及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

12月議会が終わりました(12/20)

2019-12-21 09:00:26 | 日記

11月28日(木)から始まった12月議会は12月20日(金)に終わりました。

今回の目玉は、庁舎の泉町都有地への移転の議案です。庁舎の位置を変更する

場合は議会の特別議決=議員の2/3の賛成が必要です。国分寺市議会は今期

から22名なので15名が賛成しないと変更できません。

もちろん通常の議決も重いですが、特に特別議決は特別で、議員在任中に何度

もあることではないですし、私も初めで、責任重大です。

庁舎の建て替えについては以前からの大きな課題でした。前の庁舎は耐震に問題

があり10年前にプレハブ庁舎をリースで借り、5年間の予定が10年になり、

5年前再リースするより買った方が安いことがわかり、買いとりました。

しかし、教育委員会はひかりプラザ、また健康推進課などはいずみプラザ、

環境部は清掃センターとそれぞれ分かれているため、会議などの移動時間

を考えると非効率ですし、何より市民の方が手続きなどで来られても別の

ところに改めていかなければならないことなどで不便だという声もありました。

国分寺駅北口再開発事業は600億円を超える超大型事業であり、しかも50年

を超える年月がかかり、その間計画が二転三転し、途中JRの事業費負担

がゼロになるという摩訶不思議な覚書のせいで市が全額負担せざるをえなく

なり、市の財政への負担は大きなものでした。再開発をかかえているせいで

他の大型事業がほぼできない状態が続いていました。

結果として150億円の保留床処分金が入り、市の財政はかなりもちなおしたと

言えます。

東日本大震災対応のため庁舎基金を取り崩し、庁舎基金は底をついていました

が、今年は43億円まで回復させることができました。

これを50億まで上乗せし、庁舎の建設費にします。残りの81.7億円は市債を

借り入れ、令和31年度まで返すことになります。しかし、市の試算では庁舎

建設とリサイクルセンター、3.4.12号線(国分寺駅北口西側道路)を含めても

新たな事業ができることになっています。

建設費は93.3億円、土地代は40億円と今のところなっていますが、土地代は

戸倉の跡地に公共施設をつくると見込みでは3割程度値引きしてもらえるそうです。

また、基本設計が終わらないと建設費も精査できないなかで判断するのは

大変でしたが、戸倉の建て替えは現在の庁舎を使いながらの立て替えなので、

建設費の上振れや時間がかかることがマイナス要因でした。

また、跡地利用の計画もはっきりしていなくて、とりあえず老朽化している恋ヶ窪

公民館・図書館と福祉センターの名前はでましたが、それも決定でなく、今後市民

の皆さんと話し合って決めるそうです。

お金も跡地利用もはっきりしないのに判断しろというのはこくなことでしたが、どちらか

に決めないといけません。総合的にさまざまな観点から考えて泉町都有地での

建て替えの方がプラスが多いと判断しました。

もちろんもう少し時間をかけて審査するべきだという意見もありましたが、これ以上

遅らせることは得策でないと思いました。

今後について確定していないことが多いので議会はもちろん市民の皆さんに丁寧に

説明すること、建設費についてはできる限り縮減することなどの確認をとり、

賛成しました。

投票は名前が書いてある白い票と青い票のどちらかを投票箱にいれる記名方式

でした。

ようやく場所が決まりましたが、これからがスタートです。課題が山積みなのでさらに

厳しくチェックしていかなければなならないと気を引き締めています。