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インテリアコーディネーターのブログ。
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2月18日 冬の東福寺

2009-02-18 | インテリア/建築
先日、パラっとめくった雑誌に掲載されていた東福寺へ行ってきました。
約10年振りに訪れました。東福寺といえば“もみじ”を連想する私ですが、そう、10年前はこの“もみじ”の季節に訪れましたので、ほんと“もみくちゃ”になった印象だけが今も鮮明に残っていますが、冬の東福寺は、それはとても静かな時間が流れていました。
目的は苔むすお庭だったのですが、何も考えずに拝観料を払って入館すると、まぁ枯れ木が美しい(笑)空間でした。

想像力を振り絞って・・・ええ。秋ならきっと真っ赤に染まるもみじの木。
とりあえず、写真に赤いペンで色を塗ってみようかしら♪なんて・・・。

苔に出合うことができなかったから、受付で聞いてみました。
他にも入館できるトコロがあるとのことで・・・。(先に聞くべきだったなぁ。)とちょっと後悔。まぁ、もみじは赤くなくとも、素晴らしい景色には違いありませんでしたが。

さて、目的のお庭は「方丈八相庭園」の中にあります。
こちらは、作庭家 重森三玲さんが1938(昭和13)年に手掛けたもの。東西南北 四周に巡らせた庭が特徴です。
ここを拝観するのは初めてのことでした。入口から最初に出合うのは東庭。東司(とんす=便所の意)の柱石の余材を利用し、北斗七星に見立てた「北斗の庭」と呼ばれるお庭です。
投げ込まれたさい銭が日本人らしいというかなんというか・・・

順路を進むと南庭が出てきます。

そこは、ぽかぽか とてもあたたかい場所。たくさんの人が日向ぼっこをしていました。一度座ってしまえば、ゆっくりとおだやかな時間が流れます。いつまでもぼんやりと座っていたくなります。
重い腰をようやく上げてさらに順路に歩みを進めると、目的の苔むす北庭が見えてきました。
 
ウマスギゴケの緑と敷石のコントラストがとても美しく、思わず見とれてしまいます。市松模様も決して規則的ではなく、遠くへ行くほどその間隔がゆるやかになります。その辺りのセンスにうっとり。
ところが、足元からみるみる冷えてくるのです。さすがは北庭。東西南北の特徴をしっかりと感じることができたのも、また、面白い発見でした。
最後に西庭。
 
市松の刈り込みはさつきです。きっとゴールデンウィークのあたり(?)五月には鮮やかに咲くさつきの花と緑、そして砂地のコントラストがきれいなことでしょう。

重森三玲繋がり・・・というわけで、東福寺の後、京都市左京区吉田上大路町にある重森三玲美術館を訪ねました。
 
全てが思いつきのため、当然入れるわけもなく(こちらは完全予約制です)・・・、事前予約が必要だということを知った上で訪れましたから、入れないことに差ほど落胆することもなく・・・外だけ拝見して帰って来ました。

次回は改めて予約を取って・・・
いやいや、そんな計画的な行動、仕事以外でできるのだろうか?
またいつの日か、レポートしたいと思います。
そうそう。そういえばこの日のそもそもの目的は「梅を見ること」だったハズなんですけどね(笑)。

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