政府が中間貯蔵で個別説明 双葉、大熊あらためて難色
除染に伴う汚染土壌などの中間貯蔵施設の設置をめぐり、調査候補地が示された3町のうち双葉、大熊両町に対し、政府が個別説明に乗り出したことが26日分かった。しかし、政府側から候補地の選定理由などの説明や新たな提案はなく、両町とも調査受け入れにあらためて難色を示した。
双葉町の説明会は26日、埼玉県加須市の町役場埼玉支所で開かれ、環境省の小林正明水・大気環境局長ら5人が井戸川克隆町長ら幹部に対し説明した。
冒頭のみ公開され、井戸川町長は「原因者(東京電力)が誰の物でもないとしている放射性物質を受け入れなければならないという発想が不健全。町に一番大きな問題は、苦しい避難生活が続いていることであり、国が一方的に説明するのは順番が違う」と語った。
(2012年9月27日 福島民友ニュース)より転載