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インテリアコーディネーターのブログ。
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9月7日瀬戸内国際芸術祭2010

2010-09-07 | インテリア/建築
先日、芸術祭真っ只中の香川を訪れました。
ずっと行きたいと思っていた直島(身内では直子島☆って呼んでます 笑)。
せっかくなので、芸術祭に重ねて訪れました。ウワサの通り、島全体がアーティスティックで、香川の各所も、芸術性の高さを感じました。

さて、ご紹介したいところはたくさんありますが、まずは、宿泊した施設から。
「ホテルは絶対素敵なところじゃなきゃ嫌!」
というのが、私のコダワリ。
取りようによっては、ただのワガママなわけですが、これには深~い理由があります。
ホテルには、住まいに取り入れたい要素がいっぱい詰まっている。だって、たった一晩を思い出深いものにしなきゃならないので、提供する側にしては、かなり気合が入るわけです。私も京宿家の設計をして、更に気になるようになりました。
そこで、直島なんだから、そりゃあ、安藤忠雄でしょ?!
と、ベネッセハウスを検索。確かにファサードは迫力があってスゴイ建物なんだけど、室内写真に魅力を感じない。いや・・・本当は素敵なのかも知れませんよ。写真が悪いのかも・・・。
そして、香川県民に紹介してもらったのが、「オーベールジュ ドゥ オオイシ
ホームページを一目見て、一目惚れしました。5部屋だけのオーベルジュ(おいしい料理をゆっくり堪能できる宿泊施設付きのレストラン)。全室スイート。
75㎡+テラス&屋上デッキ(31㎡)のお部屋に泊まりました。
我が家よりも広いお部屋です・・・。


まずは外観。これが2室です。

部屋の扉を開けると、テーブルといすが2脚。全くもって無駄な(笑 贅沢な)空間です。

天井が高いのでより一層広く感じます。

だから、窓は4m。カーテンも4m。コード操作で開閉します。

テレビはありません。その代わりCDが準備されていました。全てジャズ。
こんなところにもつくる側のコダワリが見えます。ちなみにテレビっ子の為にテレビの準備はあるそうです。フロントに電話をすれば借りられます。
私の強い意志が勝ち、この空間に似合わないテレビは借りずに過ごしました。

贅沢空間の奥が寝室です。

反対側からも回れます。クローゼットとパウダールーム。ちなみにこの写真の正面は鏡です。左手にあるパウダールームが鏡に映っています。

パウダールーム。水栓が付いているのは、女性にはとても嬉しい配慮。
タオルの数もゆとりがあって、快適でした。

寝室です。こちらの部屋はどのスペースも照明が良く考えられていました。建築化照明をふんだんに取り入れていましたが、どれも光のまわり方、飛び方が全くスキの無い、カンペキな仕上りでした。

寝室の奥が水まわりスペースです。端から、トイレ、

洗面、

バスタブ、

シャワールーム。
全ての空間に扉やカーテンなどの仕切りはありません。
全てがずど~ん!と繋がっています。
ですから、バスマットは、洗面室にお敷きください。と、説明を受けました。
清潔感たっぷりの白い空間。もちろん、間接照明のみの照明計画です。
バスタオル4枚、フェイスタオル4枚、ボディー用スポンジの他各種アメニティも充実していました。

シャワールームの奥の階段は、屋上デッキに繋がります。

設置されたラウンジャーの座り心地はさておき、景色は圧巻でした。


朝だってステキなのです。
 
テラスもあります。

こちらからの景色もとてもキレイです。

・ ・・とまあ、本当に満足のいく空間でした。
本来、この部屋でゆったりとした長い時間を過ごすことを想定されているのでしょうけど、私の場合、スケジュールがびっしりだったため、こちらでの滞在時間が本当に短く、それはとても残念でした。
ゆったりと過ごす旅には、おすすめの宿泊施設です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さぶ)
2010-09-08 18:41:26
素敵なホテルと言うよりも空間ですね。
一泊では味わいきれないでしょうね。

私も関東で探してみたいです。
返信する
Unknown (ogawa)
2010-09-10 11:16:35
こういう施設は、きっと盛りだくさんの旅行の際に泊まるのではなく、ちょっと近場でゆっくり過ごしたい時に利用する方が価値があるのでしょうね。
もったいない利用の仕方ですが、宿の設計とからめると、かなり参考になりました。
返信する

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