自民党は11日、2023年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を発表した。1位は青山繁晴参院議員、2位は高市早苗経済安全保障担当相だった。「政治とカネ」の問題で自民党への逆風が吹き荒れて国政選挙や地方選挙での連敗が続くなか、保守系政治家として人気の高い青山氏と高市氏が、しっかりと「結果」を出した。
自民党は、党員120万人獲得を目標に掲げている。しかし、23年末の党員数は対前年比97%の109万1075人で、前年から3万人以上も減少した。
こうした情勢で気を吐いたのが、党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の代表として活動する青山氏や、現役閣僚でありながら外交・内政問題で保守政治家として毅然(きぜん)とした姿勢を示す高市氏だ。青山氏は3年連続の1位、高市氏は前年の3位から順位を上げ、自民を支える保守層からの高い人気を数字で証明した。
■自民党党員獲得数ランキング
順位 氏名 選挙区
1 青山繁晴参院議員 比例
2 高市早苗経済安全保障担当相 奈良2区
3 堀内詔子元五輪相 山梨2区
4 茂木敏充幹事長 栃木5区
5 武田良太元総務相 福岡11区
6 森山裕総務会長 鹿児島4区