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インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

保育園に入れる覚悟

2014-08-11 | 育児関連
長女を保育園に預けたのは、まだ0歳の頃のことでした。
それでも、5か月から受け入れ可能な保育園で4月生まれの長女は、0歳児クラスさんの中では2番目にお姉さんでした。

保育園の4月一斉入所の申込みは12月の初めです。(私の住む地域の場合)
例えば、11月生まれの赤ちゃんの場合、生後1か月で申込みをすることになります。
4月生まれの長女でさえも、申込時はまだまだ7か月と少し。周りから見れば性別も判別し難い「赤ちゃん」でした。

もう復帰するの?
こんなにカワイイ子を預けて仕事に行くの?
仕事、辞められへんの?
かわいそうに。
まだ1歳にもなってないのに。

まぁ、いろいろ言われました。
私だって初めての出産、初めての育児、初めて我が子を他人に託す。
初めてづくしで不安いっぱい。

周囲の悪意無い言葉が胸に刺さりました。


入園後の慣らし保育は2時間から始まりました。
来客時にお茶を入れる間、私の腕から降ろすだけでも泣いていた長女は、
バイバイからお迎えまでの2時間を全力で泣き続けました。

2週間の慣らし保育が終わると間もなく、入院しました。

生後、保育園入園まで風邪の経験も無かった長女。鼻水も咳も熱も・・・全てが初体験にして、1歳の誕生日には肺炎を併発して入院するという、本当に復帰して良いものか?また、迷わなければなりませんでした。


退院後もしばらくは、1週間続けて通えない日々でした。
慣れるまでに病気になるのでなかなか慣れません。

保育園の離乳食は家のものとは少し違い、ほとんど食べられませんでした。
食べられないと困るので保育園からは母乳をやめるように言われました。

気が済むまで飲めば良い。と考えていた母乳は、私の意志とは違うところで断たざるを得なくなりました。

春先のまだ肌寒い日も、木枯らし吹く冬の日も保育園ではTシャツ一枚と半ズボン。
体温調節もままならない0歳児。
私の目が届かない長い保育の時間、
不安でいっぱいでした。

「今日のおやつはゼリーだったのですが、まだスプーンが使えないのでどうするかな?と見ていたら、手でグチャグチャにして飲まはったんです♡賢いね~♡♡♡」

と言われた時にゾっとしたのは今でも覚えています(笑)

1歳2ヶ月。まだまだ前歯しか無い状態で5歳児さんと同じ普通食に移行しました。

ある時は顔にキズが付いていました。ある時は○○ちゃんを傷付けたので謝るように言われました。噛まれた歯型は1週間消えませんでした。
不安と戸惑いの連続でした。

あの日から2年。
長女は2歳児になり、4月には次女が0歳児クラスに入園しました。


次女を預けるのは2回目だったから不安がなかったわけではありません。
長女も3年目を迎え、不安がなくなったわけでもありません。


でも、私は二人を保育園に行かせ、復帰したことに後悔はしていません。
私一人では経験させてあげられないことが経験できたり、
小さいながらも社会と関わる力を育むことが出来ていることを感じられたり。

「母親の仕事」で検索をすると様々な意見が賑わっていました。

何が正しいかなんてわからない。

働き続けるべきか?辞めるべきか?
賛否両論、様々な意見があることでしょう。

仕事をする。家事をする。育児をする。
コーディネーターとして、妻として、母として・・・

どれも100%にはできません。
でも、私なりのカタチを見つけていきたいと思っています。

そして、私が母として、妻として、
住まいがこうだったら良いな。
をコーディネーターとしてかたちにしていきたい。と思っています。