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インテリアコーディネーターのブログ。
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5月21日 MAISON&OBJET 2008

2008-05-21 | イベントレポート
今日は、黒のトイレットペーパー黒のティッシュペーパー黒の便器に続く黒シリーズ第4弾『黒のゴルフボール』を取り上げるつもりでしたが、ネット検索ではそれ以上の情報は得られず・・・。冒頭にチラっと触れる程度にさせて頂きます。
何でも、ミズノから“ブラックコレクション”男っぽさ演出のゴルフ用品として登場するそうで、黒ブームはまだまだ続きそうな感じがします。

さて、“黒シリーズ第4弾”に代わって今日取り上げるのは「メゾン・エ・オブジェ」。業界の人ならすっかりお馴染みのインテリアとデザインの最新トレンドの見本市。
イタリア ミラノで行われる世界最大規模の見本市「ミラノサローネ」と並んで、日本でもすっかり有名になりましたよね。
今日、ハービス大阪内のサンゲツにて、2008年1月に開催されたメゾン・エ・オブジェのレポートを聞きに行ってきました。

メゾン・エ・オブジェ
パリ郊外シャルルドゴール空港南に位置するノールで行われる見本市会場で開催。展示会場面積は26万㎡。東京ドームの6倍だそうです。今年はなんと3001のブランドが出展したのだとか。
1月24日から29日までの5日間の会期で、来場者数は86,085人。前年比+3.20%。同時開催される家具の国際見本市「プラネット・ムーブル・パリ」25,759人を合わせると総計111,844人。
この数字を見るだけでも世界的な関心の高さを知ることが出来ます。ここ日本のインテリアも、これらの見本市の影響を受けており、展示の様子をスライドを通して拝見させて頂きましたが、驚かなければならないような奇抜さを感じることはありませんでした。いよいよトレンドが伝わるまでのタイム・ラグがなくなってきているのでしょうか?

中でも、ミラノサローネでもお馴染みの「JAPANデザイン」は、もはやトレンドではなく、スタンダードである。とレポートされていたのが印象的でした。

それでは、今日頂いたレジュメをもとにざっくりとしたまとめをしておきましょう。

まず、ジェネラルトレンドとして上げられたのは
「エコ+モダン」~環境重視とデザインのバランス~

夕方にお見えになった、三協立山アルミの営業さんもおっしゃっていましたが「エコ」はこれからの社会に欠かせない「テーマ」なようです。
この「エコ」に対する取り組みには、私も様々な考えをめぐらしているところで、日本の動きや世界全体の動きの中で、疑問に感じる部分も少なくはありませんが、どちらにしてもこれからの時代を生きる中で、必ず考えていかなければならないテーマであることに間違いはありません。
世界のトレンドを発信するこの見本市では、もちろんこの「エコ」がトレンドとして取り上げられるわけです。

カラートレンドは、
1. ホワイト&ブラック
2. グレーバリエーション
3. イエローバリエーション
4. グリーン&ブルーバリエーション
5. ピンク&パープル
6. ゴールド&シルバー

といったあたり。特に注目したいのが、ホワイト&ブラックの面積比。今年はホワイトの分量がぐっと増え、ベースカラーにホワイトを置くことで、カラーバランスをはかった展示写真が多くみられました。ブラックも昨年よりもぐっと分量を減らし、アクセント的な使われ方に移行。このあたりは押さえておきたいトコロです。

また、素材で注目しておきたいのが、PVC(=ポリ塩化ビニール)。
ファッションの世界からインテリアにも利用され始めた素材。今日のレポートでは椅子の張り地等に利用されている写真が印象的でした。
PVCに(何のこっちゃ?)と思っている方は、
ボッテガヴェネタ」のバッグを思い浮かべてください。

椅子の張り地に使われていたそれは、ボッテガのそれと同じ製法でつくられている。というお話がありました。

カラートレンドだけでなく、マテリアルについてもそう。いよいよ、ファッションとインテリアの境界線がなくなって来たようですね。

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