原発作業員被ばく検討会議設置へNHK
東京電力福島第一原子力発電所で、作業にあたった作業員への被ばくの影響を詳しく調べようと、厚生労働省は専門家の検討会議を設置して具体的な調査方法について協議を始めることになりました。
厚生労働省は東京電力福島第一原発の事故のあと、作業にあたったおよそ3万人の作業員のうち、緊急時に作業を行ったおよそ1万9000人について健康診断を行ったうえで、その結果をデータベースに記録しています。
しかし、過去の喫煙歴などがんの発症に関係する詳しい生活習慣までは報告が義務づけられておらず、事故前の被ばく線量が把握できていない作業員も多いため、将来、がんや白内障になった場合に、事故後の作業中の被ばくがどの程度、影響したか分からないおそれがあるということです。
このため、厚生労働省は作業員への被ばくの影響を詳しく調べようと、放射線医学の専門家などで作る検討会議を近く設置し、調査項目や対象とする人数など具体的な調査方法について協議を始めることになりました。
会議では、ことし5月ごろをめどに報告書をまとめる予定で、厚生労働省はこの報告書をもとに、早ければ来年度中にも調査を始めたいとしています。
02月05日 12時43分
データはアメリカに差し出すんですか?
東京電力福島第一原子力発電所で、作業にあたった作業員への被ばくの影響を詳しく調べようと、厚生労働省は専門家の検討会議を設置して具体的な調査方法について協議を始めることになりました。
厚生労働省は東京電力福島第一原発の事故のあと、作業にあたったおよそ3万人の作業員のうち、緊急時に作業を行ったおよそ1万9000人について健康診断を行ったうえで、その結果をデータベースに記録しています。
しかし、過去の喫煙歴などがんの発症に関係する詳しい生活習慣までは報告が義務づけられておらず、事故前の被ばく線量が把握できていない作業員も多いため、将来、がんや白内障になった場合に、事故後の作業中の被ばくがどの程度、影響したか分からないおそれがあるということです。
このため、厚生労働省は作業員への被ばくの影響を詳しく調べようと、放射線医学の専門家などで作る検討会議を近く設置し、調査項目や対象とする人数など具体的な調査方法について協議を始めることになりました。
会議では、ことし5月ごろをめどに報告書をまとめる予定で、厚生労働省はこの報告書をもとに、早ければ来年度中にも調査を始めたいとしています。
02月05日 12時43分
データはアメリカに差し出すんですか?