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インテリアコーディネーターのブログ。
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12月19日 「男たちの大和/YAMATO」

2005-12-19 | その他
昨日、映画を見てきました。
本当は、「春の雪」が見たくて、随分前に割引券を購入していたのですが、試験前の禁欲1ヶ月間の間に、上映期間が終了してしまいました。

代わりに・・・見てきたのが「男たちの大和/YAMATO」です。

映画にはそれほど興味もなく、詳しくもないので、なんとなく今上映しているものの中から選んだのですが、事前に調べたところ、17日から公開ということがわかり、(もしかしてすごい人かも?!)と、16日、嵐山に行った帰りに予約をしておきました。(ご存知ですか?映画って2日前から予約できるそうです。)

上映約1時間前に、映画館に着くと、そこは長蛇の列でした。
それから、数分後には満席の放送が流れていましたので、予約しておいて大正解です。おかげで会場のど真ん中の席で鑑賞することができました。

前述の通り、映画は詳しくないので気の効いた感想はお話しできませんが、じんわりと考えさせられる作品でした。戦争映画によくある「お国のために」的な表現はなく、現代に生きる私たちの感覚と比較的近い感覚で描かれていたのが、印象的でした。
うまく表現できませんが、単純に「戦争はしてはいけない」と改めて感じるだけではなく、もう少し深い部分で、戦争によって短い一生を終えなくてはならなかった人たちが生きた時間の意味と一言で片付けられない感情とが心を支配する感じです。

感動して流す涙ではなく、悲しくて流れる涙でもなく、ただ、とめることのできない涙が頬を伝いました。こういう時に歳を感じます。

幼いころは、「泣かなきゃいけないなら、やめときなさい。」と、母に怒られるくらい、TVや映画を見るたびに泣いていたそうです。
しかし、物心がついた頃からは、人が居るところで泣いてしまう。なんてことはなくなり、もちろん、映画館で泣くこともありませんでしたが、年齢とともにその辺の感情のコントロールができなくなるようです。

鞄からハンカチを出したり、手で拭いたりすると、隣に居るI野に泣いていることに気付かれてしまうので、そのまま放って置いたのですが、やはり、気付かれてしまったみたいです。
これから見に行こうとお考えの方は、手元にハンカチを準備して、席に着かれることをオススメいたします。