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〇児童発達支援事業所は市内に3ヵ所ある。2ヶ所目も3ヶ所目も議会に報告が
なかった。つくしんぼは待機児童が多くて以前から事業所が必要だという議論が
あったがいかがか?⇒市内の障害者及び障害児を対象とした指定サービス事業
所は平成30年度末で100件を超えている。事業所の情報は障害福祉ハンドブッ
クや市のホームページにも載せている。ただ、児童発達支援事業所はこれまで
注目されてきたので、新たな事業所が東京都の指定を受けたら、議会報告やポ
スティング等の対応を考える。
〇児童発達支援は平成24年に児童福祉法が変わり、障害のある子どもが身近
な地域で適切な支援が受けられるように、従来の障害種別に分かれていた施設
体系が一元化され、児童発達支援は未就学の障害がある子どもに発達支援を
提供するものと位置付けられた。平成24年の1700ヶ所から29年には4700
ヶ所に増えている。数が増えると質の担保が必要になり、平成29年7月24日に
児童発達支援ガイドラインが厚生労働省から出されている。今回はガイドライン
の中の地域社会への参加、包容(インクルージョン)の推進で障害のある子ども
の支援にあたっては移行支援を含め可能な限り地域の保育、教育等の支援を
受けられるようにしていくとともに同世代の子どもとの仲間づくりを図っていくこと
が求められるという点に絞って質問する。
〇AnnBeeを視察してきて要望を伺った。
児童発達支援について、待機しているお子さんもたくさんいてご家庭で苦しんでい
る親御さんもたくさんいるので、安心できる連携がとれるように市としての方向性を
明確にしてほしいということだがいかがか?⇒ガイドラインに沿って対応していく。
〇児童発達支援事業所から保育園や幼稚園に移行する時に円滑な引継ぎがおこ
なわれているのか?児童発達支援計画と個別の教育支援計画を含めて保護者の
了解を得て情報を共有しながら円滑に支援が引き継がれるようにやっていると
聞いている。
〇障害児保育は全入だが、実際にどのくらいの保育園に障害児がいるのか?⇒
公立で15人、私立で40人であわせて55人。受け入れている園は公立4施設中4
私立は31施設中21。全体では25施設で受け入れている。
〇職員のスキルアップの対応はどうしているのか?⇒さまざまな研修をおこなって
いる。
〇3つの児童発達支援事業所間の連携と市との連携はどうやってとっているのか
?⇒今年度、障害者地域地域自立支援協議会相談支援部会の中に障害児通所
支援事業所連絡会を設置した。市と事業所の連携を図るとともに事業所間のネット
ワーク強化についてもすすめている。
〇antoもコペルプラスも悩みを相談するところがよくわからない保護者が多いよう
だが、どこに相談すればいいのか?⇒サービスの利用は市の障害福祉課。発達や
子育てについてはつくしんぼ、子ども家庭支援センター、健康推進課、教育相談室
、病院や児童相談所でも相談できる。市の障害福祉課に問い合わせがあれば各
支援機関につなぐ。
〇児童発達支援は事業所も増えてきているが、なるべく他の子どもたちとできること
は一緒に、保育園でも幼稚園でも学校でもたくさんの子どもたちと一緒に仲間づくり
ができたら良いと思っている。集団生活が苦手な子もいるので一概には言えないが
なるべくできることはみんなで一緒にやってもらいたい。