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インテリアコーディネーターのブログ。
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10月21日 瀬戸内国際芸術際2010 その2

2010-10-21 | イベントレポート
前回の投稿から1ヶ月以上も経ってしまいました・・・。
申し訳ありません。
いよいよあと10日。終了する前に、私が見てきたアートの数々をご紹介したいと思います。


高松から直島へ向かう高速船乗り場です。9:00前ですが、乗り場もご覧の通りの行列。切符売り場もまっすぐ歩けない程の混雑振りでした。
現在は実家のある高松に帰った元同僚の案内のおかげで、多くの人が訪れる船の停留場とは反対側から、逆順路で散策することに。
おかげで、スムーズに見ることができました。
  
最初に目に留まったのが、この表札です。どの家にも付いています。
当然、これで郵便物は届かないでしょうから、普通の表札もあります。でも、どの家にもちゃあんと、こんなかわいい表札が付いているのです。これは、昔、その家の人が呼ばれていたニックネームなのですって。オシャレですよね。
島中に住む人全員が、揃えて、納得して設置されていることに、スゴイなぁ。と思いました。この企画を考えた人も、それに協力した島の人も、小さなことかも知れませんが、自分さえ良ければ。という考えではなく、島全体を盛り上げようとする気持ちが伝わって来ました。

作品の中で初めに見たのが、これ。作品名「護王神社」です。
ガラスの階段が不思議な感じ。

この社の中には、裏から入れるようになっていました。
人一人通るのが精一杯の間口の入口から入って行きます。基本的に作品の中は撮影不可。
中は真っ暗で、不思議な時間が流れる空間でした。
 
こちらが作品名「南寺」。
人気のようで、整理券をもらってから、再び指定された時間に戻って来ました。こちらも真っ暗で、ひんやりとした空間です。
私が訪れた9月4日は、まだまだ真夏で少し歩くだけでも汗が噴き出るような気候でしたが、そんな中のオアシスのような冷たい空間でした。太陽がサンサンと降り注ぐ建物外から、そこへ入場する行列に従って、歩を進めます。ケイタイ電話の電源を落とすように、何度も案内がされます。建物の中に一歩足を踏み入れると、もう、何も見えず、聞こえません。案内の人に介助されながら、身体の感覚だけで、設置されたベンチに座ります。
無音の暗闇は、初めこそ不安になりますが、数分の内に心地よい時間になります。何も見えず、何も聞こえず、頭の中が空っぽになり始めるころ、少しずつ、空間に白い光が見え始める・・・何とも不思議な体験ゾーンでした。

パンフレットを片手に次に目指したのが「はいしゃ」という作品。


「はいしゃ?」
そこへ向かった全員が「歯医者」を想像していたものですから、「歯医者」らしいアイテムをとにかく探してみたものの、全くそれらしきものに出合えず・・・
「廃舎」又は「廃社」という理解で良かったのか?!未だナゾのままです。
ここでは、地元のおじさんとの出会いがあり、この建物を利用して様々な面白マジックPHOTOを撮影して頂きました。地元の方とのふれあいが出来るのも旅の醍醐味ですね。

その他、たくさんの作品もさることながら、島のあちこちにもアートなしかけがたくさん見られます。
 
 
玄関を飾るのれんだったり、壁を飾るモービルだったり・・・
 
空き缶だってアートになります。


カキ氷だって、こんなにオシャレ☆
これはイチゴのカキ氷なのですが、良くある赤い蜜ではなくて、イチゴのつぶつぶジャムソースでとてもおいしかったです。食べる時にはジャマになるけど、ミントの葉を一枚浮かべるだけで、更においしそうに見えますよね。

  
かねてより、楽しみにしていた直島銭湯「Iらぶ湯」です。
2009年に新たに直島に誕生したこの銭湯は、メディアでも良く取り上げられているので、目にされたことのある方もたくさんいらっしゃることでしょう。
外観も個性的ですが、中もかなり派手です。
お風呂ですから、当然撮影は出来ませんでした。風呂オケや風呂イスもオリジナルでかわいいですし、トイレもとっても派手でした。
直島に行かれた際には、ぜひ、立ち寄ってみてください。



最後に、赤いかぼちゃと黄色いかぼちゃ。
直島のシンボルですね。
私たちは、反対側から入ったのでこのかぼちゃたちを最後にみましたが、直島の玄関口に存在し、訪れる人を迎えてくれる存在です。
作者は水玉の女王とも呼ばれる草間彌生(くさまやよい)さん。作品が島のシンボルとなるなんて、さすが女王と呼ばれるだけのことはあります。
訪れた人は必ず記念撮影したくなる、そんな力のある作品でした。

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