ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

「エイジレス・ライフデザイン」の心得ノート その40 「意識改革」を組織に実装させる習慣的定着化の手法!

2020-06-13 18:39:00 | 日記


「メンタリズム」と「マイクロラーニング」を応用したサブリミナル・マインドセット

皆さんは、「メンタリズム」や「マイクロラーニング」という言葉を聞かれた事がありますか。

「メンタリズム」とは、人間の心理を読み、上手く誘導することで超能力マジック的に驚きを演出する手法です。
心理学や運動力学さらに催眠療法等をベースに心理操作を上手く使い、人の心をコントロールするテクニックです。

私はビジネスに「メンタリズム」は欠かせないものと感じています。
この分野は、組織社会の意識改革「場」つくりに応用できます。

創作意欲を引き出すことも、購買意欲を掻き立てる事も、そしてワークスタイルを変えてみようと思う意欲も、そして、このシリーズのテーマである「意識改革」の組織への実装と定着化を実現してゆくにも、全ては「メンタリズム」の手法、つまり心理学を応用すれは、様々なアプローチが可能になるように思います。

更に、人間心理を読み誘導する術や、ある種の深層心理にアプローチする手法は、組織人の意識を変革定着させるツールとして使えるのではないかとも思っています。

人間は"自分の意識は自分だけのもの"と思いがちですが、意識は表情や態度に顕れます。
眼球の動き、声質、頷き方や返事の仕方、腕の組み方や手の平の向き、頬筋肉の動きと唇や鼻の動き、等を観察すると、相手の意識を読み解く手掛かりとなり、発言内容が真実と なのか嘘なのかが凡そ解る!ようになります。

このテクニックは訓練を積めば、ある程度の観察眼を養ってことはできるはずです。

私は、組織を元気にする「場」つくりの根底にある「意識改革」をファシリテートし、定着化してゆく上で「メンタリズム」手法も有効な手段の一つとして考えています。

知らず知らずの内に自身の意識や認識が変質してゆく、謂わば、無意識下の「潜在知覚」や「潜在意識」を呼び起こす仕掛けとして「メンタリズム」手法を応用するとの発想です。

「潜在知覚」については、『「サブリミナル・マインド」潜在的人間観察のゆくえ   』(下條信輔著   中央新書)が参考となります。

この知識を、メンタリズム知識と合わせて応用し、それを組織社会の「意識変革」の習慣的定着化を実装してゆく手段である「マイクロラーニング」を掛け合わせた「場」つくりを考えています。

私がカナダのマイクロラーニング大手企業である『Axonify 』と提携して、日本社会への普及活動を行なっている理由の一つでもあります。
マイクロラーニングは、様々な応用ができるので、webオンラインと合わせて教育・学習革命を巻き起こす兆しを感じています。

次回、詳細にお話ししたいと思いますが、HLD Lab のビジネスパートナーKLSのAxonify URL をご紹介します!


「エイジレス・ライフデザイン」の心得ノートその39 『ソーシャル・デザイナー』の機能

2020-06-12 22:01:00 | 日記

「シニア世代」(世の中では高齢者と呼ばれますが...)は、人生の熟練者たちです。

人には其々の人生があります。

シニア世代の方は、単に生きてきた時間が長いだけ、ではありません。
誰もが、人生模様を心に刻んできた「経験価値」を持っている筈です。

私は、人生熟練者の持つ『経験価値」を社会還元してゆく意味こそが『人生100年戦略』言い換えれば「エイジレスソサエティ」を考えてゆく上で大切な視点だと感じています。

私たちが暮らす世界が、豊かで幸福社会となるように『転ばぬ先の知恵』をさりげなく社会にフィードバックしてゆく100年エイジレス人生の生き方と、心構えが必要になる時代を迎えています。

私は、社会に於いて、人々を繋げ、思いを語り合い、新たな関係性を創造してゆく役割は、人生熟練者が担うべき重要な社会ミッションの一つ持つと考えています。

『ソーシャル・デザイナー』と呼ぶことにしましょう。
民俗学視点では「長老の智恵」とでも言えるかも知れませんね!

私は、これからの時代、社会で働く人々の幸福感を高揚させる「場」をプロデュースし、人間社会の中で「社会時間」や「組織時間」、そして「交流時間」や「自由時間」の基本設計をデザインし、働く人々のモチベーション力を意志力にまで押し上げてゆく「ソーシャルデザイン・リーダーシップ」を持つリーダーが必要な時代と思っています。

「問題解決」に焦点を当てるデザイン手法とは異なり、「問題提起」を軸としたデザイン手法である「スペキュラティヴ・デザイン」を意識した、「スペキュラティヴ・デザイナー」タイプのリーダーです。

トップマネジメントは、「事業ビジョン」を語ると共に、組織を支え価値を生み出す人々たちの「心の想い」に目を向けた「人心・人本ビジョン」を「提起」してゆくことが大切です。

私が考える「人心・人本ビジョン」とは、「人事戦略」とは異なる概念です。
「人事戦略」とは、どちらかと言うと、働く人々を「管理・監督」して経営側の思いに合わせるように仕向けるもの!とのイメージがありますが、「人心・人本戦略」は、働く人々を管理するのではなく、自律的に価値創造意欲を高める「人間価値経営」とでもいうイメージです。

キーワードは「ハピネス」!

幸福感を持って暮らせる社会の実現と、組織社会との関係性に於ける「組織時間」と「プライベート・自由時間」とのウェル・バランス!が大切です。

「働き方改革」で問われている事は、働く人々の幸福「場」つくり!ではないでしょうか。

トップマネジメントが事業に専心するのであれば、ソーシャル・デザイナーの感性とセンスを持つプロフェッショナルが「スペキュラティヴ・デザイナー」として幸福「場」を演出するゆくミッションを担う意味が大切になってきます。
しかし、現役世代だけでは限界もあります。今こそ、「ソーシャル・デザイナー」としてのシニア世代の役割!ではないかと思っています。

「エイジレス・ライフデザイン」の心得ノート その38. 時間・仕事・余暇の意味!

2020-06-11 13:43:00 | 日記

ピューリッツァ賞受賞者のセバスチャン・デ・グラッツィアは、『時間・仕事・余暇についてOf Time, Work, and Leisure 』の中で、

「仕事は人間を高尚にしたり、疲弊させたり、裕福にしたりするが、人間を人間として完成させるのは余暇である」。
と述べています。

そして、『「余暇」と「自由時間」は全く異なる世界のものだ.....  。「自由時間」は、特別な種類の時間を特別に計算する特別な手法のことを言う。「余暇」は、状態や人間の置かれた状況のことである」。

「余暇」とは、精神の枠組み、あるいは想像力や創意に富む人の生きる姿勢です。
デ・グラッツィアの言う「余暇」とは、特別な知的状態を意味し、単なる活動、娯楽、リラクゼーション、そして自由時間以上のものと考えています。

日本は、いまコロナ禍の下、半強制在宅を2か月にわたり経験しています。「在宅勤務」ですから「休暇」ではないのですが、時間の過ごし方について色々と経験した人も多いと思います。

どう感じられたでしょうか。

「そろそろオフィスで働きたい!」と思われませんでしたか?

私は、コロナ禍は「休み方改革」 や、「脱休暇後進国」へのトランジッション中である日本社会に、『働くこと』と『休むこと』の「メリハリ意識」の大切さを気付かせてくれたように感じます。

「働き方改革」と共に「休み方改革」を推進しようとする社会の流れは歓迎されるものです。そして、休むとは?そして「休み方」とは!をあらためて考える良い機会かもしれません。

今こそアリストテレス的な余暇=Leisure を意識すべき時です。
何もしない時間「余暇」を楽しむ心の贅沢!

何でも好きな事ができる「自由時間」を楽しむ心の贅沢!

日頃、仕事で溜まったストレス、そして在宅で溜まったストレスを発散し、心身のバランスを回復する時間が「休暇」です。
「休暇」を何もしない贅沢な時間「余暇」として過ごすか、アクティブに自分のやりたい「自由時間」として過ごすかは人それぞれですね。

巣篭もり後の夏の計画!
皆さんはどのように過ごされますか。
私は、温泉余暇スタイルかなぁ♨️!

日本社会の本音と限界! 「既得権益」と「改革・変革権益」

2020-06-10 08:46:00 | 日記

下記は、今朝(6/10)の日経新聞1面記事です。

ニューノーマル時代を築いてゆく事は、既存スタイルや既得権を破壊的にイノベートしてゆく事でもあります。

結果、「既得権益」を享受しているステークホルダーは、変革は不利益(仕事が無くなったり奪われてしまう可能性)を被る不安感を抱き「抵抗勢力」となる構図。

AIがもたらすシンギュラリティは、『人間の仕事』をAIや合理化・効率化名目でのコンピューティングが代替してゆくと言われています。

でも、人間でしかできない仕事もあります。
何をAIに委ね、何を人間が担うのか!
をしっかり考えてゆく事が大切です。

デジタル化の流れを近視眼的に捉えるのではなく、人類未来社会のあるべき姿を見据えながら、ステークホルダーの方々も意識改革が求められる時代では!  と思う朝です。
今日は東京オフィスで打ち合わせ予定です^_^

-Quote-

検証コロナ 危うい統治 -2- デジタル化阻む既得権
変わりたくないDNA

3月31日。NTTドコモは2018年に参入したオンライン診療のシステムサービスから撤退した。当時、公的保険の適用対象になったが、厚生労働省は医療機関に対面診療の維持など厳しい条件をつけた。医師の利用は広がらず、ドコモはこれ以上続けても採算にあわないと判断した。

その2週間後。厚労省は「新型コロナウイルス感染の期間限定」でオンライン診療を全面解禁した。院内感染を防ぐとの大義名分も立てた。早速1万超の医療機関が受け付けを開始。「職場から受診できます」「24時間予約可能」などと利用を呼びかける。

「特例中の特例」

この動きは危機が収まれば、尻すぼみになる。日本医師会の松本吉郎常任理事はこう強調する。「特例中の特例、例外中の例外。緊急事態が収まり次第、通常の診療、すなわち対面診療に戻すべきだ」

ある開業医は明かす。「『都市部の医師やデジタルに詳しい若い医師に患者が流れる』との反対が地方に多い」。厚労省もこうした声を押し切ってまで実現しようとは思わない。

デジタル化は生活の利便性を高める一方、従来の仕事を変える。そこでとどまると、既得権を得た人が守られ、サービス水準も上がらない。教育も同じだ。

首都圏の教育委員会が4月、休校中の学校でオンライン授業を取り入れるか議論した。「生徒はそれで学べるか」「教室と同じような授業はできない」「セキュリティーも不安」。出たのはできない理由ばかり。この教委は学校に「可能な範囲で学習支援してほしい」と通達するにとどめた。

教委の仕事は設置する自治体と、住民の間で地域の教育を考えることだ。そこには教員の意向がにじみ、教員を困らせまいと守る発想が先に立つ。新たな指導法を身につける手間、保護者からの苦情を思いやる。

都内の中学校長は「どうせ慣れる前に元に戻る」と話す。現場に満ちるのは時間切れを待つ空気。日教組も「現場で十分活用するには準備不足」と応じる。文部科学省は予算獲得には前向きだが、動かない現場を引っ張れなかった。

欧米は試行錯誤

欧米も同じか。コロナ危機でオンライン授業を進めた米ニューヨーク市。小学校の男性教員は「本格的に使っていなかったが、教育を持続するにはやるしかなかった」と話す。通信環境も悪く、保護者や生徒から「わかりにくい」との批判も受けた。それでも生徒のための試行錯誤を続けた。

政府のデジタル政策は21世紀に入って作った「e-Japan戦略」に源流がある。ここに「地理的、身体的、経済的制約にかかわらず誰もが必要とする最高水準の教育を受けられる」「遠隔地でも質の高い医療・介護サービスを受けられる」と目指す姿を描いた。

それから19年。ゴールは遠い。医師や教員の面倒を思い、やったふりでとどめる。それでは患者も子供も報われない。形だけのデジタル化は給付金の申請でもほころびを露呈した。危機が去ったあと、何事もなかったようにデジタルに距離を置くなら、結局、損をするのは国民だ。

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『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その37

2020-06-06 09:23:00 | 日記

ニューノーマル経営の新思考
パワーフードで社員の健康基盤をつくる!

今回は、あらためて、私が最近思っている「健康経営」と「ウェルネス&ハピネス経営」との違いや、心身のウェルネスを支える「食育」のテーマを「パワーフーディング」の視点と、組織内での「食」を提供する「社員食堂(社食)」の視点から考察してみたいと思います。

さて、「健康経営」という響きは、経営視点からの「人材資産の毀損率圧縮」つまり、アブセンティーズムやプレゼンティズムコストを削減して、効率的経営を持続してゆく為の社員健康施策!との側面があるように感じます。

一方「ウェルネス&ハピネス経営」は、従業員の『幸福』を軸とした経営スタイルです。
先ずは、全てのステークホルダーの人命と尊厳を最重要と考え、心身の健康を維持増進しながら、ワークハピネスを実感できる「場」を創造し、結果、成果を上げてゆく経営スタイル!と私は考えています。

この「ウェルネス&ハピネス経営」を実践してゆくのには様々な要素を考慮してゆくことが必要ですが、今回は、人間が生きるに不可欠な「食」にスポットを当ててみたいと思います。
「パワーフーディングと食育」です。

さて、そもそも「食育」とはなんでしようか。先ずは「食育」ついて整理しておきましょう。
以下は政府広報オンラインより抜粋した「食育」の考え方です。

-Quote-

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

食をめぐる課題の解決に、「食べる力」=「生きる力」を育むことを認識する事が重要です。
食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎と位置づけられるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる力を育むことを目指しています。

こうした「食育」がいま重要とされる背景には、近年、食に関連した様々な課題が浮上していることがあります。

例えば、栄養の偏りや不規則な食事などによる肥満や、それらが原因と考えられる生活習慣病の増加がみられます。
また、若い女性を中心にみられる過度のダイエット志向に加え、高齢者の低栄養傾向等の健康面での問題も指摘されているところです。
(中略)

食に関する知識を身に付け、健康的な食生活を実践することにより、心と身体の健康を維持し、生き生きと暮らすために、食育を通じて、生涯にわたって「食べる力」=「生きる力」を育むことが重要になっているのです。

-Unquote-

「食育」とは「食べる力」により「生きる力」を育むものです。  

また、生産者への感謝の気持ちを忘れず、食べる楽しみを知る事で、豊かな心を育みます。

「ウェルネス&ハピネス経営」の根幹を成す「従業員の健康」を維持促進するには、従業員が「食べる」事に対する正しい知識と、自己管理してゆく強い意志を持つことが大切です。
これも「場」つくりにおける重要な視点
であり、パワーフーディング大切さに話が繋がってきます。

今や、クリエイティブ志向の企業や組織における『社食・カフェ』の在り方が変ってきています。
元々、「社食」は社員の福利厚生の一環として設けられる傾向がありました。

「社食」の一般的なイメージは、安く、素早くそして手軽に利用出来る一方、昼時になると、多くの人々が長テーブルで入れ替わり立ち代りで喫食する光景は、決して、ゆっくりと会話を楽しめるものではありません。
また、味はそこそこで、とにかく空腹を満たして午後からの仕事に臨む「食場」となっている所が多いのではないでしょうか。

これからの『社食空間』は、単なる"食場"から"職場"そして"コミュニケーション場"へと、社食空間を「創造場」に変貌させて、組織の価値創造力を向上させてゆく「ニューノーマル働き方改革」の視点を持つことが大切です。

また、「食育」を通じ企業文化を変革しパワーフード、パワーランチを戦略的に導入した「ウェルネス&ハピネス経営」の実現を目指す、謂わば、「トータル・ウェルビーング・マネジメント」に資する取組だと考えています。

もちろん、社食スペースに関わるコスト(賃料や運営費用等)は決して小さいものではありませんから、社食スペースの有効活用を考え、スペース稼働率を向上させる事が、コストマネジメント上も重要な課題となっています。
更に、社食空間のデザインセッティング如何で、コーポレートブランディングやリクルート戦略に貢献できる点も重要な視点です。

私が考えている具体的なテーマとは!

・社員食堂「場」のイノベーション

・パワーフードのプロデュース

・社員食堂の常識を変える「場」創り

・社員食堂が果たす「働きたくなる会社」とは  

・欧米型キャンティーンと社食の違い

・フリーパワーランチ提供企業の戦略論

・企業ブランディング戦略への活用

・リクルート戦略に社員食堂を活用

・社員食堂はエンタテインメント

・異空間の演出

・ディズニー哲学から学ぶ社員食堂運営

・ワクワク社員食堂の運営ノウハウ

・人を繋げる空間「社員食堂」

・企業と給食・運営会社のコラボ

・社員食堂の運営は業務委託に非ず協働事業

・ホスピタリティ社員食堂

・笑顔が作る社員食堂空間の効用

・社員食堂を活用した社員のモティベーション向上

・社員食堂イベントの実例と効果

・五感に訴求する社員食堂「場」

・デザインを意識した社員食堂「場」創りの効果

・運営の常識を超える食育場の構築

・日本企業の「社員食堂」文化を変革

.....etc

とまぁ、色々と想いを巡らせているのですが、みなさんにもこうした観点を共有したいと思います。
「自分の仕事は総務や人事でないし....あまり関係ないかなぁ!」ではなく、自分事として考えてみてください。何かを感じるようになるはずです。
その「意識を向けること」が大切です。
これからのニューノーマルでは、私たち一人ひとりが「自立・自律・自覚」の時代となります。