幸多き1年でありますように
皆様は、年末年始、いかがお過ごしでしたでしょうか?
本会は、本日から仕事始めです。
朝から、関係機関に年始へ行きました。
その後は、本会にも、様々な方が年始に来所されます。
多忙の中、同じ挨拶を何回も繰り返していると、
つい、つい、心がこもった挨拶を忘れがちになります
念頭から、一期一会を忘れずに、対応したいと思います
年始にあたり、ふっと思い出した詩を掲載します
「あたりまえ」
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あたりまえ
こんなすばらしいことを、みんなはなぜよろこばないでしょう
あたりまえであることを
お父さんがいる お母さんがいる
手が二本あって 足が二本ある
行きたいところへ自分で歩いてゆける
手をのばせばなんでもとれる
音がきこえて声がでる
こんなしあわせはあるでしょうか
しかし、だれもそれをよろこばない
あたりまえだ、と笑ってすます
食事がたべられる
夜になるとちゃんと眠れ、そして又朝がくる
空気をむねいっぱいすえる
笑える、泣ける、叫ぶこともできる
走りまわれる
みんなあたりまえのこと
こんなすばらしいことを、みんなは決してよろこばない
そのありがたさを知っているのは、それを失くした人たちだけ
なぜでしょう
あたりまえ
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井村和清著「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ
-若き医師が死の直前まで綴った愛の手記」より