維持してきた父系一系による皇位継承を、これからも護持すべきです」と時の総理や政府に訴えて、たとえ成果をあげても、主権者・国民のみなさんに広く理解されるという肝心要のことが、弱いままでしょう。
▼そこで、不肖わたしは護る会に、代表としてと言うよりは作家を兼ねる国会議員として、以下を提案しました。「天皇陛下のご存在の根源的な意義や、これからの皇位継承のあり方をめぐる王道について、分かり易いマンガにして、国民に問うべきではないでしょうか。もしも護る会で合意が成れば、わたしがマンガの原作を書きます」。
この提案です。
これは、護る会の執行部会、それから総会において諒承されました。
よし、やるぞと、まずマンガの原作の執筆にとりかかったのですが、これが想像を絶するほどに難航しました。
▼作家としてのキャリアのなかで、マンガの原作を書いたことは一度もありませんでした。
安全保障の専門家としては、かわぐちかいじさんのマンガ制作に協力したことはあります。しかしそれはあくまで情報や知識、考え方の提供です。
そこで、マンガに詳しい専門家2人に来ていただいて、とても参考になることを教えていただきました。たとえば「マンガにおいては、時間の進み方が、文字の本とまったく違う。飛躍があって良いし、なければ冗長になってしまう」といった趣旨のアドバイスです。
とても感謝しています。
この提案です。
これは、護る会の執行部会、それから総会において諒承されました。
よし、やるぞと、まずマンガの原作の執筆にとりかかったのですが、これが想像を絶するほどに難航しました。
▼作家としてのキャリアのなかで、マンガの原作を書いたことは一度もありませんでした。
安全保障の専門家としては、かわぐちかいじさんのマンガ制作に協力したことはあります。しかしそれはあくまで情報や知識、考え方の提供です。
そこで、マンガに詳しい専門家2人に来ていただいて、とても参考になることを教えていただきました。たとえば「マンガにおいては、時間の進み方が、文字の本とまったく違う。飛躍があって良いし、なければ冗長になってしまう」といった趣旨のアドバイスです。
とても感謝しています。
▼しかし、そのあと実際に原作を書いていくのは、簡単ではありません。
まず、みなさんが想像されるとおり、絶対的に時間がありませんね。早朝から夜まで公務です。深夜から未明だけが、自由になる時間ですが、本来の原稿執筆、あるいは会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の執筆があります。
いったいどこに、マンガの原作の執筆時間をつくるのか。
すべて同時並進の仕事のなかで、細切れに書くほかありません。
そして前述のアドバイスはあっても、執筆そのものは1人でやるほかありませんから、登場人物のキャラクター、プロット ( 筋 ) を熟成させるのに時間を要しました。
さらに歴史的事実の確認を、国立国会図書館で原資料にもあたりながら、進めていきました。
護る会の山田宏幹事長が「大丈夫ですか」と心配なさるぐらい時間が掛かり、結局、2年越しの作業となりました。
まず、みなさんが想像されるとおり、絶対的に時間がありませんね。早朝から夜まで公務です。深夜から未明だけが、自由になる時間ですが、本来の原稿執筆、あるいは会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の執筆があります。
いったいどこに、マンガの原作の執筆時間をつくるのか。
すべて同時並進の仕事のなかで、細切れに書くほかありません。
そして前述のアドバイスはあっても、執筆そのものは1人でやるほかありませんから、登場人物のキャラクター、プロット ( 筋 ) を熟成させるのに時間を要しました。
さらに歴史的事実の確認を、国立国会図書館で原資料にもあたりながら、進めていきました。
護る会の山田宏幹事長が「大丈夫ですか」と心配なさるぐらい時間が掛かり、結局、2年越しの作業となりました。
今、自分の原稿を確認すると、令和2年、西暦2020年の5月11日の早朝に、原作の初稿を脱稿して編集者に送稿しています。
当時のわたしは公務で何をしていたかを、すこし調べてみました。
写真は、その頃の公務の一幕 ( ひとまく ) です。総理官邸にて、岡田直樹官房副長官に、護る会代表として安倍総理 ( いずれも当時 ) 宛ての提言書を手渡しています。
提言は、「尖閣諸島を守るわが国の積極的行動を求める緊急提案」です。
▼しかし、この原作をマンガ本の発刊に繋げるための作業は、それからが、もっともっと大変になりました。
まず原作そのものの改稿を重ね、完成度を高めます。
それがやっと納得のいくところまで達すると、その原作の文章をまんがのコマ割りに落とし込むシナリオの制作、それからマンガだけでは無く、皇學館大学の新田均教授と連携したファクトチェック、編集部と連携した大部の解説文の作成など、いくらやっても尽きることが無い、終わることが無いように思えるほどの膨大な作業が待っていました。
そして実は、弘兼憲史さんのプロダクションの手になる漫画制作の実現も、簡単ではなかったのです。
この皇位継承マンガには、どんな絵が必要か、それについては確信がありました。
弘兼さんの明晰な線、それから澄んでいるのに何とも言えない現実的な妙味のある登場人物の表情、動作が不可欠だと原作者として考えていました。
しかし超のつく売れっ子の弘兼さんに引き受けてもらうのは、当然ながら、簡単ではなく、最後には編集者の努力で弘兼さんとわたしが直接お会いすることが叶い、直接の交渉で、ついに引き受けていただきました。
やがて出来上がってきたマンガ原稿は、期待以上の素晴らしさでした。
こうして揃ってきた原稿に、護る会が皇位継承をめぐって総理らに提言した提言書などを添えて、ついに発刊となったのが、昨年の6月のことでした。
まず原作そのものの改稿を重ね、完成度を高めます。
それがやっと納得のいくところまで達すると、その原作の文章をまんがのコマ割りに落とし込むシナリオの制作、それからマンガだけでは無く、皇學館大学の新田均教授と連携したファクトチェック、編集部と連携した大部の解説文の作成など、いくらやっても尽きることが無い、終わることが無いように思えるほどの膨大な作業が待っていました。
そして実は、弘兼憲史さんのプロダクションの手になる漫画制作の実現も、簡単ではなかったのです。
この皇位継承マンガには、どんな絵が必要か、それについては確信がありました。
弘兼さんの明晰な線、それから澄んでいるのに何とも言えない現実的な妙味のある登場人物の表情、動作が不可欠だと原作者として考えていました。
しかし超のつく売れっ子の弘兼さんに引き受けてもらうのは、当然ながら、簡単ではなく、最後には編集者の努力で弘兼さんとわたしが直接お会いすることが叶い、直接の交渉で、ついに引き受けていただきました。
やがて出来上がってきたマンガ原稿は、期待以上の素晴らしさでした。
こうして揃ってきた原稿に、護る会が皇位継承をめぐって総理らに提言した提言書などを添えて、ついに発刊となったのが、昨年の6月のことでした。
▼その後、皇位継承についての護る会の提言は、現在の岸田内閣の「有識者会議の報告」にほぼ、そのまま盛り込まれました。
この皇位継承まんがの『誰があなたを護るのか 不安の時代の皇(すめらぎ)』(扶桑社)が世論形成に果たした役割も、ささやかなりにはあるのではないかと考えています。
▼しかしまだ、あくまで有識者会議の報告に留まっていて、政府の方針として定着させるのは、むしろこれからの坂道こそが勝負です。
そのなかで、ひさしぶりに増刷が決まりました。
あっという間に、新刊本が消化され、見向きもされなくなる時代に、発刊から1年と3か月を経てなお、増刷されるのは稀なことです。
主権者・国民のみなさんの支えのおかげです。
みなさんが皇位継承をめぐる、知られざる真実を知ることが、ほんとうに必要です。
できれば、読んでいただけないでしょうか。
できれば、周りのみなさんに話していただけないでしょうか。
できれば、子供たちに奨めていただけないでしょうか。
たとえば、ここです。
★それにしても、ファクトチェックにおける新田先生の誠実なご努力は最高最善でした。
あらためて、敬意と感謝を申しあげます。
この皇位継承まんがの『誰があなたを護るのか 不安の時代の皇(すめらぎ)』(扶桑社)が世論形成に果たした役割も、ささやかなりにはあるのではないかと考えています。
▼しかしまだ、あくまで有識者会議の報告に留まっていて、政府の方針として定着させるのは、むしろこれからの坂道こそが勝負です。
そのなかで、ひさしぶりに増刷が決まりました。
あっという間に、新刊本が消化され、見向きもされなくなる時代に、発刊から1年と3か月を経てなお、増刷されるのは稀なことです。
主権者・国民のみなさんの支えのおかげです。
みなさんが皇位継承をめぐる、知られざる真実を知ることが、ほんとうに必要です。
できれば、読んでいただけないでしょうか。
できれば、周りのみなさんに話していただけないでしょうか。
できれば、子供たちに奨めていただけないでしょうか。
たとえば、ここです。
★それにしても、ファクトチェックにおける新田先生の誠実なご努力は最高最善でした。
あらためて、敬意と感謝を申しあげます。